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このクルマ、ご存知でしょうか。中国のソックリさんではありません。

まず上の写真、顔だけを見て下さい。キドニーグリルにも似た鼻先をしていますが、フロント部はボンネットフードの穴なんかもあってか、全体的にはランエボ風な迫力のある顔つきをしています。

でも下の写真、顔を隠してAピラーから後ろだけを見れば、マイルドなシェイプはどこと無くA4が思い浮かぶ気もします。膨らんだフェンダーの分だけS4に似ていると思われる人もあるでしょう。

クルマの歴史も短くはありません。科学や技術、工業デザインが世界中で日々進化していることを考えると、その時代その時代で似たようなクルマが現れるのは必然なのかも知れません。必ずしもどちらかがホンモノで、どちらかがソックリさんと言い切れないと思います。

ちなみにこのクルマ、ポンティアックのG8というV6のクルマです。れっきとしたアメリカのクルマです。写真のせいもあると思いますので、実物を見たらぜんぜん似ていないってこともあるかと思いますが･･･。

このオーバーフェンダーが特徴的なチョロQのようなクルマたち、エンブレムを見ずにどこのブランドか当てられますでしょうか??

これら3台ともシボレー、すなわちGMなのです。私はてっきり日本車か、それを模倣した韓国車か中国車かと思いましたよ、こんなコンパクトなクルマ･･･。

来月のフランクフルトショーに出展される、蝶ネクタイを付けたシェビーのコンセプトカーです。手前が1.2リッターガソリンターボ、左奥が1.0リッターディーゼル、右奥が1.0リッターガソリンといずれもコンパクトなエンジンを搭載しているようです。

まぁ、ヨーロッパのマーケットを強く意識しての出品のため、こんなちっちゃなクルマを並べることにしたのだと思いますが、GMもここまでコンパクトなクルマを、OEMに頼らず自ら作る気があるのか（どうかはっきり分かりませんけど･･･）と少し感心しました。

特に環境問題に関心が高いヨーロッパでいっぱいクルマを売りさばこうと思えば、こういったコンパクトカーを並べるのも正しい選択なのでしょう。コルベットやアストロ、トレイルブレイザーではそっぽを向かれてしまうのでしょうかね。

ちなみに、手前が『Fit』ではなくBeat、左奥が『Bb』ではなくGroove、右奥が『ist』ではなくTraxと呼ぶそうです（笑）

ハマーのH1です。H1ですから元祖ハマーといいましょうか。そして、オリジナルよりかな～りストレッチされています。

このクルマ、アメリカ軍の軍用車ですが紛争やテロの多い地域での要人輸送に使われるために試作されたもののようです。実際に配備されているのかどうかは不明です。

しかし、アメリカ人というのは際限なく!? クルマを伸ばします。これもある意味リムジン車とも言える訳なのですが、こんなに長いホイールベースを持ったクルマをどうやって運転するのでしょう（笑）

まぁ、広い土地を持つお国柄なのでしょうか、日本人の私にはこのクルマの機動力に疑問を持ってしまうのですが、そんなことはお構い無しのような豪快さです。きっと実物を見たら、その大きさや長さにびっくりさせられることでしょう。