伊勢神宮参拝強行軍その３

さてさて・・宿と言えば何を想像するだろうか？

美味しい食事、至れり尽くせりのサービス、温泉・・いろいろあるが
とどのつまりそれは「癒し」ではないだろうか？

今回我が家族も当然、そういう風に考えていた。
そう・・到着するまでは・・
高速に乗ってからすぐに、参拝の疲れもあってか、息子→妻→母の順
で眠りに落ちた。

宿までは伊勢から小一時間程度・・
今回の宿は「摩洞温泉涼風荘」なんとも怪しげな名前だがどんなもの
だろうか？
これは妻がネットで見つけた宿だ。
伊勢からも近いし、三重に住む妻の親戚も近い、まぁ理想的な場所！

さて、ナビの画面にあと少しで着くよ！と言う表示か出てそろそろ
目視出来る位置に来たなぁと思いながら見たその先にその宿はあった。（ちょっと古びた感じ）

「こ、これは・・・（絶句」

山の上に在るように見えるが実は小山の中腹に建っているという
感じで、第一印象「大丈夫か？」
とりあえず宿の前に車を停め、荷物を下ろす。
玄関には多数の家族の名前が書いてあり、その中に家の名前もあっ
た・・まぁ当然だが・・にしても意外と人気があるようだ。
結構なグループが来ていたしね！

さて、車を所定の場所に駐車し、ロビーに戻ると関西風の仲居さん
がにこやかに出迎えてくれて、案内が始まる。
外観同様中も古びていたが雰囲気は悪くないな・・とか思いながら
仲居さんに連れられどんどん奥へ進む！

普通であればそろそろエレベーターがあるのでは？と思うのだが
いつまでたってもその気配すらない・・あるのは階段・・（え？）
たまりかねたお袋が仲居さんに聞いた。
「あのぉ・・エレベーターは？」
「御免なさい・・無いんです」
わぁお！
まぁ見たところ３階建て・・エレベーターは無くても普通か・・
でも我々の前に広がっていたのは２０段は在ろうかという階段で
あった(^_^;)
その階段をひいこら言いながら上り。ようやく部屋の様な物が見え
たのだが、仲居さんはそっちには見向きもせずさらに上へ・・。

しかもその階段、洞窟をイメージしたのだろう（摩洞つうくらいだ
からね）岩の階段・・さらに付け加えるなら段差が微妙に違う！
これはかなりツライ。。伊勢神宮参拝のダメージもあり家族には
疲労の色が・・特に妻は爆睡している息子を抱きかかえての上り
さぞ辛かった事だろう（お疲れ様）

癒しを求めるはずの宿で強烈なダメージを受けた我々だったが、
その後用意された食事は、そんな疲れを吹っ飛ばすほどの迫力が
あった。

お造りに、肉の陶板焼き（多分松坂牛・・超絶美味かった）、鯛の
舟盛り、伊勢エビのタルタルソース焼き、天ぷらの盛り合わせ・・
とどめは多分松坂牛のすき焼きにアサリのしぐれ煮茶漬け！！
かなりのボリュームと美味！！！！
息子はお子様ランチだったんだけどこれまた凄い！
大盛りのオムライスにエビフライやら唐揚げやら・・・
こと料理に関しては大満足！！！！！
だが・・・我々にはまだ最後の試練が残っていた(^_^;)

長くなったので続きます。

写真はすき焼きです・・奥に見える空き瓶は「チェリオ」福岡では
珍しい飲み物ですねん（懐かし美味い）