ローダウンとロール量
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
現在ローダウンしないのはロール量が増えるからです
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解説動画を見つけました【2021年9月24日追記】
↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/129351/car/2562696/6559622/note.aspx
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以前CADで作図してロールセンター出してた【2021年9月27日追記】
ノートは車高を30mm下げるとロールセンターは60mm下がるそうです
↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/129351/blog/42545881/
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興味がある方向けにやや長文です
頑なにローダウンしないのは過去にローダウンしてバネレートを3倍くらいに上げてもロールが増えたこと
(ロールセンター○○が出る前)
お詳しい方は読み飛ばしてください(ボロが出る)
車がロールするのはハンドルを切った時のタイヤが生み出す求心力に対する遠心力
どこかを基点にして重心が高いほどロールします
基点はどこかというとロールセンター(瞬間回転中心)
ロールセンターから重心が離れているとテコの原理でロールは増えます
ドレスアップを抜きにして重心を下げたいから車高だけを下げるとロールが増えます
補足
サスペンションを変えたらロールは減ったよ!
という感覚も正しいです
正確には素早い動作は伸び側の減衰力がロールスピードが抑えられるので場面に寄っては減ります(ジムカーナなど}
ストロークスピードはショックアブソーバーの仕事
ロール量はスプリングレートで決まります
2
問題は車高を50mm下げた場合にロールセンターはどうなるかというと、ストラット式は元々低いのに加えて車高を下げた以上に下がります
地面の下にもぐることもあります
つまり重心はさらに離れてしまいロール量は増える
ただしバネレートとショックアブソーバーの減衰力を見合った値に充分高めスタビライザーを強めれば低いロールセンターはメリットとなりタイヤを地面に押さえつける事ができ強いグリップを得られます(地中から引っ張られる)
それには高いボディ剛性と軽量化,低重心化が必要でファミリー向けではなくなってしまいます
これを高次元で実現しているのがポルシェ(RR)です
日本車ならスバルWRX,BRZ,トヨタ86あたり
ストラット式サスペンションはボディとの取付点が3点しかないので取付点の強度も必要になります
3
ストラット式サスペンションで車高を下げてもロールが増えない方法は無いの?
ありますあります
『ロールセンターアジャスター』を使う
ロールセンターが下がるのはロアアームの角度が下向きから水平,上向きになってしまうためです
ロアアームを下向き方向へ戻してあげるとロールセンターは上がります
上図の右(本品と書かれた部品)
これで純正に近いバネレートでOK
以上で車高とロールの話は終わり
わかりやすい動画(6分30秒くらいから)
↓
ロールセンターアジャスターを付けないと”タイヤ”と”走り”はこうなります。[他3件]【GS相談室】
https://youtu.be/gUcER1nq6uQ 4
ストラット式サスペンションはスポーツ向けなの?
発想は逆でエンジンルームを広げる,室内を広げることが可能となり、横置きエンジンのFF車には最適で部品も少なく安価に出来ることからファミリー車に多く採用されています
ダブルウイッシュボーンの方が歴史は古くメリットは多いもののFFには不向きでファミリー向けには減りました
他にもマルチリンクはスポーツ向けに採用されているのにF-1はダブルウイッシュボーンなの?とか興味があったら調べてみてください
サスペンションはとても奥が深いです
5
おまけ
車ってロールするのが当たり前になっていますが、油圧や電子機器がなくてもロールしない、または曲がる方向へ内ロールさせる事も可能です
重心とロールセンターを逆にするだけです
おしまい
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