目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ドアのスピーカーは足元に有り、且つ真正面にセンターコンソールがあるために音が乱れてしまう。
特に低音は、センターコンソールを触っていると判りますが、かなり振動しています。
その振動が低音の歯切れを悪化させます。
そこでスラント(勾配をつける)化することで音像定位が上がると同時に高音域はクリアーに
低音は余分な反響音がなくなり歯切れの良いサウンドとなります。
2
スラント化するにはスラントインナーバッフルを使うのが一般的ですが、残念ながら楕円スピーカー用の物は有りません。
楕円バッフルと円形スラントバッフルを組み合わせ、スピーカーも10cm丸型スピーカーに換える手も有りますが金が掛かり過ぎるので、楕円で強行します。
そこで考案したのが、防振ゴムと吸音シート(エプトシーラー)を組み合わせてダンパー効果をもたせるハイブリッドダンパー式スラントバッフルとしました。
一般的にスピーカーはガッチリと固定すると言うのが常識ですが
それはリスナールームを前提としたもので、
車ではエンジンを止めて静かな状態が該当するかと思いますが、自動車の本質から外れますね(^^
走りを楽しみ、ピュアーなサウンドを追求するのが私の理念です(^ー^
(本当は結果的にコジツケもありますが(爆)
3
今回使用した材料は
①倉敷化工製防振ゴム KA-10 ※パーツレビュー参照
②日東電工製吸音シート(エプトシーラー)
まずスピーカー取り付けネジ穴下側2箇所に4mmのタップを立てるか、タップが無ければ4mmのビスをねじ込んで溝切りします。(画像右上)
その穴に防振ゴムをネジ込みます。その際防振ゴムの根元部分の金具を回します。外側の金具を回すとゴムが剥離します。
画像下:防振ゴム取り付け状態
4
防振ゴムが付いたらエプトシーラーを貼り付けます。
エプトシーラーは第一層は全面に、二層目を下側半分に貼り付けます。
なお上側のネジ穴部分は5mmナットが入るように刳り抜いておきます。
5
それではスピーカーを取り付けます。
その際、スピーカーとベースの間に5mmナットを挟んで締め付けてください。
下側防振ゴムのナットの締め付けも忘れずに!
6
スピーカーをスラントにしたことにより、インナーパネル(内張り)が嵌らなくなっています。
そこでスピーカーホールの画像の部分の張り出し部分をカットします。
なお、せっかくスラント化してもスピーカー前のカバーがノーマルのままだと音が死んでしまいます。
ここは、思い切ってハニカムホール加工しましょう。
手間は掛りますが、此処を加工するだけで、高級スピーカーと交換するよりも大きな効果を得ることが出来ます。
7
順番が前後しましたが「ハイブリッドダンパー式スラントバッフル化」完了の図です。
8
完成の図
画像&見た目でも分かりづらいです(^^;
ではオーディオスタート♪
音像定位が上がっているのが確認出来ます。
センターコンソールは相変わらず振動していますが以前に比べると弱くなっています。
(センターコンソールの制振化も、近いうちにトライします♪)
その影響か低音にスピード感が出ています。
今まで若干の反響混じりの低音から”Dom!Dom!”と小気味良いサウンドとなっています。
以上、生みの親バカインプレッション込みの報告でした~(笑)
注意:”音”の評価については、個人差がありますので、すべての人に満足が得られるものではありません。
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