rodosukeのブログ一覧

“ＲＳ”アールエス・・・

何とも心躍る響きを感じ得ます。







ちょっと前の事になりますが、書店にて買おうか迷って買わなかった本がありました。

「世界のＲＳ」と言う書籍なのですが、やはり手元に置きたい本だと思いアマゾンにて購入。
内容は各ＲＳを網羅しておりまして、なかなか面白い本にまとめられておりました。



当ブログでの第一回目はポルシェのＲＳです。“レンシュポルト”Renn Sport＝「レーシング向け」
ＲＳと言う言葉を聞いたのはポルシェ901型73カレラＲＳからでした。

なんと言ってもスーパーカーブームに育ってますから「サーキットの狼」の影響による所が大きい。
主人公のライバル的キャラの“早瀬左近”の愛車が73カレラＲＳ、まさに最初のＲＳになる訳です。

ポルシェで言うところのＲＳは半端ない印象が強いですね。
カレラの名でさえ高性能モデルに与えられるのに更にＲＳ（レーシング向け）が付くのですから。
ちょっと最近のポルシェモデルに思う事ですが、カレラの名が標準モデル化してる様な？
ＲＳと言う響きも好きですが、“カレラ”と言う称号も好きなものとしてはちょっと・・・な気がします。

話戻しましょう。73カレラＲＳ翌年にデビューしたビックバンパーベースの930型74カレラ　ＲＳ3.0。　
73カレラＲＳが1580台の生産台数に対して74カレラＲＳは109台・・・

画像も少ないなぁ・・・。でこれはプラモデルのパッケージです。ほんと希少車。
スペック的には73カレラＲＳの車重1075ｋｇ、210馬力に対して74カレラの車重900ｋｇ、230馬力。
1967年に20台生産された911Ｒに近い過激な数字になっておりますが、語り継がれる知名度は73カレラＲＳが圧倒的。画像が少ない事しかり、情報の少なさ故にその実態がイマイチ掴みきれません。

その後十年を経て再度リリースされたＲＳ。
ＷＲＣ制覇を目標に登場、僅か20台生産のRenn Sport　911ＳＣ/3.0ＲＳ。

ラリー仕様の車重960ｋｇ、255馬力。１トンを切る車重にこの馬力は痛快でしょう。
勝つ事をメーカーから託されたマシン。正にＲＳであります。

ポルシェはこの後911ＳＣ/3.0ＲＳを別格として17年ぶりにＲＳモデルをリリース。
964型のカレラ3.6ＲＳ　当然のごとく人気沸騰。

カレラ2のボディを補強、そしてエアコンレス、後席省略など各部に軽量化が行われた車重は1230ｋｇ（カレラ2比-120ｋｇ）とカレラに対して10馬力のアドバンテージのエンジン（260馬力）を搭載しております。

また翌年にはカレラＲＳ3.8がデビュー。

3.6モデルより更に-90ｋｇの車重は1140ｋｇ、そして300馬力までＵＰされたエンジンによりパフォーマンス向上。“レンシュポルト”そのものであります。

そして1995年には993型のＲＳがリリースされます。

300馬力、車重は1279ｋｇ。バリオラム採用により全回転域にわたりトルクの最適化が図られます。画像のＲＳは少し前にないじぇるさんのお店見かけた実車です。売りに出てましたが自分の頭の中の妄想では買いました（笑）
自分の目で初めて見たポルシェのＲＳモデルでしたが、素直な気持ちで欲しかったですねぇ・・・

こちらの97カレラＲＳはまだ売ってる様ですよ。ちなみにプライスは850万円。

フェンダーなんかもスゴイねぇ～、あぁあ～、宝くじ当んねぇかな・・・
＊ないじぇるさん画像お借りしました。ＮＧだったら言ってください。

空冷時代に突入してのＲＳ。996型ではカレラの称号ではなくホロモゲーションの関係からかＧＴ3ＲＳへ。

車重1360ｋｇに381馬力のパフォーマンス。ＲＳモデルとは言えぐっと増えた車重は？
いかに“レンシュポルト”とはいえ構造上仕方ない事なのでしょうか。

そして現代の“レンシュポルト”へと繋がって参ります。
ＧＴ3ＲＳ（究極のＮＡ）


ＧＴ2ＲＳ（過給器ついてますので現代ポルシェ911の究極モデルでしょう）

パフォーマンスはもうプロレーサーでないと引きだせないレベル。そうなるとねぇ・・・
まぁ、価格も自分には論外レベルです。

ポルシェのＲＳ。如何でしたか？第一回目のＲＳは凄く濃いでしょ？
最初に言った通り、ポルシェのＲＳは半端なく魅力的・・いや魔力的なのですよ。