
イギリスが産んだ最も偉大なロックバンドはCREAMで最も偉大な偉大なポップスバンドはBEATLESだとずっと思っていますが、最も偉大なエンターテイナーで歌手でパフォーマーはこの人をおいて他にいないと思います。しかも他との比較ではなくて桁違いに凄いと思っています。
しかしなぜか今は忘れ去られているように感じるので知らない人に知ってほしくて取り上げました。
活躍したのが60代の私が小学生だった1960年代の後半からという遠い昔なので仕方ないかもしれません。この頃夢中で見ていたテレビ番組には、ボンカレー(画期的なレトルト食品の元祖)のCMと一緒に記憶している時代劇の「素浪人月影兵庫」などがありました。(時代劇なのに爆笑の連続だった)
参考までにこの頃の小学生男子はみんなのび太と同じ感じの半ズボンをはいていました。
ビートルズやクリームと活動時期が完全に重なるので、こんな人と演っていたのか❗️とビックリな「ニューロック」(1960年代後半に生まれたロック)の連中とテレビで共演した映像もいっぱい残っています。
この人は絶対に未来永劫に残さなければならない人間文化遺産だと思うので紹介します。
今取り上げておかないと知らないままで終わってしまう人がいっぱいいると思うので知っている者として紹介するのが責務だと思いレコード編と映像編を作りました。
特に映像編は桁違いなパワーで「激しくダンスしながら歌う」姿と当時のニューロックやR&B(リズムアンドブルース)だけでなくポップス全般の一流ミュージシャン達との共演をいっぱい収めました。こういう凄い人たちとの共演の場面は子供の頃は全く記憶にないので、日本の放送ではこの部分は時間の関係でカットされていたのか?とも思います。
トムジョーンズは歌だけ聴いてもメチャクチャ上手い人ですがそれだけではなく野に放たれた野獣が服を着て踊っているような規格外の踊りがなんと言っても見ものです。
子供の頃母と一緒に毎週「トムジョーンズショー」(調べたら原題は「ジスイズトムジョーンズ」でした)を楽しみに見ていました。広めのスタジオに観客席が四方を取り囲むように配置されていてその中央のステージで狂ったように踊りながら歌う姿は今でも頭に焼き付いています。
それと、生のビッグバンド(ジャズオーケストラ)を従えて唄う形式も当時ならではのもので、日本の音楽番組も生バンドでした。
日本の音楽番組はこういう海外の番組をお手本にしていたのでしょうか?
とても贅沢なやり方だったと思います。バックコーラスの人数もいっぱいです。もうひとつ女性だらけの客席の熱狂する様子も映っています。トムは観客の女性に近寄ってハンカチを受け取って額の汗を拭いて返したり観客の女性にキスする場面もよくありました。ステージの色が場面によって変わるのも贅沢な感じです。
今はこれに相当する番組はないので当時の方がススンでいたのではないか?と思うほどです。
これを見て踊りとはキチンとトレーニングされ統一されたBTS的なものだけじゃない事を知ってもらえたら…と思います。
「パワフル」や「ダイナミック」という言葉はこの人のためにあるんじゃないかと思うほどピッタリな言葉だと思います。唄うとは、踊りとはこういうものだという事を超久しぶりに観て改めて思い知らされました。勝手に体が動き出す感じで内から湧き上がってくるエネルギーが他の歌手とは比較にならない感じです。共演したスターたちの歌も今の歌手の何倍も上手いのではないかと感じます。(これらと比べるとECのヴォーカルもとても物足りなく感じます。)
クルマに例えると排ガス規制の無かった頃のムスタングやシボレーやカマロの雰囲気ではないかと思います。(トムはイギリス人だけど)そういえば、その頃流行った「マテル」の「ホットホイール」でよく友達と夢中になって遊んだなあ…
調べたら1968年に日本に上陸したから、入ってからすぐに飛びついた事になります。それまでのミニカーと違って画期的に速いスピードが出て専用のプラスチックのレールを走らせて競争したものだ…
母が夢中で観ていたのも納得です。昔はよかったといいたくはないですが、これを観ると思わず昔は良かった!と言わずにいられなくなってしまいます。
声量も踊りもこんな規格外の人を他に知りません。Maloもそうですが、日本人からは最も遠い種類の人だと思います。
歌だけも聴いてほしいし、「トムジョーンズショー」と他のスターたちとの共演も見てほしいので3部構成にしました。
トムジョーンズヒット曲集(シングル盤音声編)
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トムジョーンズショー(テレビ番組の映像編)
日本では「ダンス天国」というタイトルで流行った。確か布施明がよく唄っていたと思う。
身体の動きがまるで違う!
脳ではなく血管が勝手に躍っている感じ。
唄だけでも桁外れ!
トムジョーンズショー(ポップスターとの共演編)
CSN&Yとも一緒にやってた!超貴重。
ECとも共演したアレサとの共演。超貴重!アレサソウルフルで上手い!
伝説の歌手ジャニスとの共演!これを見つけた時は驚いた!ジャニスは唄だけでなく踊りも凄い!周りで踊っている観客風ダンサーたちもプレーヤーのカッコも、60年代っぽさ満点。トムも楽しそう!
ゴーゴー喫茶がはやっていたのを思い出す!
※ゴーゴー喫茶はディスコの前身。という事はクラブの前前身か?
メチャクチャ流行ったブラジル66と!
ジョーコッカーやムーディーブルースと。トムはジャンルを超えたスーパースターだ!
若いスティービーワンダーとも!
ソニー&シェールのシェールとも!
5人目のビートルズと言われたビリープレストンとも!(ECの日本公演にも来た事がある)
最後にトムとは全く違う曲になっているのでとりあげてみた。
Posted at 2022/12/15 05:51:17 | |
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