ENDLESS 6POT CALIPER System Inch Up Kit
VAB用6POTシステムインチアップキットを装着しました。
キット型番:EC6XVAB
ローター仕様:345mm×32mm厚 2ピースローター
ブレーキパッド:MX72PLUS
オプション
高耐熱塗装:モノブロックグレー
ベルハウジング:タフラムコート
キャリパー彫文字加工:赤ロゴ
今回のキャリパー交換に関して、思い入れが強いためレビューも長めです。笑
VAB純正ブレンボ4POTキャリパーがOHのタイミングになり、、そのままOHすればイイものの、悪い血が騒ぎ・・・。
VAB純正ブレンボの制動力でもZ3程度のハイグリップラジアルでちゃんとABS効かせられるし、コントロール性も不満はありませんでした。ただ、周回数を重ねたり、コーナリング中にU/S消すのに左足ブレーキとか使いだすと、一気にダストブーツが熱劣化してOHの時期に来てしまった感があり、耐熱性に期待して6POT化に踏み切りました。
で、6POT化に向けて、エンドレスの他にもVAB後期純正6POTブレンボや、D2のモノブロックキャリパーも視野に入れて検討しました。
VAB後期純正6POTブレンボはモノブロックでありながら比較的安価。ローター径340mmとVAB前期4POTの326mmからはローター径もアップしているものの、ローター厚は30mmのままで一緒なんですよね。キャリパーとしてはモノブロックでブレーキのタッチは良くなっているのでしょうけど、耐熱性という意味ではローターが歪みやすそうなスペックに見えて・・・。
D2のモノブロックキャリパーは6POTモノブロックでローターは356mm×32mm厚。価格はエンドレスの通常の6POTと同価格帯でモノブロックが手に入ると考えるとキットに関してはコスパは高い。が、消耗品に目をやると、、ブレーキパッド超高い。600℃まで対応のスポーツ用パッドで定価41000円~と!半年に1回ペース以上でパッドを消耗している走行会ドライバーには、ちょっと受け入れられない。。OHキットの値段もHP上にはなくアフターメンテナンスにも不安が・・。
という訳で、Made in Japan で消耗品の供給の心配もなく、ランニングコストも良心的(ブレーキパッドはVAB用純正4POTブレンボ用より安い!)なエンドレスのキャリパーにしようと検討を開始。
検討の詳細は下記ブログ参照。
https://minkara.carview.co.jp/userid/131020/blog/43795617/
エンドレス社にも直接問い合わせして、やはりレヴォーグ6GTはローター径355mmと大きいものの6POTワゴンベースで仕立てられていて、キャリパー自体がスリム。見た目違いはないように見えるが通常の6POTに比べキャリパーボディがスリム化されていてローター~キャリパー本体の距離が短く熱が伝わりやすい。そもそもレヴォーグというクルマの性格を考慮して、耐熱性を犠牲にホイールとのマッチングの容易さを優先してドレスアップ目的で設定してあるとのこと。私のキャリパー交換の目的は耐熱性の向上なので、却下。
そして、最後に悩んだのが、通常の6POTかMONO6Sportsか。
通常の6POTにフルオプションするとMONO6Sportsとほぼ同額になる絶妙な金額設定。
モノブロックの剛性感は味わってみたかったものの、いかにも“エンドレス”と主張が強すぎるブルーアルマイトは嫌だったのでどっちにせよオプション仕様したくなってしまう。。(最初からRacingMONO6のようにレーシングアルマイトが標準色だったらMONO6Sportsに傾いていたかもしれない…)ただ、エンドレスのモノブロックキャリパーシリーズにはダストブーツがなくピストンシールだけなのが私にとっては非常に大きなデメリット。
秋~春に向けてのサーキットシーズン、スキーシーズンと被るので(笑)、スキー行った翌週にサーキット走行など、無茶なことを1台のクルマでやっているので、ダストブーツレスのブレーキキャリパーじゃ即ピストン錆てダメになっちゃいそうで、モノブロックは諦めました。
(ちなみに、雪道走行後すぐに下回り高圧洗浄したりしてもらったりしていますが、ステンレス製のフジツボマフラーも錆が、足回りアーム類にも表面に錆が、、車高調のスプリングにも錆が、、、な状況です・・。これはこれで困った。)
ということで悩みに悩んで(?)、エンドレスの6POTにすることに。
ローターは純正サイズ326mm30mm厚のレーシングローターに8ヶ月前に変えたばかりでまだまだ使える状態だったのでキャリパーだけにしようかな、、と思いつつ、ローター厚32mmに魅力を感じ、ローター径345mmのインチアップキットに。
前述のとおり、いかにもなブルーアルマイトは嫌だったので、色替え前提だったのですが、アルマイトか耐熱塗装かでまた悩み、、、アルマイト処理は購入時にしか選択できない(OH時は塗装しか選択肢がない)のでレーシングアルマイトに魅かれつつ、雪道走行での塩カル+サーキットでの熱で、アルマイトの変色は免れないであろう、と思い、高耐熱塗装のモノブロックグレー+彫文字レッドロゴ仕様(なんちゃってRacingMONO6仕様)に。
実際に装着してみて、『うん、地味』笑
玄人好み(?)な仕様になって狙い通り。もう若くないし。
とりあえず、まだサーキット走行はしていませんが、街乗りでの当たり付けはそこそこしました。
ブレーキパッドは今まで4POTブレンボでも使っていたMX72PLUSですが、初期制動からブレーキ踏力に対する制動力は上がっているように感じます。
6POTキャリパーにしたら初期制動から制動力あがりましたーと喜んでいるレビューをよく見かけますが、私的にはそんなの不要なんです。奥まで踏力に対してリニアに制動力が立ち上がってくれればそれでよし。奥でタイヤがロックしてくれれば、その間がコントロールの幅だからです。今回ローター径もアップしてしまったのでパッドが同じで同じペダル踏力でブレーキ液圧が同じであれば当然制動力は上がってしまいます。同じ制動力を得るのに熱的には余裕が出るはずですのでそこに期待してます。
制動力アップによるコントロール性の悪化は私の右足ないし左足の分解能向上に期待w練習がんばろ。
ローター特性温度高めで、摩擦係数低いブレーキパッドが欲しいこの頃です。という訳で次はMX72シリーズではなくCC-Rgにしようと思います。
ローターは変色しにくいようにタフラムコート仕様に。
今までEスリットローターを使っていましたが、本当にパッドの減りが早いので今回は普通にカービングスリットに。
さて、秋のサーキットシーズンが楽しみです。
(コロナ落ち着いてるといいな…。)
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バックプレートは干渉するので、カット&防錆ブラック塗装。
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モノブロックグレー 6POTキャリパーにタフラムコート2ピースローター
激渋い。
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ADVAN RGⅢ 18×9.0 +45
18インチだと外周クリアランスも余裕ですね。
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キャリパーとのクリアランスも全然余裕。
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GRB純正OP BBS
18×8.5 +55
スペーサーなしで入った!
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GRB純正OP BBS
外周もRGⅢより余裕はないけど問題ないですね。
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スポーク側も4mm位は隙間ありそう。
ここが心配で彫文字にしたんすよね。
でも余裕でした^^v
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HRE P44SC
19×9.5J +45
コンケーブキツクてVAB純正4POTブレンボ避けれないが
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スペーサー無しで避けれた!キャリパーが周方向にスリムでローター径UPで位置が外側にいってくれたので。
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とは言えツラ合わせのために11mmワイトレ。
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ホイールのフィッティング作業には我が家の3姉妹が手伝ってくれました。積極的に手伝ってくれれば、、、
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今はまだ純正バンパーですが、足回りはとりあえず2020年仕様になりました。外装はもうちょい!

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