
が~っ、きつい~、コンチキショー。
一人暮らしが長くなるにつれて独り言が多くなってきます。気持ちを口に出すと少しは気が治るかと・・・。気持ちは多少治ったにしろまだまだ厳しい坂は続きます。しかし、こんなに立ち止まって休んでちゃルイゾン・ボベ様に申し訳がたたない。というのも今日はルイゾン・ボベの名を冠するジャージを着てきたのであります。霊験あらたかなジャージをまとって居ても私の貧脚に効果はなかったようです。ひ~(泣) しかし、自転車ジャージというものを初めて買いましたが、着心地は抜群でさらに背中のポケットはiPhoneを入れとくのにとても有効でありました。これは、先行予約で買った甲斐があったというものですよ。
ところで、立ち止まって休んでいたら、上から昨今のカッコ良い自転車でサーっと下ってきました。「あと少し!」と彼、「おーっ!」と私。しかし、この場合、少しというのは彼の主観で私の感じるところとは違う訳で、実際に後少しと思っていた距離では到着しませんでした。上り始めから考えればあと少しという事なんでしょうけど。しかし本当に自分はなんて言ってもらいたかったんだろう・・・。何年か前、秩父の有間峠を越えて飯能側に下っているときに、反対側から上ってきた自転車から、「あとどのくらいですか~?」と聞かれたので、「まだまだだよ~」と答えた事がありました。聞いた人は結構疲れていたようで、私の返事を聞いてがっくり来てました。この場合、どうせすれ違うだけだから、「もう少し、頑張れ~」と答えた方がよかったかなと後から思ったのであります。どっちが良いんだろ?
さて、思いつきで出かけたので、この道がこんなにきついとは知らなかった。これなら事前にルートラボで確かめとけばよかったなぁ。
安易に広島の南端に行こうと思いついて出掛けて来ただけなので、フェリーの中で地図を見てたら、倉橋火山を見つけたので、ついでにそこにも寄って行こうと気楽に考えてました。事前に綿密な計画を立てる訳じゃないので、行き当たりばったりのすごく薄っぺらな旅ではありますが、私はいつもそんな感じなので仕方ないです(笑)
本日のルートはこちら。
いつも通りの、宇品港であります。いつ来ても叙情的で良いですなあ。

受け側の係員が良い位置に立ってくれるのです。
そういえば、これもおニューです。

GIRO RUMBLE VR であります。
私のバンビロ足にこれはちょっと細めですが、後半に多少痺れてきたものの、履き心地はなかなかです。
切串港に入港です。なんか久しぶりに江田島にやってきたな~。

8月は青春18切符旅で自転車は乗らなかったからね。
フェリーには5台ほどの自転車が載ってましたが、一列に並んでいる姿を見て、やっぱり俺のが一番端正でカッコ良いとニンマリ。

自己満足の世界だからいいでしょ(笑)
しかし、カッコ良い自転車も壊れちゃダメです。

港から走り出したら、舗装の悪いガタガタ道を通り過ぎて、ドンドンとSiri圧がかかったらピラーの前側を押えているボルトがどこかに吹っ飛んでました。
仕方ないので、道端で拾った針金を巻いて応急処置。
しかし、いつもは工具袋の中に結束バンド持っているのに、な~んと、今日はレーサーだからアーレンキーだけで良いやと本体は持ってきてません(泣)
なんて事だ!結束バンドを忘れたとは・・・。
とりあえず、針金効果が効いていて、切串から自衛隊学校までやってきました。

もう秋祭りの準備なんでしょうね。しめ縄を引いてました。
学校前のいつもの場所で休憩。

今日は、このように軽装であります。前のフロントバッグはザオーを介して付けてます。
ボトルケージには、リコーからもらったタンブラーが入ってます。ところで、このタンブラーに描かれているブルーのイラストは旭光学を代表する一眼レフですが、さてなんでしょう?

これは、気持ち保冷の効果がありますが、口をつける側が正面向いてるのでホコリやらなんやらがたまります。しかも、500mlペットボトルが全部入らないという(泣)
そして、江田島に来て「よく」現地買い出しするホムセンに寄って無事結束バンドを購入しました~。

これでバッチリです。やっぱ結束バンドだよなぁ!
でも後から考えたら、なぜホムセンでボルトを買わなかった・・・・?
夏の定番のマンゴーアイスも今年はあまり食べなかったな~。

しかし、最近コンビニのアイスはどうも緩い感じがします。ケースの上からサッと取っちゃダメですね。下の方の冷たい奴を取らなきゃね〜。失敗!
早瀬大橋に上ってきました。はぁはぁはぁ・・・

島旅は橋の上り下りに手こずりますね。良い加減慣れろよ>自分
倉橋島に入ったら、いつもの道とは違って南下します。そして、火山アタックコースに左折します。
今はバイパス(トンネル)が出来て便利になったようですが、その昔はこちらの旧道が主要道だったんでしょうか。

この辺りはまだちゃんと乗って進んでいます。
走りながら撮る余裕もあったりして。

今日はグローブしてきていません。グローブはそんなに必需品とは思って無いですね。学生時代に使って居たグローブが、汗がひどくて死にそうになるくらい臭かったのでそれがトラウマになってグローブは敬遠気味(笑)
旧道から、火山へのアプローチの林道が分岐してます。左側から上ってきて右へ曲がります。

曲がった後の勾配が見えますか(笑)
それでも、頑張って上ります。

しかし、きつい・・・。
火山周辺の地図を一応出しときましょう。

上っている時は、北側ビュー。登頂したら南側ビュー。
これは北側ビューです。先ほどの早瀬大橋が見えます。
しかし、辛いな~

戻って来てから、ルートラボでコースをレビューしてると、なんとこの区間は16%とか18%か出て来てました。
しかし、なんとかゴール。

ルイゾン・ボベ様に申し訳がたたない・・・
バッタも呆れてます。

・・・なっ、訳ないか(笑)
ドン突きからは、自転車を置いて登山モード。

しかし、この木の階段がさらにキツイっす。
上っていくうちに一段の高さがドンドン高くなっていく(泣)
新しい靴はこんな道はもちろん、岩上りもちゃんとグリップしてくれます。
これは良い!と思ったけど、何とかという金具?を底に付けたらダメなんでしょうかね?
高くなるにつれて北側ビューも鮮明になりますね。

休んでいる間、見下ろしてたら、右側の貨物船がグルグル回ってました。なんかの訓練なんでしょうか?しかし綺麗に回るもんですね。
そして、ピーク。倉橋火山408mであります!

ヤッホー。
そして振り返ると大きな岩が!

ここに上って初めてゴールですかね。
しかし、手のひらが真っ赤。これはロープのせいじゃなくてハンドルの跡(笑)
そしてゴールの展望はこんな感じ。やっと南側ビュー!
俺は今、猛烈に感動している!
と口に出して言ってみたらとても気持ち良かったです。

2枚目の正面の橋で繋がってる島がこれから目指す最南端であります。まだまだ遠いな~。
下りの途中で見た、凄いデカイ岩。

そういえば、北側ビューで見える陀峯山に上った時もこんな岩山だったね。
自転車まで戻ってから、下りはバンバン行きますよ~って。
そして、南側の桂浜に下って、お昼にしますわ。

地元の魚が美味かったけど、それ以上にうどんの出汁が美味かった!
サイクリングすると汗かくからやっぱ塩気は大事ですな。
桂浜から、倉橋火山を見る。

桂浜には泊まるところがあって、一泊した後に頂上を目指すというのが一般的らしいです。
海岸沿いを、上ったり下ったり・・・。そしてなんとか最後の橋、鹿島大橋にやってきました。

眼下の海はこんな色。まだまだ夏色だよな~。
鹿島の道の終点までやってきました。ここで行き止まりです。

ここ鹿島は、段々畑で有名なところだそうです。第6回美しい日本のむら景観コンテストで受賞したようですね。今回はもう帰りの行程が気になって気になって、段々畑は入り口だけ見て戻ってきました。
段々畑より、こんな景色の方に気を取られます(笑)
それからは、桂浜まで戻りましたが、来た道を帰るというのが一番嫌いなので苦痛以外の何物でもありませんでした。桂浜からは上り返しがありましたが、今度はバイパスのトンネルを抜けて一気にビューんと(笑)
そして、これまた久しぶりに音戸の瀬戸に到着。150円払って渡してもらいました。大きな船の行き交いもなく静かな海峡でした。

乗船は私1人であります。贅沢だね~。
海の上では徐航っていうんだな。

徐航と最徐航の違いは何?
そして、呉港に到着しました。30分後に広島行きが出航です。良かった間に合った~。

今日はめちゃくちゃ干潮で引いてます。船に乗るのは下りだからちょっと楽(笑)
夕日に向かってフェリーは進みます。

カメラ女子が、夕日を汚いガラス越しに撮ってる後ろ姿が美しかったのでパチリと。
宇品港に着岸するちょっと前に、前後を入れ替える為に180度ターンします。

少し赤くなった青空がゆっくりと回って、何かとてつもなく美しかったです。
走行距離 概ね104km