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2013年11月17日

松姫峠で考えた

松姫峠で考えた 青い空、赤や黄に燃える山々、目に見えるものがこのようにスバラしいのに、どうして自分はこんなにナーバスにならざるを得ないのか?舌打ちしても地団駄踏んでも呪いの言葉を吐いても状況は変わらず。前に進む事が出来ないのであります。足の筋肉がピクピクして痙攣してしまい、ちょっと進んでピーンとつって、立ち止まって息を整えて足を伸ばす、しばらくしてまたノロノロと漕ぎ出して、ピクピクが出て来たなと思っているうちにピーン。あ〜、足が痛て〜。マジで。




山梨県の大月と小菅の境にある松姫峠(1250m)を超えてきました。猿橋駅をスタートして、猿橋をちらりと見て、松姫峠を超えて、下った所で鶴峠に登り返して上野原にもどるという、60km弱のコースであります。朝方の湿った空気も日の出とともにカラッと晴れ上がり、青い空がバーンと広がったツーリングにはもってこいの天気になりました。前回の松姫峠アタックは、降雨の為猿橋駅で勇気ある撤退をしましたが、今日はそのリベンジも兼ねてであります。また、今回は、某クラブの公式活動なので、S先輩と部員及び関係者の2名さらに私という4名構成であります。その2名は名うてのレーサーとトライアスリートでありまして、早いの早く無いのって、同じ2つの輪っかで走るものでこうもまあ差が出るのかという感じでありました。結果的に彼らには途中まで何度も様子を見に戻って来てもらったりして、負担をかけちゃいましたが、それさえも登坂練習の一環のようにも見えて、「キツいな〜」と言いながらもヒラリヒラリと登って行ってました。流石にいろんなレースで結果出す訳だ・・・スゲー。

猿橋からはジワジワと登るアプローチがいきなり始まりますが、これをかなりのハイペースで入って行きます。こんなに飛ばして大丈夫かよと心配してましたが、その心配は自分だけ当たりました。所々でS先輩が待っていてくれたので助かりましたが、いつものちんたらペースと違うので結構キツかったのであります。しかし、松姫峠。これは大変だと最初から心構えはありましたが、下ってさらに上り返す、鶴峠にはやられました。高々ちょっとの標高差と思ってましたが、ヘロヘロになって超えて来た身にとってあの直登はないだろ・・・(泣)。しかもそれを超えた先には、さらに名も無いピークが一つあり、2重3重の苦しみでありました。もう私の足は出し尽くして残ってませ〜ん。それでも、なんとかかんとか上野原に下る事ができ、今回の旅は無事終わりました。ちょっと切ない気持ちともうやっちゃたぞという満足感の入り乱れる不思議な気持ちで自転車バラし、東京行きの快速に乗り込んだのでありました。



朝まだ暗いうちの出立です。

これから先、中央線が人身事故で止まっているとも知らないで・・・。



新秋津から武蔵野線に乗り換え、西国分寺で中央線に乗り換えようとおもったら、なんと中央線は止まっていると・・・。車内のアナウンスでは、このまま府中本町まで行ったら南武線で立川にいけますよという事。だったら府中本町まで行っちゃおうと、そして南武線に乗り換えたら、今度はハイカーの立ち話を聞いてたら次の分倍河原で京王線に乗り換えれば高尾まで行けると・・・。それはナイス。ということで、京王線経由で高尾まで進みました。結果的にはこの作戦は成功し、高尾からの松本行きに乗り込む事が出来ました。



松本行きの列車は比較的空いてました。途中止まる駅では、ホームにススキが。




ちょっと湿っぽい猿橋駅に降り立った時には、町の上に霧の帯が見えました。これは今日は天気はバッチリ。




中央線の事故での犠牲になったS先輩が到着しました。

自動販売機、営業妨害?



山行きのバスも、それなりのお客さん乗ってます。




準備できたのでスタートしましょう。




20号を上野原の方にちょっと戻って名勝猿橋。




一部分は紅葉してましたが、橋の下あたりはもうちょっとかな。




じゃ、本格的にスタートしましょう。




と、どんどんペースは上がっていって・・・、そしていつの間にやら一人旅。



松姫温泉のところでS先輩が待っていてくれました。

ここも紅葉。



さらにスタート。ダルい勾配が続きます。ヤンなっちゃうね〜。




空が広がり明るくなって来ました。




深城ダムが見えて来ました。

ダムの事務所でダムカードをゲット。これでダムカードは3枚目となりました。



ダムからさらに登って行くとはるか遠く(雲の下)にガードレールが・・・・




紅葉してます。

(気持ちは高揚しておらず、どよーんと・・・)



足は痛くてキツくても、景色は気持ちがいいよな〜。




随分待たせちゃいましたけど、やっとこさ追いついた・・・。

ポカポカ陽気で談笑タイム。(遅参した私は関係無いけど・・・)



振り返ればそこに富士山が。




だったら、大峠や雁ヶ腹摺山はあっちの方か?




そして、ある程度時間が経過すれば峠に到着できるのです。

頑張った自分を褒めてあげたい。



峠からちょっと入った所でランチ。やっぱりこんな道の方がこの自転車には似合ってるな〜。




そして、松姫峠のダウンヒルを楽しんだ後、運命の分かれ道。
どうしてあの時奥多摩に降りるコースを選ばなかったのか・・・。




地獄の直登。紅葉で騙されましたが、奥から九十九折が始まります。




そして、鶴峠。




こんな舗装中心のコースに連れて来てゴメン。




この様な道は、このような自転車向きなのね。




こちらの自転車のリムは、ディープリムというのだそうですがリム自体を持たせてもらってビックリ。
超〜軽い。信じられない。私の山車のサドルとピラーと同じ位の重さであります。




じゃ、気を取り直して下りましょう。


下りの時だけ隊列組んで走る事ができます。



そしてフィナーレ。西日に輝く上野原駅。




終わりよければ全て良し・・・としましょう。

お疲れさまでした。




走行距離 概ね60km


最近、自転車には良く乗ってるつもりでありました。平地をビューンと走って、今日も走ったな〜と思って満足してたんですけど、このような峠行をすると馬脚を現してしまう訳であります。もちろん探検隊を含めた自転車遊びは好きなのでこれからも続けますが、それとは別にちゃんと走ってトレーニングしとかないと、これからもサイクルツーリングを続けてくためにはちょっとマズいな〜と、引きつる足と格闘しながら見つめた地面を見ながら思ったのであります。
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Posted at 2013/11/17 08:37:57

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この記事へのコメント

2013年11月17日 9:33
お疲れ様でした。
松姫峠→鶴峠!思い出しました。
http://blog.livedoor.jp/ajikoboo/archives/50299908.html#comments
ほぼこのコースを走りました。もちろんカーボンで...
今の私じゃ完走できないかも?
ハードな峠の組み合わせですからナーバスになる必要なしです。びしっ
コメントへの返答
2013年11月17日 12:07
いや〜、参りました。
以前というか、前回の撤退時にご紹介いただいたあじこぼさんの記事は拝見しており、師匠でさえ苦労するんだな〜と思って見ていた訳です。しかし今回はすっかり忘れてました。 バカ>自分
雛鶴を超えてとは、さらにハンディがあった訳で、鶴峠の直登はキツかったでしょう。しかもその先も意外と長く、暗くなりつつ進むのは心細かったんじゃないかと。まあ私としては、途中経過はどうあれ行って来ちゃったから一安心ですが、この日の事を忘れずに鍛錬しなきゃな〜とおもうのであります。
2013年11月17日 9:59
出鼻の電車の事故は大変でしたね。
でも、昨日は天気が最高でしたから行けて良かったですね。
松姫と鶴、私は別々に行きました。一緒に行ったらやっぱりつらいでしょ。メンバーも超強力そう(笑)。
登りは(私は下りも)自分のペースじゃないと後でがっくり来ますよね。私も松姫がそうでした。体調が良くなかったことも有りますが、サイクリング初めてという人に負けてはいかんという感じで登ってひどく疲れた記憶があります。そういえば峠の石碑は昔と同じみたいですね。
確かに楽しく走るのに多少の走りこみは必要でしょうけど、色んな楽しみ方がありますもんね。
コメントへの返答
2013年11月17日 12:17
出鼻の電車の事故は大変だったようですが、私は迂回したので特別に被害は有りませんでした。おかげで、今となってはあまり乗らない京王線に乗れてしかも高幡不動の五重塔が朝日に輝いて綺麗だなというの見れてちょっとラッキー。S先輩は電車が激混みで大変だったらしいですけど。
松姫と鶴、あれは確かに別個の峠ですよね〜。鶴は単なる車道なので情緒も無かったですけど、上野原からのアプローチを考えるとかなりの難行の峠だと思います。
峠の石碑はかなりしっかりした物で、いままでイロイロなガイドや記事を見て来ましたが大体同じです。ティオさんの記憶から行くと少なくとも30年以上前からですか。県知事の田邊国男さんのサインがあるので完成は1967〜1979年の間ですね。
展望が良かったので振り返りが出来た事、紅葉が綺麗だったこと、空が近かった事、これは名峠と呼ばれてしかるべきと思いました。

2013年11月17日 13:01
昔NC誌にS氏が書いてましたが、峠の登りでもうダメだとなったとき、救心を服用するとあとひと頑張りきくそうですよ。
と言っても、ひと頑張りくらいでは敵わなそうな方々ではありますが。

筑波アタック3本! とか始めますか?
コメントへの返答
2013年11月17日 15:05
救心であとひと頑張りというのは、言われてみれば確かにそうですね。しかし、私の場合心臓より脚ですね。弱っチイ脚だなと何度も叩くはめになりました。(泣)もちろん付いて行く事は最初から考えてませんが、普通に走れないというのはちょっとね・・・。
>筑波アタック3本!
練習という律儀なのは性に合わないので、実践で数こなすしか無いですね。もっと走りに行こー。
2013年11月17日 17:08
いやあ~お疲れ様でした。
紅葉がベストでしたね。

鶴の登りかえしがあんなにキツイとは思いませんでした。スタートが1時間も遅れたのだから、全員奥多摩へ下りるべきだったのでしょう。ついついレーサーチームに引きずられてしまいました。引率失格でした。

登山のトレーニングに一番効果的なのは、登山だそうです。実際の山道でどこに足を置くかの判断力、不安定な足場で力を出すバランスは、平地では身につかないとのこと。自転車もきっとそうじゃないでしょうか。
私も、来年は、もっと峠に行こうと思います。
コメントへの返答
2013年11月17日 17:48
お疲れさまでした。流石に今日は一日バタンQと寝てました。途中、床屋に行きましたがそれから戻って来てまた寝たので気付いたらこんな時間になってしまいました。
あの登り返しはホントにキツかったですが、結果的にゴールの時間はまだ明るかったし、行動計画的には問題無かったと思います。まあ途中で声をかけていただいたように、過ぎてしまえば良い思い出になるというものです。
それにしてもレーサーチームの底力を垣間見る事が出来て良い経験でした。流石でしたね〜。

峠のトレーニングは峠ですね。仰る通りです。私もそれは確かにそう思いました。これからも頑張って走ることにしましょう。
2013年11月17日 18:18
お疲れさまでした。読んでるだけで心拍数が上がりそうですが、自分のペースで登れないのは辛いですね。
コメントへの返答
2013年11月17日 21:04
そんな事ありません、結局自分のペースで登りました。(笑)結果的にメンバーを待たせてしまいましたが・・・。待たされる方は迷惑だったかもしれませんが、集団行動だからゴメンねゴメンねという感じです。
しかし、天気は良かったし、山に登らないと見れない景色を満喫しました。

2013年11月17日 20:47
素晴らしい紅葉、深城ダムは放流までしてて良かったですね。
松姫峠、鶴峠は現役のサイクリスト時代に早朝発、夜帰宅の日帰りで行ったことがありますが、距離もさることながら勾配もきつくて、今の自分は原動機がないと無理です。
武蔵野線の府中本町で乗り換えて南武線は通勤で日々利用しています。
コメントへの返答
2013年11月17日 21:08
そうなんですよ。放流してました。
あの放流は、普段はやってないですよね。そういった意味ではラッキーでした。あと、事務所にダムカード頂戴とお願いしようとインターフォンを押した瞬間何も言わずに、当直のおじさんがダムカードもって出て来ました。休みの日の呼び出しは無条件でダムカードなんですね。紅葉に囲まれた谷間のダム、キラキラしていて美しかったです。
ところで、府中本町の乗り換えはヤヤコしいですね。今回は立川方面だったからイメージ付きやすいですが川崎方面はどのホームに行けばといつも迷います。直通にならんかなと思うのですが・・・。
2013年11月17日 22:38
出鼻をくじかれてしまうと、へこみますよね。
私もほぼ同じコースで走りました。鶴峠の上りは強烈な記憶です。天気が良くてなによりでした。http://yajir0be.blog10.fc2.com/blog-entry-84.html
コメントへの返答
2013年11月17日 23:01
おおっ!yajirobeさん さらに犬目も超えたとは・・・。いつもの記事を拝見してますが、改めて凄い人だと思いますね〜。ところで、犬目宿は学生の頃に超えたというか、峠の民宿に宿泊して忘年会をやりました。翌日は二日酔いでそのまま下って輪行だったかな?
鶴峠は、油断してるとやられる、くせ者の峠であります。ちょっとキライ。
2013年11月18日 7:32
鶴と松姫はもちろん行った事はありますが、それぞれ別に上ってます。ふたつセットだと苦しみも2倍ですね。私もどこどこに行くために日々トレーニング、なんてのは嫌いですので、いつも実戦がトレーニングになっています。なので最後にはヘロヘロになって駅で輪行作業をしています。
コメントへの返答
2013年11月18日 23:53
ううっ!健脚のうなぎやさんでさえも別々に行かれたと。2つだとそれぞれ苦しみはありますが、それでも松姫は抜群の展望が望めるから良しとして、鶴の方はどうしてもねぇ・・・。単独で上野原から谷筋を登ってくれば、点在する集落を楽しみながらというのもありますが、如何せん合わせ技だとすると比較の対象となってしまいますよね〜。
だから、私はツーリングにおいて、文字通り山場は一つで良しとする派なのであります。

プロフィール

「KUFUNG 12V充電式空気入れ 小型電動ポンプ 携帯便利 付自動車 バイク 自転車 ボール 浮き輪 風船用 https://www.amazon.co.jp/dp/B0180F55L0/ref=cm_sw_r_cp_api_QV4TAbB5QWM1X

これこれ!(笑)」
何シテル?   03/25 20:46
自転車は小さな旅の手段です。その自転車は主に鉄で出来てますが、必ずしもクロモリって訳じゃありません。古い自転車をレストア・カスタマイズしてます。クオリティは高く...
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