
寄せては返す波の音を聞いていると、大きなザルの中で小豆を転がす効果音を思い出したのであります。
あの、ザザ〜という音は、返す際に砂が引っ張られる音なんだなと波打ち際を眺めていて改めて気づきました。
その音も単純な繰り返しだけではなく、遠くなったり近くなったりと複雑にからみあっているものの、しばらくして気づくとまた同じ繰り返しになっている。大きな時間の中でグルグルしてるんですね。
誰もいない季節はずれの砂浜。水平線にうっすらとみえる工場の煙突や、その前をゆっくり動く貨物船。大きな時間の中で自分だけが止まっているような、取り残されたような気持ち、ちょっと怖くなっていきなり立ち上がってしまいました。
広島と山口の境にあたる、大竹市は広島の中でも煙突のならぶ工業地帯であります。まあ、広島にはマツダという別格の工場群もありますが、こちらの方が、いわゆる工場萌え向きな人々にはオススメな場所であります。そんな工業地帯の沖合に、阿多田島があります。大竹の小方港からフェリーに乗って40分程度で到着します。厳島神社のある宮島の南側で、西側には江田島が大きく見えます。阿多田島自体は一周走っても(もちろん歩いても)10kmにも満たない小さな可愛い島なんであります。フェリーを降りた港のあたりに集落が集まっており、ぐるりと一周した部分には殆ど人は住んでませんでした。周回道路も、途中崩落の傷跡がそのままとなっており、通行止めの看板が何箇所か行く手を阻んでました。しかし、通行止めの看板に対しての耐性というか、最近なんとなく無視することができるようになってしまった(おいおい・・・>自分)おかげで、ぐるりと島を巡ることができました。
9:30発の小方港発の船に乗って、帰りは阿多田島発12:30の船に乗りこんだ、たった3時間の小さな旅でしたが、なにかとても貴重な時間を過ごす事ができました。
本日のルート
今週も輪行からスタートであります。これに乗ってやってきました。

そういえば、先週の輪行時もそうでしたが、広島駅について自転車バラす時に忘れ物に気づき、一旦広げた荷物を再び仕舞ってから家に取りに戻りました。2回目ですよ、ホント、バカですね〜。
大竹はこんな所であります。

鯉のぼりが名物なんだそうです。
私は、工場萌えじゃないのでうまく撮れませんでしたが、こんなのが道沿いに並んでます。

空に昇っていく煙が綺麗ですよね。・・・あくまでも見た目ですが。
フェリーには大体こんな感じで立てかけております。

よく拭いとかないと塩分バリバリだな・・・。
は〜れたそら〜、そ〜よぐかぜ〜 なんて鼻歌もでるもんです。

スケール、違いすぎですかね?
これが、今日のフェリー 涼凪号であります。

桟橋には横付けになるので、車は横の口から乗り降りするのです。大きいのは切り返しがきついみたい。
船場の横でもこのように透き通っております。

若い頃なら飛び込んじゃうな〜。
港からいきなりの登りが始まります。

向かいの島は橋でつながってます。
島を巡る道はこんな感じです。
途中、道がいきなり崩れてました。

野趣あふれますね〜。
誰もいないビーチに降りてきました。
カーブを曲がるとまた違った海が見えてきます。

そうでもなきゃ、坂なんて上ってらんない(笑)
灯台資料館という触れ込みだったので坂をかなり降ってきました。

しかし、ここには灯台はなく、沖合3km先にあった灯台を見守る職員さんの官舎跡だったそうです。
仕方ないので、表に回って海でも見るか。

これを見たから、坂を上りかえす辛さは許そう。
橋つながりの向こうの島まで渡ってみましょう。

もうちょっと高い位置から撮れたらカッコ良いショットになったかも
島の間の、牡蠣イカダでは、釣り人が集まってます。

これはもう専用の釣りイカダになってますね。
人は700円、自転車は210円の足代であります。
帰りは、自転車バラすのが面倒だったので、自宅まで走っちゃいました。
走行距離 島内 8km 自宅まで 概ね 40km
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Posted at
2014/11/24 12:53:32