
勇気ある撤退をして、帰宅した後は虚脱感から昼寝をしてしまいました。狭い場所で寝てたら脚がつって痛くなって目覚めました。何もわざわざ狭い所で寝なくても良いのにと我ながら情けないです。しかも今日は残念ながら脚を使う事無かったのですが・・・、輪行袋を持って階段の上り下りを何度もした位ですかね。
気がつくと、カーテンの隙間から明るい光が・・・、って晴れてんじゃん。天気は回復と信じていたのが、今頃かよという感じでありますが、晴れるのが今より多少早かったとしてもあの時間に出発しないと松姫峠は快く迎えてくれなかったと思います。S先輩は猿橋に戻ると書かれてましたが、私は密かに奥多摩に抜けて帰ろうと考えていたのであります。
天気も回復したので、母親の病院詣では自転車で行く事にしました。ここで出番はミニベロであります。こんな時に引っ張りだすには中々具合が良いのです。雨上がりの空気はちょっとひやっとしていて、これは夏のそれとは確実に変っております。空気に緊張感があります。盛夏には汗がダラダラ出て嫌だな〜とか、直射日光にクラクラして倒れそうになったり、ホント暑いのはたまんねーと毒舌をはきながらも、アイス食べたり、ビール飲んだりしてましたが、それが出来なくなるのが寂しく感じるのはやはり夏が好きなんでしょうかね。暑いのは嫌だけど嫌いじゃないのであります。
自宅から病院に行くまで、一つ川を超えて行くのですが、そこは小さくても河岸段丘になっていて川に沿って至る所に段差があります。そこには短いながらも急な坂があり、中々苦しめられますが嫌いじゃありません。夏みたいなもんですね。今日もそこを乗り越えて行く事にしました。ワンターンの小さな坂なんですけど、これがかなりの激坂。ターンした後に苦しくなって蛇行作戦で行こうとした時に後ろから車が来てしまい、最後に脚を付いてしまいました。中々登りがいがある坂であります。
病院からの帰りもまだ明るかったので、普段通らない道を走ってみました。この辺りは父方の実家があった関係でそんなに知らない場所ではありませんが、普段通らないような道にも、小回りの効くミニベロならばどんどん入って行く事が出来て便利であります。住宅街や畑を抜けて武蔵野線を見下ろす高台に出た時に、遠く田無タワーが見えました。西東京の近くに住む人種にとってのランドマークはスカイツリーなぞではなく、田無にある電波塔であります。明日の天気をお知らせするライトアップが便利でありますが、油断してると途中にマンションが急に建ったりして見えなくなってしまう事がままあります。そんなタワーに久しぶりに再会した感じでちょっと感動してしまいました。
感動した後は、高台から坂をシューッと下り、それから後は、父親に連れられて実家に歩いて行った道などを思い出しながら辿ってみました。駅からの道すがらは昔とは随分変ってしまっていましたが、そこここで、立ち止まったり振り返ったりしながらあの頃を思い出す事が出来ました。自転車しかもミニベロなら簡単に止まったり走り出したりする事ができるので、やっぱり自転車っていいなあというオチであります。
空気は確実に秋の色をしております。
色を落としてみると秋の空気が際立ちますね。(そんな事ないか、テヘッ;)
河岸段丘の乗り越えますよ〜。上に見える木々の合間の道までUpします。
上から坂を見下ろします。シューと下ってますね。
朝にお世話になった武蔵野線の側道を走ってたら懐かしい型の列車が走ってました。
ワークマンの季節が近づいてます。
季節外れなんでしょうかね。路端に咲いてました。
先ほどの特急が走っていた武蔵野線と立場が逆転してます。上から目線?
ちょっとズームしてみました。建物の前に遠くタワーが見えますね。
さらにズームアップ!建物が清瀬にある東京病院だということがわかりました。

帰宅してから地図で確かめましたが、確かに高台と東京病院と田無タワーは一直線上にのってます。スゲー。
高台には、私の先祖のお墓があります。昔から高い所はご先祖様の場所なんですね。そこからピューッと坂を下ります。
この橋は昔、木の橋でした。しかも手すり無しで子供の頃はちょっと怖かった。
空から日本をみてみようで、西武池袋線を辿った時にでてきた、「キッコーマス」という醤油工場は子供の頃からありました。醤油町である野田ほどじゃないですが、この辺りもプーンと醤油臭がしてました。


建物の中を覗いてみましたが、もうここでは醤油は作ってないようですね。
今更あのニオイも無いだろうと思う反面、もしやと思っていた感傷的な自分がいたのも事実であります。
Posted at 2012/10/08 01:24:48 | |
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