『ちはやふる -結び-』

相当に期待値を上げて観に行ったけど、期待以上の作品に感涙。
素晴らしい作品でした。
たぶん、この３作目の企画プロットは当初から在ったんだろうな、と思います。
上の句・下の句の大成功で実現する事ができた作品でしょう。
映画冒頭は、ミスリードに誘うような導入。
清々しい余韻を残す完結の仕方。
原作のエピソードや主題を上手に汲み上げ、大胆な改変をしているのは間違いないと思います。
映画の成功が良い意味で『原作の呪縛』から映画を解放させる事が出来、映画３本の尺で千早と太一と新の物語を、まさに完結させていました。

こんなにも鑑賞後に瑞々しい余韻を残す作品は滅多に出現しません。
劇場で必見な作品です。

番宣では『青春映画の金字塔』と宣伝していますが、自分は否定的です。
青春映画ではなく『青春スポーツ映画』でしょう。
そして金字塔と云うのは…
個人的に青春スポーツ映画の最高傑作は『ピンポン』（映画）です。
『ピンポン』を超える映画は今後出現せず、また越えてはならない　という偏見フィルターを自分は持ってます。
このフィルターを通して
『ちはやふる』は『ピンポン』と双璧な青春スポーツ映画の最高傑作です。