
Kalafinaのライブツアー最終公演"Special Final"へ行ってきました。
2013.8.4(日)
東京国際フォーラムA
17:00~
ファイナル公演なので長文です。
個人的主観も入っている点はご容赦を。
セットリストに沿って動画も貼ってあります。
全曲はさすがに見つかりませんでしたが。
会場は東京国際フォーラムA。(以下、国フォ)
今年5月のKaji Fes.以来。
この時は、Kalafinaがここで単独公演をするとは(出来るとは)考えもしませんでした。
3月に発売された4thアルバム「Consolation」をひっさげて6月から始まった全15公演のツアーの千秋楽、しかも国フォという大舞台。
今ツアーは既に4回(中野、名古屋、富山、新潟)参戦してますが行っちゃうことにしました。
何たって”Special Final”ですから。
Kalafinaのプロデューサーである梶浦さんの前日からの呟きが何かを期待させるったらありゃしない。
梶浦さんも相当楽しみにされているのが伝わってきました。
ってことでユメノツバサでまずは羽田へGO!
ユメノツバサ
飛行機の翼とKalafinaのWakanaとKeikoがメンバーとなっているFictionJunctionの「ユメノツバサ」をかけただけです。
ちなみにこの曲のリードボーカルはKAORIこと
織田かおりさん
「癒しの美声」の持ち主です。
羽田から電車で国フォ最寄り駅の東京を通り過ぎて中野へ。
中野ブロードウェイの入り口で今回も一緒に参戦するシナモンさんと合流。
2年近く前のMay'nさんの中野サンプラザでのライブが知り合うキッカケでした。
中野ブロードウェイで用事があった訳ではなく、アーケード内を素通りして向かった先は、
ufotabele Cafe
Kalafinaが結成される理由となった劇場版アニメ「空の境界」。
Kalafinaはこの作品の主題歌を歌う為に結成されました。
当初はWakanaとKeikoの二人だけでした。
空の境界の中の「俯瞰風景」が3D化され現在劇場で公開中。
それに合わせた催しが開催されているので行ってきました。
入場方法は当日に配布される整理券による90分入れ換え制。
13時過ぎに到着。
幸いにも13時からの回に空きがあったので整理券無しで入店することが出来ました。
入れなかったらどうしようかと思っていたので良かったです。
自分は「巫条ビル」と「黒桐」を注文。
黒く細長いワッフルを立てて不気味な巫条ビルをイメージ。
白い何かが浮遊しているんじゃないのか。。。
さらに赤いストロベリーソースが血を連想させます。
知っている人からすればスイーツとは思えない恐ろしさですが、崩して食べるのももったいない気もしました。
店内にある原画のギャラリーも見学。
貴重な原画を生で観ることが出来ました。
こんな凄い絵を描けるなんて驚きです。
とても貴重な体験でした。
店内で原画集を買ってしまいました。
新宿に移動してタワレコでリスアニTVを購入。
店内は巨人一色でした。
次に向かったのは恵比寿。
たいやき屋の「ひいらぎ」さん
May'nさんが大好きなお店なので一度行ってみたかったのです。
部員暦2年でようやく来れました。
ちょっと固めのバニラのソフトクリームにたいやきを添えた「たいやきアイス」とクリームチーズ入りあんこのたいやきを注文。
バニラもクリームチーズもあんことの相性は抜群。
次回はノーマルなたいやきを熱々で食べたいです。
時間も迫ってきたので有楽町下車で国フォへ。
会場に着くと入場が始まっていたのでそのまま入場。
席は2階席前方の中央だったので、ステージがまんべんなく見渡せました。
ステージ両脇には大きなモニターも設置されており、ステージからは遠かったですがこれはこれで良かったです。
2階席ゆえ”立ちづらい”という点だけを除けば。
今まで参加した4公演を絡めつつ、セットリストに沿って振り返ります。
Youtubeの動画もあった分は貼っておきます。
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定刻5分過ぎに開演。
客電が落ちて拍手が湧き上がる中、暗いステージにフロントバンドメンバーの方々が入場。
overtureが流れるなか、3人の歌姫ズも入場。
佐藤さんのドラムによる曲スタートの合図
ワン ツー ワン ツー スリー フォー
(実際は、シャン シャン シャンシャンシャンシャン)
01. consolation
この合図がきたら「consolation」というパターンが埋め込まれてます。
私が参加した公演中、ホールバージョンはこの曲から、ライブハウスバージョンはoblivious→consolationの流れでした。
今回はSpecial finalだし変えてくるかな?とも思ってましたが、ホールバージョンの通常スタートでした。
一週間前は小さなライブハウスでの新潟公演だっただけに、国フォという大きな会場で堂々と歌う姿を目の当たりにして、すげ~な~と感心。
今回も調子は良いようです。
2ヶ月間、毎週末ライブをこなしてきた成果かな?
02. Kyrie
間奏部分で座ったまま腕を上げて回すというちょっと珍しい曲
- MC -
Wakanaの声が若干うわずっているような。
Keikoも珍しく言い間違いをして、言い直してました。
箱が大きいからか、ファイナルだからか、DVD/BD用撮影用のカメラが入っていたからか、緊張していたんでしょうか。
こういうのもライブならではです。
この公演はDVD/BDで映像化され発売されるとライブ中、早々にHikaruの口から発表されました。(発売日は未定)
早く欲しいです。
今回は他の公演と比べるとMCが明らかに少なかったです。
MCやアンコールでのHikaruのグッズ紹介もとても面白いので残念ではありましたが、この公演の趣旨からすれば仕方ないですね。
03. 胸の行方
Keikoの力強いソロから始まる曲。
今までのライブではCD通りに力強く歌ってきましたが、今ツアーでは力強さの中にも柔らかさを表現する歌い方になっていました。
Keikoは鉄板の安定感を持っていますが、そんな中でも色々と試みているようです。
04. Door
比喩的な歌詞が多いKalafinaの曲の中で、現実的な歌詞の曲。
とKeikoがMCで説明してくれました。
CDには入っていないKeikoのフェイクが終盤にたっぷりとあり、ライブでしか聴くことができない「Door」でした。
05. moonfesta~ムーンフェスタ~
昨年のみんなの歌の
「6-7月曲」
Kalafinaの3人が可愛らしく踊る姿が見られる貴重な曲。
- MC -
06. 花束 ※佐藤芳明:アコーディオン
アコーディオン奏者の佐藤さんが登場、5月に行われたKaji Fes.以来です。
Kalafinaの曲に初めてアコーディオンの音が入った曲がこの「花束」
佐藤さんの生演奏による重厚なアコーディオンの音色で始まり、「表現欲の塊」であるHikaruがちょっとクセのある歌い方が続きます。
その後Wakana、Keikoが乗っかってきて、アコーディオンの音色と見事にハマリます。
Kalafinaの新たな表現がまたひとつ生まれました。
本公演以外では、ピアノの櫻田さんが冒頭部分のみピアニカで生演奏してくれました。
ピアニカも侮れなかったです。
この後分かったのですが、佐藤さんの登場が”Special Final”のスタートでした。
聴き覚えのあるイントロが流れてきて、「まさかあれ?」
ステージ背後に「赤い月」が浮かび上がり確定。
07. red moon
2nd アルバム1曲目に収録されているアルバムタイトル曲。
暗さ、重々しさがこれぞKalafinaと思える大好きな曲のひとつです。
ライブで聴くとそのパワフルさに圧倒させられます。
今回のツアーでは聴けないだろうと諦めていただけに嬉しかったです。
次の曲も聴き覚えのある旋律が流れて「これってMagiaだよね?」
しかし通常バージョンとは違う上、3人の立ち位置がMagiaになりきっておらず中途半端。
隣のお方は「マギトロ?」なんて言ってるし。
そうあって欲しいですが、まさかね。。。
演奏に少しの間が空き始まったのは、ヴァイオリンの今野さんによるオドロオドロシイ「弦」による4人目の声。
とうとうキターーー!!
08. Magia[quattro]
quattroですよ、quattro=4ですよ。
この曲がライブで披露されるのは初。
いつかライブで聴きたいと思っていました。
さすがSpecial Final!
「弦」による4人目の「声」のおかげで歌も演奏も通常の「Magia」よりさらに力強く格好良かったです。
この曲が生で聴けただけでも来た甲斐があったというものです。
早くBDで観たい。
↓はquattroではなく通常バージョン
初めて観て聴いたKalafinaがこれです。
当時は名前しか知らなかったのですが、この動画でHikaruの格好良さに惹かれたのがキッカケでした。
- MC -
09. 木苺の茂みに ※結城貴弘:チェロ
二人めのゲスト演奏者が登場。
昨年12月のKalafinaのクリスマスライブで、「今野ストリングス」のメンバーとして演奏された結城貴弘さんです。
ゲスト演奏者が次々と現れると、Kaji Fes.を思い出します。
4thアルバム「consolation」に収められた新曲の中で、唯一「1st、2ndアルバムの頃のKalafinaらしいな~」と思える曲。
短い曲ですが、ゆったりとしたテンポで3人それぞれの声やコーラスワークを堪能できます。
10. 満天
11. to the beginning
木苺の茂みに→満点→to the biginningの曲順は、アルバムの収録順と同じ。
Kalafinaのライブだとよくあることですが、これが意外と良いんです。
ある曲を歌い終わると、自然とアルバム収録順での次の曲が思い浮かんで、
その通りになると嬉しいもんです。
Kaalfinaの3人がステージを後にして、フロントバンドメンバーさんによる演奏
12. when the fairy tale ends
劇場版「空の境界」音楽集より
この間にKalafinaの3人は衣装チェンジ
衣装チェンジを終えた3人が次の曲のイントロが流れる中、ゆっくりとステージに帰ってきて、
13. fairytale
14. magnolia
ここから終盤に向けてのラストスパート開始。
立ち曲が続くはずですが、この曲だとちょっと立ち辛い。。。
もっと立ち易い曲だと嬉しいのですが。
「sprinter」とか、「また風が強くなった」とか、、、
、
間奏の時に3人がステージを動き回って客席を指さしながら煽るのですが、今回は控えめな印象。
1階席の様子は前の数列しか見えなかったのですが、あまり立ってないような。。。
ライブハウスでなくてホール、しかも広いし。
立ち曲では立ちたい自分らにとっては、2階席は蛇の生殺し状態。。。
15. destination unknown
格好良い3人が観られます。
16. signal ※佐藤芳明:アコーディオン
Hikaruにピッタリな曲。
signalから途切れることなく、長いイントロを経て、
17. obbligato
続いて佐藤さんの力強いドラムが始まり、次に何がくるのかは皆さん分かってます。
すぐに手拍子が始まり、Keikoのお決まりのセリフに、会場中「うぉーーっ」
18. 音楽
ライブで盛り上がるのに欠かせない曲です。
自分が参加したホールバージョンでは歌われず、ライブハウスバージョンのみで歌われてきました。
今日はホールだけど歌ってくれるのね、さすがSpecial Final!
2階席なので立つのを我慢してきましたが(2階席で立つ人は少ない)、こればっかりは無理でした。
- MC -
19. 未来
CDとは違って、是永さんのギターから始まるのですが、これがいかにも「未来」を連想させる前向きな音が大好きです。
- Encore -
E01. overture(al fine) ~ ひかりふる
劇場版 魔法少女 まどか☆マギカ エンディングテーマ
ライブで何度も聴いてますが、
映画館のエンドロールで聴いた時のあの感動を上回る「ひかりふる」には今のところ出会っていません。
ライブよりCDの方が良い曲はこの曲だけかも。
- MC -
3人目のゲストが登場。フルート奏者の赤木りえさん。
梶浦さんの楽曲と縁の深い方なので、Keikoの口から名前が発せられた時の会場のどよめきが凄かった。
ここまでくると「Kaji Fes.」ならぬ「Kala Fes.」です。
赤木さんも登場したし、フルートが入っている4thアルバム最後の曲「夢の大地」で終わりだろうなと多くの人が思っていたはず。
しかーし!
Keikoの口から、、、
「光の旋律」
さらなるどよめき。
まさかのそっち?
予想外ですが嬉しいのは間違いありません。
E02. 光の旋律 ※赤木りえ:フルート
- MC -
ラストはこの曲しかないでしょう!
引き続き赤木さんのフルートの演奏による、
E03. 夢の大地 ※赤木りえ:フルート
ツアーファイナルを飾るにふさわしい歌と演奏でした。
いつまでも鳴り止まない拍手に、Wakanaはまたしてもウルウルきていたように見えました。
2階席でしたが、立って拍手を送りました。
テレビでスタンディングオベーションを時々見ますが、なんでわざわざ立つんだろう?と思ってましたが、ああいう場所で拍手以上の賛辞を表現するには立つしかないんですよね。
自然に立てました。
長いようで短かったツアーも無事に成功裏に終わって良かったと思うと同時に寂しくもあります。
しばらくライブで聴けない。。。
次はクリスマスライブだな♪
参戦した5公演の振り返り
中野(2日目) ホールバージョン
立ち曲に乗り遅れた不完全燃焼さだけが印象に残ってます。
これ以降の公演が良かったせいもあるでしょう。
名古屋 ライブハウスバージョン
空調が弱かったせいで開始早々から暑い暑い。
密集度も高く良い汗かいたし疲労感タップリ。
ライブハウスは室温高めの方が満足度は高いです。
高岡 ホールバージョン
Hikaruの地元なのでKalafinaと観客の想いが見事にかみ合ったのか、素晴らしい公演でした。
心に響くものがあるとすぐに涙腺が緩むのですが、歌声に何度も緩みました。
最初のMCでWakanaはいつもどおりな感じで話す→Keikoはいつもより短めに話して→
地元民Hikaruへバトンタッチ。
どちらも”らしいな~”と思いました。
新潟 ライブハウスバージョン
ライブハウスバージョンを求めて新潟へ。
Hikaruに注目すべくHikaruの斜め前で観てました。
ライブ中はほとんどHikaruを観てました。歌ってない時も観てました。
結果、Hikaruの良さが分かりました。
アンコール1曲目の紹介
Keiko 「空の境界から、、、 sprinter」
最高でした。
Special Final(このレポ)
Kalafinaのライブはもはや完成された感があります。
お金と時間を掛けて観に行く価値は十二分にあると思います。
本人達がまだまだやりたいことがあるようなので、今後も楽しみです。
CDで聴く、ライブDVD/BDを観る、色々な楽しみ方がありますが、ライブで生で観て音や会場の空気に触れるのも楽しみ方の一つでしょう。
期待以上の内容に大満足、参加して良かったです。
ライブBDの発売が待ち遠しいです。