Kalafinaのライブに行ってきました。
2016.9.17(土)
日本武道館
16:00~
最近のライブの振り返ると、
2015.2.28/3.1
Kalafina LIVE THE BEST 2015 "Blue Day","Red Day"
日本武道館
デビュー5周年を記念した初のベストアルバム「BULE」「RED」を冠した初の武道館公演が2Days。
過去の集大成だけにとどまらず、武道館という舞台にふさわしい新たなチャレンジを行ないKalafinaの新境地を示したライブでした。
2015.10.10~2016.1.30
Kalafina LIVE TOUR 2015「far on the water」
5thアルバム「far on the water」をひっさげたホールツアー
「色彩の旅」をテーマにして、前回の日本武道館公演同様に演出、振り付けでアルバムの世界観を表現したライブツアーでした。
そして今回のKalafina Arena LIVE 2016
特に何も冠してはいないが、初のアリーナツアーです。
アリーナゆえの難しさがあると思いますが、だからこそこれまでとはまた違ったライブとなるはず。
ということで、これまでのライブとは異なっていた点を重点的に書きます。
このライブの模様はWOWWOWライブで放送されます。
10/29(土)午後4時~
私の席はアリーナのやや後方。
それでもステージは割と近く、床も高いので視界は良好。
それまで流れていたBGMの音量が大きくなり、自然と拍手が沸き起こる。
薄暗かったステージが明るく照らされ静寂が訪れるがそこには誰もいない。
中央奥からKeikoが現れて、ゆっくりとした歩みでステージ前側まで進んで立ち止まる。
衣装はきらびやかな振袖のようなもの。
微笑みながら会場を見渡すが、いっこうに演奏は流れず歌いだす気配もない。
(体感的に)10秒後くらいだろうか、Keikoがアカペラで一人歌い始めたのは「アレルヤ」
ゆっくりとしたテンポで、ところどころにこれまた(体感的に)10秒くらいの空白を作りながら歌うKeikoに否応なしに引き込まれた。
1番を歌い終えると真っ暗になりKeikoが見えなくなった。
数秒後に照明が点くと、Keikoのすぐ両脇にWakanaとHikaruがいる!
この一瞬でどうやって現れたんだ?!と驚かされた。
演奏も加わり、アレルヤが続いた。
VIDEO
ゆっくりとしたアレルヤは今休養中で11月に武道館2Daysを控えてる人に向けて、旗を立てておくからちゃんと取りに来るようにと導いているようにも思えた。
1曲目から色々驚かされました。
暗くしないで明るくする、1人だけ登場、今までにない衣装、なかなか歌わない。もう二人がいきなり現れる。
拍手が鳴り終わると間髪いれずに「believe」
歌いだす直前に「バン!」と演出の破裂音。自分も周囲も盛り上がるどころか普通にビックリしてしまい演出効果としては???
MC
今回のテーマ「心の中の旅」
歌を通して皆さんが心に語りかけたり問いかけたりする瞬間が生まれるように。
ステージの両脇と中央にスクリーンがあり、中央スクリーンの巨大さに驚いたが、巨大なくせに画質も素晴らしい。
自宅でライブBDを見ているのと同じくらいと思えるほどの高画質。
自分の位置からだとスクリーンと本人が重なって見えるが、映像の遅れも全く感じられない。
これなら2階席からでもよく見えるはず。
2階席後方からだと、ステージ上の人なんて豆粒くらいにしか見えませんからねぇ。。。
ステージ両脇にも2階席手前まで行けるようなステージもあって、スクリーンと合わせて武道館のどの場所でも楽しめるように配慮されていました。
「red moon」
通常なら曲名にちなんで真っ赤な照明で照らされるのだが今回は白。
Wakanaの両肩だけが赤く照らされている。
2番終了後のコーラス部分で、両側にいるKeikoとHikaruのコーラスに合わせてそれぞれの背後のスクリーンでジャミジャミの模様が振幅を繰り返す。
中央のWakanaが加わると、天井からの照明の筋と背後のスクリーンの模様、Wakanaの衣装が繋がって滝のような一筋の流れが浮かび上がる。
歌と映像のシンクロはバッチリでした。
「音楽」
いつものように始まった「音楽」だったが、ここでも新たな試みがありました。
各パートの見せ場が終わったあとに、Keikoが「一緒に歌って」と促すとスクリーンに
歌詞が映し出された。
「魂が果てるまで、一条の光を信じて」
曲に合わせて大きさや場所、向きを変えながら表示され目が追いつかない。
(もちろん歌詞は覚えてるけど)
LiSAがよくやる手法です。
Keikoがリードしたが、歌いだしのタイミングが合わなかったり、Keiko自身の声も一瞬あれっ?と思えたりしたものの、初めての試みにしては上出来だったと思う。
Keikoは納得出来なかったようで「またリベンジさせて」と何度か言ってました。
アンコールを歌ってメンバー紹介が終わって、「ring your bell」が流れる中Kalafinaの3人がステージ袖に去っていった。
これで終りか~と思いつつも曲が流れっぱなしなので惰性で拍手が続いた。
ダブルアンコールを予感させる雰囲気はなかったが手拍子をやめるキッカケもない。
すると3人が登場。「拍手が止まらないから」
拍手と一緒に「もう1回!」コールが起こる。
「バンドメンバーはもう着替え始めてるだろうから、さくちゃん(キーボード)だけ呼ぼう!」
すぐさまさくちゃん登場。
キーボードにスタンばったさくちゃんとKeikoが次に歌う曲をゴニョゴニョと打ち合わせる。
「前回の日本武道館はsprinterで終わったから、sprinterでいい?」
いいに決まってるでしょ!大拍手。
全てさくちゃんに任せるからと、スローテンポのsprinterが始まる。
ゆっくりなのもいいねぇ。。。
この曲も後半部分でKeikoに促され、
君に会いたい
君が恋しい
君に会いたい
君が愛おしい
の部分を会場で何度も合唱。
Kalafinaがこういうことするとは考えもしませんでしたが良いものです。
心を惹き付けたり、ほぐしたり、開かせたりする仕掛けに満ちたライブで、Kalafinaの世界が多くの人の心の中に届いたと思います。
セットリスト
01. アレルヤ
02. believe
MC
03. storia (NHK「歴史秘話ヒストリア」オープニング・テーマ)
04. 星の謡 (9/16)/花束 (9/17)
05. neverending (9/16)/君の銀の庭 (9/17)
06. 胸の行方
07. ring your bell
MC
08. 夏の朝
09. 追憶
10. red moon
11. Magia[quattro]
12. to the beginning
MC
13. blaze
14. destination unknown
15. identify
16. signal
17. 音楽
MC
18. into the world (NHK「歴史秘話ヒストリア」新エンディング・テーマ)
encore
en01. overture 〜 in your eyes
en02. One Light
MC
en03. 光の旋律 (9/16)/ひかりふる (9/17)
en04. symphonia (9/16)/未来 (9/17)
w.encore
w.en01. sprinter (9/17)
とまあ、最近のKalafinaも良いのですが以前の割とシンプルなライブが懐かしくもある。
「lirica」でどん底に落とされたりとか。
リスアニライブのLiSAとの対バンが気になる今日この頃。