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あ、どうも。何の変哲もないクラウンセダンです。
実はこの車、いつからかわかりませんが、一つ小さな問題を抱えていました。
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右側のフロントウインカーが一部割れていて、そこから水が入ったのか、レンズの内側に結構な結露ができています。
みんカラにあげている写真を見てみると、車検を取りに行ったあたりではまだ結露ができていないようなので、どうやらうちに来てからのようです。
別に気にしなくてもおそらく問題はないのでしょうが、いざ気づいてしまうとどうしようもなく気になってしまいます。
というわけで部品交換を決行。
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そこで、部品を探しに、この界隈では有名な「八幡のスクラップヤード」へお散歩。
しかし、というべきか、当然、というべきか、部品のモギトリができる同型車はほとんど見つからず。
部品だけストックしているという店でも門前払い。
また、ツナギの人たちが闊歩する中、カジュアルすぎる服装で行ったのが悪かったのか、1台だけ同型車の廃車体をみつけたものの、店員から「さわったらアカン!!」とのお叱りを受けて収穫のないまま撤退。
やっぱり八幡は素人には難しいです・・・。
しかし運はここで尽きなかったようで、某通販サイトで売り出し品を見つけることに成功。
お値段、片側で送料込み2,000円ちょっと。
八幡に行って取り外す手間と「ヘンコのオッサンたち」と渡り合う手間を考えると破格のお値段です・・・・と思うことにしよう・・・
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あれ?
普通に交換するはずだったのに・・・
いざ部品を手にすると「こんなことができるんじゃない?」なんて妄想が脹らんできて、気がつくと「殻割り」していました。
と、書いてしまうと1行ですが、このライトのレンズとケースを分離する作業、通称「殻割り」は結構大変な作業でした。
レンズはケースに深く差し込まれていて、その両者は防水性を高めるために「ブチルゴム」という素材でしっかりと固定されています。
このブチルゴムは熱を加えると柔らかくなる性質があるため、接着面をドライヤーでガンガン暖めて、ゴムが柔らかくなったところで一気に引き離します。
が、4カ所のツメで止まっているのでただ力業で引き離せば良いというものでもなく、また、先述の通り、深く差し込まれているので、一辺ずつ引き離すというのは相当困難。
さらに、温度が下がるとすぐにゴムは硬化するので適宜ドライヤーで暖めながらの作業です。
ガンガンドライヤーで暖めて、少しでも動くと思えば、すかさず接合部にマイナスドライバーやスクレーバーを差し込んで広げる。広がったところに割り箸の切ったものなどの適当な角材を差し込んで、次の辺を暖める。
その地道な作業を繰り返すこと1時間、ついに「ニチャー」といった感触でレンズとケースに分離成功。
これだけ頑張って、やる作業は一つ。中のオレンジ色のレンズを取ること。
オレンジ色のレンズは上下4カ所のツメで止まっているだけなのでちょっとこじってやればすぐに取れます。
オレンジのレンズを取ったら、またケースとレンズをガンガンに暖めて、ブチルゴムを柔らかくしたところで元のように組み立てます。
右側用に新しく購入したウインカーランプで気をよくしたので、左側は実車から取り外しての「ぶっつけ本番」作業です。
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ウインカーの取り外しですが、この為に買ったと言っても過言ではない「CDライブラリー」の説明では
・エンジンアンダーカバー一部取り外し
・フロントフェンダーライナー一部取り外し
と、たったの2行でしか記述されていませんでした。
仕方がないので、やるだけやってみます。
まず、アンダーカバーの車両前方側、バンパーの裏にあるボルト4本を取り外し、その奥側(車両後方より)にあるボルトのうち端側の両側1本ずつを取り外します(私は手が大きいので外しましたが、手の小さい人なら外さなくていいかも)
次にアンダーカバーの両隣にあるフェンダーライナーの、バンパーとくっついているボルト、両側各2本と、フェンダーライナーとアンダーカバーの重なっているところに、アンダーカバーの裏側に隠れているボルト1本を取り外し。
そうやってアンダーカバーとフェンダーライナーをめくると、腕一本分入るスペースの向こうに電球のソケットが見えると、それがウインカーの裏側です。
ウインカーは裏側からボルト1本(写真の矢印のところ)で止まっているので、この隙間にレンチを差し込んでボルトを外すとウインカーがごっそり外れます。
ここまで使ったアンダーカーバー関係12本+ウインカー固定2本のボルトは全部10mmです。今回、交換作業自体に使う工具は10mmのソケットレンチだけかな。
なお、下からだと隙間が狭いので電球だけ交換する場合でもウインカーごといったん外した方が楽かもしれません。
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左側のウインカーの「殻割り」も一発勝負の割にすんなり成功(それでも1時間かかりましたが)したので、ふたたび組み付け。
元々はクリアーの電球にオレンジのレンズを通して光らせていたので、電球もオレンジ色のものに交換しなければなりません。
せっかくオレンジのレンズを外したのに、ただオレンジの電球を入れただけでは何も変わらないので、今回はオレンジ色の電球に銀色に見える加工を施した電球を装着します。
今回チョイスしたのはフィリップスの「シルバービジョン」
写真では「何となく銀色に反射するオレンジ球」程度にしか見えませんが、実際に装着するとぱっと見ではオレンジ球がそこに入っているとは思えない隠れっぷりです。
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オレンジ色が見えなくなるというだけでこうもフロント周りがさっぱりして見えるのかと我ながらびっくりしました。
モノトーンな感じが好きな私にとって想像通りの出来映えに大満足ですが、これを見た知り合いの大半の感想は「え?何が変わったん?」
自己満足の域を出ないのかもしれません・・・
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