ヘッドライトの内レンズ&反射板(リフレクター)を清掃するだけで明るさ激変
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
この最近、急激にヘッドライトが暗くなってきたので(パーツレビューにて紹介)この度、思い切ってそれまで応急的に付けていた「無メーカー品6000K」→安心のメーカー品「フィリップス6000K」に交換してみました。
おかげで配光、光量ともにかなり改善されましたが、それでもまだ何かもう一つ、どうも薄暗い気がしてなりません。
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それもそのはず、よく見れば反射板が曇ってしまっているではありませんか。しかも最も重要と思われる部分が...。
★画像をクリックして拡大してご覧ください、バルブの上部中心にその周辺でまさに路面を照らすのに重要な部分です。
なお、交換前の無メーカー品はUVカットも怪しく、また兼用タイプで遮光なしタイプだったことも関係してか短期間でこんな風に反射板にクモリが発生してしまいました。
いずれにしてもまずいことになりました。反射板がひどく傷んでいなければ良いのですが、簡単に拭くか磨くかどうにかして取れるものであればよいのですが...。ヘッドライトユニットの値段は恐ろしく高価です。
2
そこで早速、ダメ元でクリーニングしてみますが、やはりちょっと拭いたくらいではクモリは取れそうもありません。
かといって反射板は繊細で結構もろいものですので過激な事はできません。
また、万一のことを考えると何がどう反応するかわかりませんのでこの反射板部分に洗剤類は使えません。
よって、←左記画像のような「ガラス拭き専用ファイバークロス」を針金の先に巻き付けて根気よく水気だけでクリーニングしてみます。
※繊維や拭き跡、クモリやキズが残ると面倒なので、今回はそれらが残らず、かつ洗浄力が強いガラス拭き専用ファイバークロスを針金の先に巻き付けてバルブ挿入口から入れて拭いてみます。
ついでに、レンズ内側もキレイにしておくことにします。
※なお、針金の先端は、万一のキズ付防止に丸めておきます。また、針金自体も挿入口付近のキズ防止にビニール巻のものが良いように思えます。
★反射板クリーニングの際はそれ自体がピカピカしているため汚れやクモリがわかりにくいと思います。ライトをオモテ側(前側)から照射しながら(懐中電灯類で良い)クリーニングしてゆくと(汚れ箇所、クモリ具合等が)わかりやすいようです。
3
反射板を傷めないよう、慎重に少しずつ根気よくクリーニングしてゆくと少しずつではありますが次第にキレイになってきました。
※幸い発見が早かったこともあり、まだ表面上だけのもので内部までひどく浸食していなかったようで幸運でした。
少々疲れましたが何とか無事に
<出来上がり>
←上:曇った状態
←下:清掃後、ピカピカ
また、一見それほど汚れていないように見える部分もいざ拭いてみると薄グモリ状態だったようで拭いた箇所とそうでない箇所の差は歴然としています。そんな事情で内部すべてをクリーニングする羽目に。
4
それで肝心の明るさですが、
ビックリ!!大げさでなく2倍くらい明るくなりました。例えるなら、それまでかかっていたフィルターを外したような感じ、といったところでしょうか。照射ムラもなくなりまさに新車当時のコンディションに戻ったようなそんな気がします。
ランプのバルブそのものの性能ももちろん大切ですが、反射板による反射光だけが頼りのリフレクタータイプでは、いかにランプユニット側のコンディションが大事かを思い知らされた今回でした。
なお、ライトレンズの方は完全屋根付き車庫保管ですのでいまだ全く劣化しておりません。
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