不完全燃焼のストーブとその連想

昨年の冬場は職場のストーブが古いものと入れ替えられ点火後少し不完全燃焼があり異臭を漂わせていました。ここはお客様が訪れゆっくりお話をする場です。安心安全とプライバシーが最優先される場所です。訪れた人に心地良い環境を提供するのも私の仕事の一部です。担当者に危険を訴え改善を求めても改善されないまま一冬過ごしました。この部屋に割り当てられた新しいストーブはどこに消えたのでしょう。
今年度はコロナ禍の夏の暑さ対策もあり各教室にエアコンが設置されました。私の部屋の予算はついていないためエアコンは設置されません。窓を開けて扇風機をかけ汗をかきかきお客様をお迎えします。あえて言えば昭和の時代のような環境です。
コロナ禍の冬は換気のため常時窓を開けておかなければなりません。冬の寒さのなかでゆったりお話ししましょうというわけにもいきません。換気がいいから不完全燃焼のストーブでも大丈夫かと思いましたが臭いは相変わらずあり不快感を与えます。これはいけない、エアコンが設置されたのでストーブは余っているはずです。それなら以前あったストーブがどこかに眠っているだろう。それを取り戻そうと管理責任者にお願いしますが何の音沙汰もありません。昨年12月に危険で使えないことを２回お伝えしますが交換されないまま年を越します。この寒気のなか他の人もいる所で話をすれば事態が動くだろうともう一度お願いしてみるとストーブを交換してくれることになります。臭いが解消するかそれは保証できないと念を押されますが改善される可能性の方が高いのは確かだと信じていました。
心配事やストレスがあって訪れる人が多いところです。お客さんを迎えてお話をゆっくり聴くことを目的とした部屋なので臭いで頭が痛くなったり気持ち悪くなられては困ります。コロナ禍で窓を開け空気の通りをよくしていても臭っていました。新たに提供されたストーブは前に使っていたストーブです。なぜわかったというと部屋の名前が貼られています。

設置して試運転をしてみると
炎🔥の色もオレンジからブルーになります。
すぐに点火し、燃焼中の臭いもしなくなります。
窓を大きく開けていなくても換気ができるようになります。

ようやく訪れる人が気持ちよくお話しできる環境がまた一つ整いました。
私が何も言わなくても配慮してくれる所があるかと思えば業務に支障が出ることでも要望を突っぱねる所もあります。トップに直訴することはなるべくしたくないのですがせざる得ない職場もあります。前者は総じて人が大事にされており成果が現れやすい印象があります。自発的で創造的な人が活躍しやすい環境も個人の能力の発揮しやすさに繋がっているようです。どこでも皆さん一生懸命されていると思うのですが在り方が少しずれていると大事なものが見えなくなったり見落とされたりしがちなのはどこに行っても同じような気がします。

話は違いますが、
自動車も語らい合うことが大切なことのように感じています。車もオーナーにいろいろ訴えかけてきているので耳を傾けて聴くといろいろなことが分かるような気がしています。車とのやり取りを手助けしてくれる翻訳機『カーリンガル』が手元に一つ欲しいものです。