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こんばんは。
今日はこの冬で一番寒いです。とうとう雪が降りました。
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先日、加速ポンプノズルの小加工をしました。
ポンプノズルはキャブレター本体側の形状に対応して、
差しこみ部分は円弧の一部を削ぎ落した"D"形状になっているのですが、
キャブ本体の穴の公差に対応して、若干のがたつきがあり、
フタを締めこんで固定する際に、僅かとはいえ右向きになる可能性があるので、
できるだけ正面を向かせるべく、D形状の弦(直線)の部分に、
0.1mm厚のステンレス板を切り出し、瞬間接着剤で貼り付けました(中央銀色部分)。
(写真右側の平らに削いだ部分の微小な穴(4か所)がノズル吐出孔)
瞬間接着剤はガソリンに影響されないらしく、貼りつけも剥がすのも簡単です。
※接着後、じゅうぶん乾燥させてから装着してください。
滲み出た接着剤で内部にくっついてしまう可能性もあるので。
貼り付け後、吐出具合(吐出量、吐出方向)の再チェックを行いました。
マニホールドに組みつけた状態で、ポート入口での噴射位置も確認します。
ガソリンより若干粘度が高いようですが、今回も灯油を使って実験します。
◇ ◇ ◇ ◇
加工したノズル、穴に対しほぼピッタリです。
ステンレス板をハサミで切り出した際のかえりがある部分のみ、
差し込みがきついので、ヤスリで平らにしてOK。
吐出量はほぼそろっている(目視)ようで、
4気筒ともインマニ内壁に当たらず噴射されています。
ユーノス用インマニ、上から見ると、4番気筒はほぼ直線ですが、
前方に行くほどキャブが前方(右寄り)にオフセットされています。
(キャブから見ると、ポートは左寄りの位置)
4番気筒が左寄りギリギリに噴射されているので、
オフセット量の多い1番とノズルを入れ替えたところ、
左右方向はピッタリですが、他より低い位置に吐出されています。
吐出量自体は他とほぼ同量なので、高い位置から噴射するように、
ノズルとキャブ本体の間に挟むアルミワッシャー(0.3mm厚)を一枚追加し、
ノズルの位置を若干上げてみたところ、
ほぼ「ど真ん中のストライク」になりました(笑)
※ノズルは上からねじ蓋を締めて固定(厚手のOリングで締め代吸収)するようになっているため、
アルミワッシャ1枚分、ノズルが嵩上げされた分、
蓋とノズルが突き当たってしまい、Oリングが浮いた状態になってしまうので、
ねじ蓋とOリングの間にもワッシャーを入れる必要があります。
(無理に締めるとノズルとキャブ本体双方を破壊する恐れがあり要注意!)
◇ ◇ ◇ ◇
実際にエンジン稼動状態において、ポンプノズルからの燃料は、
ノズルから出るところで気流に乗って運ばれると思われ、
微小な方向性による実害はないと聞いていますが、
各気筒とも、真っ直ぐストライクゾーンに噴射されれば気分も良いというものです(^^)
始動前ポンピングの際に、生ガスがポートの奥まで届けば、
特に寒い時期は始動性が良くなるかも?(笑)
ジェット番手やエマルジョンチューブ番手の変更をキャブ調整、セッティングと思いがちですが、
実際には油面高をはじめ、正確に各部が作動するように調整することが重要で、
加速ポンプの吐出量や方向も確認・把握する必要があるはずです。
各気筒間の同調がとれていない状態でジェット変更など行うと、
実際の問題点に行き当たらず、迷宮入りする可能性が高いように思います。
エンジンから取り外し、インマニとキャブを組み合わせた状態にする必要がありますが、
さほど難しい作業ではないので、機会があればお試しあれ。
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