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灸太郎くんのブログ一覧

2026年09月20日 イイね!

DUCATI SSの整備【167】半日ツーリングとニードル・イリジウムプラグ再試行

 DUCATI SSの整備【167】半日ツーリングとニードル・イリジウムプラグ再試行
【新品イリジウムプラグ投入】
先日のパイロットジェット変更後、いろいろな場面で走らせてまずまず調子がいいので、
半日ツーリングを前に未使用のイリジウムプラグを投入してみた。

今回はデンソー製。以前のものとは違い中心電極突出タイプ。こちらの方が具合がいいはずだ。


ちなみにNGKイリジウムプラグと比較してみると、電極ギャップが狭い。
NGKは1.1mm基準のようだが、デンソーは実測0.9mm程度のようだ。

電極ギャップ実測値は約8.5mmと約9mmで、なぜか0.5mm程度のバラつきがあった。
極細の中心電極に力を掛けないように外側電極を開いて、両者0.95mm程度に調整。
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現車プラグキャップはNGK製汎用品、点火プラグはデンソー。禁断の組み合わせ?(笑)
NGK同士の組み合わせに比べて端子部の嵌め合いがきつく、好ましい。

交換してみると、中低速域のトルク感、負荷が掛かった状態のツキの良さの違いは歴然。
交差点右左折時やタイトコーナー立ち上がりでの開けやすさは強力な戦力となる。
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【余談】
以前デンソーのスパークプラグ部門はNGKに売却との報があり、デンソーブランドは既に廃盤と思い込んでいたが、本記事著述時現在、同社サイトには引き続きスパークプラグが掲載されている。

全世界政治的なEV化推進による内燃機関の生産規模縮小見込みでの事業譲渡商談だったと思われるが、
状況の変化を受けて売却金額の折り合いがつかないのかもしれない。

複数の知り合いから、デンソー製の方が高性能ではないか?との声を聞いていて、
デンソー製スパークプラグを事業継続してほしいところ。
(やや高価で、品番が判りにくく入手しづらいのが玉に瑕か)
(余談ここまで)
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【半日ツーリング】
以前からの知り合いと、初めて一緒に走りに出かけてみた。

当地は観光地でもないのに、このところ土曜や休日となると特に南北方向の渋滞が激しい。
ちょうど昼時だったが、残暑の中、県境を越えても市街地を抜け出すまでに結構な時間を要した。

そこからはストリートビューで下調べをした抜け道を試してみた。これは世紀の大発見!
路面の凹凸はあれど、日中も交通量僅少の峠道。信号もなく全線白破線。夢のよう♡(笑)

いつものルートは田舎道ながら交通量が多く、ほとんど黄線ゆえ遅いクルマに行く手を阻まれ、毎回悶絶しそうな区間なので(笑)非常に快適に時間短縮。
(お友達諸兄には内緒でお教えするので、希望者はご連絡ください)

その後は相方の案内で快調に飛ばし、無事にランチタイムに到着。
美味しい食事を前にしばし談笑。経歴を聞くと想像以上の走り屋のようで油断できない(笑)

食後はやはり相方の案内で、某農道を結構なペースで飛ばす。
これも下調べをしていたルートだったが走り甲斐があり、
具体的には書けないほど、距離の割りに短時間だったので拍子抜けするほど。

相方は半年ぶりのバイク乗車とのことだが、さすが歴戦の猛者。
優れたスピード感覚で中高速コースを強烈なペースでこなしていく。
カーブ入り口で素早くバイクの向きを変え、早いタイミングのスロットルONで立ち上がっていく。

当方は初めて走る中高速コースということもあり、到底ついていけないが、
回り込んだ中速カーブは以前よりは開けていけた自覚はある。
ただしローシート仕様ゆえか入り口の向き変えは鈍く、バイクの重心に対して着座位置が低いせいだろう、運転者の質量によるバイクに対する働きかけが弱い印象。
また座面とペグの間が狭く、やや窮屈なので身体を素早く動かしにくい。
以前の高めのシートに戻して、一人で再度走ってみたいところだ。

ちなみに相方は購入後殆ど乗っていなかったらしい、英国製3気筒大型スーパースポーツ。
特に登り勾配でのパワーの差は歴然で、さらには前後ともオーリンズTTX電子制御サスペンション装備。コンフォート設定で快適に走れたとのこと。
これは30年ものの900SSで対等に走ってしまっては先方に気の毒というものだ(笑)

嬉しいことに今年はいろいろな方面で友達付き合いが広がっていて、人生未曾有といえそうなほどである。
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かなり回して走ったので、帰路は明らかに排気音が軽快で良く響いていたが、
帰宅後、点火プラグをチェックしてみて驚いた。
まるでインジェクション車両のような焼け方で、碍子の奥まで白いまま!
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さすがデンソーというべきか?これならばもう少し燃料吐出量を増やしても良さそうな感じ。
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【ジェットニードル再試行】
ツーリング中も軽いアフターファイアが出ていたので、ジェットニードルクリップ位置を変更してみた。
(以下全て上から数えた溝の位置)
①クリップ位置2段目→3段目
とりあえず一段クリップ位置を下げてみた。
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ニードルの位置は高くなり、同じスライドバルブ開度ならばノズル開口面積が大きくなる=燃料吐出量が増えるが、
実験結果は低開度からの開け始めでボボボボッと著しくくすぶってしまい、不採用。

②クリップ位置2.5段目
二段目にセットしたクリップの下に0.4mm厚のワッシャを入れて、2段目と3段目の中間とする。
実験結果はこれも低開度からの開け始めでボボッと軽くくすぶり発生。

③クリップ位置2.3段目
上記の0.4mm厚ワッシャの代わりに、0.25mm程度の厚みの紙を打ち抜いたシムを入れてみた。
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打ち抜いたカエリが残らないように均して組み付けたが、実験結果は②とほとんど同じ。

④一段階吐出量の少ないニードルに変更。クリップ位置4段目としてみた。
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これも②③と同じような状況。開け始めが不調。
さらにクリップ位置を詰めてみたいところだったが、疲れたので手堅い選択肢に移行。

⑤結局元のセット(クリップ位置2段目)に戻す。
劇的ではないが低回転から開けただけきれいに吹けあがる。
開け始めでほんのわずかな遅れがあり、パイロットスクリュー調整で補正してみたい。


以上、丸々半日がかり。
残暑の中、変更一回当たりに30分は要し、試した変更はどれも不調続きでもうグッタリ(笑)
結構な労力と時間を費やして、大山鳴動して鼠一匹、というような結果だが、
今までの暫定的設定がピンポイント的にほぼ最適だったことが判明したことは収穫。

オリジナルのエアボックス+キャブレター+排気系(ローポジション)の最高到達地点といえそうだ。
労力を考えると、負圧式キャブレターのチューニングなど、キットパーツ組み込み以外にどの店も試さない筈である。
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【ローシートを900SL仕様に戻す】
低いシート位置の一定の効能は理解したので、再度900SL仕様に戻してみた。
フットペグは以前よりも上方かつ後方に移動しているが、ローシートよりも身体を動かしたり、姿勢を変えたりしやすい上、ひざの負担も少ない。

上記のジェットニードル調整の試運転はシート変更後に行なった。
低速ターンは半クラッチ操作含めうまくバランスを取る必要があるが、
バイクの重心に対して高いところから操る方が、具合がいい場面が多いようだ。

上記⑤の試運転時は、高い乗車姿勢にも慣れてきて、
ニードル設定変更のハズレ続きに対する怒りのアドレナリン大量放出もあり?
交差点右左折では積極的にバイクにハンドルを切らせるような動き(ハンドルをこじるのではなく、車体側の動きで切らせる)もできてきた。

子供の頃テレビで見たTBCビッグロードレース、菅生のシケインでのケニーやバリーらの走りを勝手にイメージしていた(笑)

せっかくの連休なので寸暇を惜しんで走り込み、能動的に曲がる感覚を沁み込ませたいところだ。

Posted at 2026/09/21 04:41:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記
2026年09月13日 イイね!

DUCATI SSの整備【166】アフターファイアその後(パイロットジェット変更)

 DUCATI SSの整備【166】アフターファイアその後(パイロットジェット変更)
このところ電気や車体周りをメインに手を入れていたが、
エンジン関係はキャブレターの簡単な調整程度で手付かずになっていた。

雨の止み間、少し涼しくなってきたので、アフターファイア対策として、
パイロットジェットを変更してみることにする。



【点火プラグの変更】
●以前は点火プラグは碍子部分が白く焼けていたが、油温が上がりやすかったので、
 ジェットニードルを変更・調整し様子を見ていたが、
 高めの回転域からスロットルオフにした際、軽いアフターファイアの発生に気付いた。
 あまりの暑さに作業できず、パイロットスクリュー調整でお茶を濁していたが、完治に至らず。

●ちょうどその頃、中古のイリジウムプラグを試し始め、中低速域のからの滑らかな吹け上がりとトルク感に感心していたが、碍子部分はくすぶり気味で釈然としなかった。
つい先日、山間路の道中に昇り勾配が続く区間でミスファイア発生し、これは御陀仏と判断、
携行していた通常品のプラグ(電極突出タイプ、以前使用していたもの)に交換した。
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イリジウムの時よりも焼けはさほど悪くないが、見えている面と反対側は少し煤け気味。
交換直後は非常に頼りない印象で、中低速域のトルク感が減少。じきに慣れたが。

●前述のイリジウムプラグ、扱いやすく調子は良かったが、時折不調になることがあり、
結局はバッテリーの寿命が原因らしく、突然死を経て未使用バッテリーに交換した。
その際、不調原因究明のため、接点復活剤で全て(!)の電気接点を手入れし、灯火類の光量アップなど改善はあった(以前記事に記載済み)
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【パイロットジェット変更】
手順としては以前にも書いているので割愛。
久々の作業なので、組み替えて試運転まで1時間以上要してしまった。
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右は番手の刻印を確認するための拡大鏡(笑)
オーバーサイズのパイロットジェットはダイノジェットキットに入っていたものと、
初期VMキャブレター仕様SR500用の社外オプション品。

#50 → #47.5に変更してみたところ、ファストアイドルを長めにしないとストールしがちだが、
排気音は澄んで響く軽い音色になり、吹け上がりもやや軽くなった気がする。

パイロットスクリューは1/8程度多く開けておいた。
アフターファイアは多少減ったような気がするが、高回転域まで回していないので何とも言えない。
大差はないかもしれない。
高回転・高開度からスロットルを閉じる際、完全に全閉にしない操作も有用かもしれない。

スロットルの引きが重いように感じていたので、キャブレター連結ボルト/ナットを少し緩めて、
スロットルグリップを数回開閉してバタフライバルブの軸心を揃え、締め直した。
作業に伴う同調の狂いを心配したが、測定してみると問題はなかった。
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排気音色が変わったせいか、ドゥカティらしく軽快になったような印象で、乗っていても気分がいい。

アフターファイアは派手に爆竹のような破裂音が鳴り響くわけではなく、
サイレンサー内部でときおりポンポンと鳴る程度で実害はなさそうなので、
必要ならジェットニードルのクリップ位置変更を試すことにし、もうしばらく様子を見ることにする。

今回はあくまで途中経過なので、これくらいで勘弁しておこう(笑)

Posted at 2026/09/13 23:31:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記
2026年09月08日 イイね!

DUCATI SSの整備【165】【追記あり】操縦性と走らせ方の模索

DUCATI SSの整備【165】【追記あり】操縦性と走らせ方の模索
当方は生来、痛いことや怖いことが大の苦手で、
加えて運動神経や反射神経、頭の回転が鈍く、
特に二輪は「下手の横好き」の典型なのですが、
十代半ばで"手が届かなくはない高嶺の花"的な存在のドゥカティ Vツインに心奪われてしまったせいか、
数年前の復帰まで20年近いブランクはありましたが、飽きも懲りもせず存在を追い続けています。

もしかすると、現車SS入手当初、あまりの不調ゆえに「伸びしろが大きかった」ことと同様、
下手ゆえに「伸びしろが大きい」ことが幸いしているのかもしれません(笑)

走行中、少しでも違和感があると(何か気になり出すと)気持ちが萎えてしまうので、
気に入った状態を作る必然性があって、細かな整備や調整を飽きもせず繰り返しています。

よって記載内容は「針小棒大」の傾向があると思われるので、
読まれる際は適当に割り引いてもらうとちょうどいいかもしれません(笑)
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先日来の試運転で気付いた点をシラミつぶしに手を入れてみました。

【フロントブレーキ】
スクランブラー純正レバー(調整式)を試した後、SS純正品に戻したところ、
制動初期の効きの唐突さが再び気になり出し、スクランブラー純正に再度変更。
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ブレーキに限らず、車両の反応や挙動は、数値で計れるスペックだけでは読み切れない。
扱う人間との相性や扱いやすさなどが、数値よりも大きな意味を持つこともある。

ドッグレッグ形状の曲がり位置が外寄りで、人差し指がちょうど曲がりに掛かってしまうが、
意外にもこれが好結果をもたらしているようだ。
つまり、レバー引き始めは実質的に(レバーに届く)中指一本、
僅かとはいえストローク進行と共に人差し指の関与が増える状況で、
結果としてプログレッシブな利かせ方になるようで、とりあえず様子を見る。


【リヤブレーキ】
先日ペダルの踏部を変更し、好ましい印象となったが、ペダルリターンスプリング装着を忘れていた。
スイングアームピボットの直前、吊り下げられたスプリングの下側は遊んでいる。
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おそらくペダルの自重で無効ストローク(遊び)が詰まり、ソリッドな効き具合を助長していたと思われるが、
ペダルに遊びのない状態は具合が悪い(フルードや各部の熱膨張で引きずり発生リスク大)。
アングル材から切り出してペダル側のアンカーポイントを作り、スプリングを装着する。


【ハンドルバー】
db1風を意識し目いっぱい絞ってみたが、タイトな右折時に舵角を使い切ってしまうことがあり、
わずかだが右のバーを開き気味に修正(写真では判らない程度)。
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どうやら左よりも右を余計に絞っていたようで、不具合は減少。
(Uターン時などは舵角を使い切ってしまうが)


【タイヤ内圧】
タイヤ交換後、関東遠征の際はハンドリングが軽すぎたので、
前=2,5K、後ろ=2.7Kとしていたが、乗車頻度が減り、しばらく点検していなかった。
このところ気温が下がってきたので測定したところ、前は1.8K程度しかなく、
いくらなんでも低過ぎて危険。以前から重要性を書いておきながらお恥ずかしい限り。

つい先日試運転の際、信号発進のタイトな右折時に曲がり方に違和感があり、
リーンさせずに舵角を使い切って曲がるような不自然なことがあり肝を冷やした。

交換前の擦り減ったタイヤの場合、手で押しておおよその空気圧を予測できたが、
現在の8分山程度の場合、手で押しても空気圧の変化はわからない。

上記の設定でもまだ動きが軽すぎる印象があり、前=2.1K、後ろ=2.3Kとしてみた。
特に違和感はなく、とりあえず様子を見ることにする。

温度変化が大きい時期なので、こまめに測定するようにしたいが、
エアバルブが前後とも直線型ゆえ、前輪はブレーキディスクが邪魔で非常に測りにくい。
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その上、使用中のホイールはエアバルブとスポークが近接しているため、
アダプターを当てる角度が微妙で、外す際にねじ部に引っかかり、その際に漏れてしまう。

タイヤ/ホイール交換前から、向きが適切でないエアバルブには忌々しい思いをさせられていたが、
前輪側は交換後も同様で、非常にもどかしい。
かと言ってバルブ交換のためにタイヤ脱着をする(工賃を払う)のはイヤ(笑)


【フットペグ本体】
ローレット模様を刻んであるが、刻みが細か過ぎて元来引っ掛かりが弱いことに加え、
柔らかいアルミ材(安物)らしく減りが早く、滑りやすくなってしまう。
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先日無造作に組み替えてしまっていたので、磨り減っていない部分が上になるように組みなおす。
レース用ペグのように、粗いパターンでエッヂを残して溝を刻むのが得策だろうか。

その点、先日友人が入手したGSX-R750(L7)純正ペグの"おろし金"あるいは"のこぎり"形状、
内向きには動きやすく、外向きには動きにくい形状のパターンは秀逸と思った。

どうやら友人、いわゆる"鈴菌"に感染したらしい。かわいそうに(笑)


【フロントフォーク減衰力調整】
スタンドを使わずハンドルバーで支えた直立状態で、
ブレーキレバーを使いつつフォークを伸縮させて、伸びる速さをチェックしてみた。

伸び側減衰は、以前から最弱から2ノッチ目に調整していたが、
プリロードを減らしてストローク量が増えたせいか、ブレーキを緩めた際の伸びる動きが速すぎるように感じたので。

1クリックずつでは減衰力の変化はわかりにくく、乗ってみても判断が難しいので、
一気に1回転くらい強めてみると、明らかに伸びが遅くなった。
とりあえず「こんなものだろう」と思える中間値をとる。
ばねの調整ほど厳密でなくてもいいはずで、動きを抑え過ぎるよりは多少動き過ぎる方がマシ。
気になったら都度調整すればよいだろう。
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減衰力を強めるとバイクの姿勢変化の速度が遅くなり(この場合伸び速度)、
タイヤ側に荷重が残るためか、リーン開始が重くなる傾向があるので妥協点を探るが、
従来ヒラヒラと軽すぎる傾向があったので、少し重さを感じるくらいでも良かろう、と調整したところ、
リーン開始時に舵角がつく「向き変え」の鋭さ(ドゥカティらしさ)は減ったが、
いわゆる二次旋回時にフロントからも曲がっていく度合いが強まったように感じられる。

伸びが遅くなる分、僅かでも前下がりの傾向になり、
フロントタイヤの荷重が増えて、初期からコーナリングフォースの発生が大きくなったのかもしれない。
_________________________

【山間路へ出走】
雨続きの空模様だが、ちょうど前日から雨が上がっていて路面がドライと思われたので、
いつもの山間路へ出走した。

道幅は比較的広く、それほどきつくないが回り込んでいくカーブが多いため、
「開けていく」走らせ方の練習にはもってこいのルート。

いつもの折り返し地点近く、このコース常連の顔見知り二台とすれ違ったので、
「追いかけようか」と思ったが、
操縦性や走らせ方を観察したり試したりする貴重な機会なので、
ここは冷静に自身の課題に向き合うことにし、あえて単独走行を選んだ。

目いっぱいのペースで走るつもりはないけれど、もしも追いついてしまったとすれば、それは仕方がないが(笑)、
残念ながら後ろ姿を捉えることはできず。

人里離れた、カーブとカーブの間が非常に短い、ダム湖畔のタイトなセクションも試してみたかったが、
以前の大雨で土砂崩れ、通行不能とのことで断念。

      ◆      ◆      ◆      ◆

【出走に際しての課題】
●調子がいいとついペースを上げたくなるが、自身の技量向上と車両状態見極めが本題。
 あくまでも状況の理解が目的(当然楽しめないと意味がないが)。

できるだけ前後に距離をとって単独走行を心がけ、場合によって先行車から離れるために直線区間でペースを落とす。

●カーブ入り口で不安なく速度と進入ラインを見極めて、リーン開始で不安なく向き変えできるか。

●回り込んだカーブで、状況に合わせて低めの回転域から大きめにスロットルを開け、
トラクションを掛けた状態で見極めたラインをおおむねトレースできるか。
(膨らんだり、ラインが不安定にならないか)
そのためには加速状態でコーナリングでき、最大の速度でカーブ脱出できるように、進入速度を上げすぎないこと。

●上記に関連し、目線、身体の使い方や力の入り具合、
上半身では、ハンドルを押さえ込まないようなひじや手首の使い方、
下半身では、背中で加勢しつつ、外側のくるぶしと内ももとお尻でバイクに引っかかるようにして、
体重を内側に預けられるか、リラックスしてバイクの曲がろうとする状態を感じ取れるかを意識する。

●スロットルオフ時のアフターファイアの様子を観察する。

●走行後、トレッド面の状態からタイヤの使われ方を考察する。

●グローブやウエアが突っ張ったり動きにくかったりしないか。

      ◆      ◆      ◆      ◆

【走行状況回想】
●あくまでも自制したつもりのペースではあるが、今までよりも心配は少なくアプローチでき、
不安なく今まで以上に深いリーンアングルまで使って走ることができた。

いわゆる「定常円旋回」的な状態は公道において意味が薄いと考えていたが、
トラクションを掛けた、安定した二次旋回の実現のためには一定の安定感、
あるいは自身でバランスできる程度の運動性が必要と今さらながら気付いた。

「リーン初期の鋭いステアリングレスポンス」といった、
わかりやすい一次旋回(初期の向き変え)での「ドゥカティらしさ」に囚われていたことで、
スポーツバイクとして「らしく」走らせられる運転者としてのスキルを後回しにしていて、
その先にあるコーナリング性能を引きだせていなかったことが明白になったと感じた。

現状は目一杯サスペンションを動きやすくした、「ぬるい」万人向け、低速向けの設定になっているのかもしれないが、
スポーツバイクの走りの基本を身に着けてから、あらためて「ドゥカティらしい」切れ味を追求すれば良いのだ、と思いなおすことにする。


●今までは、一定以上にリーンさせることには不安があり、
挑戦しようにも目が回りそうで、何が起きるのか判らない怖さがあった。
よって「自分の理解の範囲で楽しめればよい」と考えて、範囲を広げようという気持ちは薄く、
「開けて回り込んでいく」いわゆる二次旋回の領域は、特定の場面以外に再現性がなかった。

今回は「目一杯走ってみよう」などと考えず、
スロットルを開けながら=加速しながら曲がっていく前提、
つまり加速での速度の乗りを割り引くくらいの進入速度に抑え、ブレーキは早目、強く掛けない。

特にヒジを突っ張らせないよう、内側のヒジを下げるくらいに意識しつつ、
上体ごとバイクといっしょに傾いて、身体を内側に落とし込むような感覚で、
外側のくるぶしや内もも、もも裏側でバイクに掴まるような感じ。
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【追記】
必要性を感じて不安なくリーンアングルを増やしていきながら、
曲がろうとする力に応じ、自然に駆動力と遠心力でバランスを取るように、
前方の状況を見ながらラインに乗せてスロットルを開けていくことができたことは望外だったが、
感激や驚きといったものはなく、ただ「なるべくしてなった」ことは、ある意味逆説的驚き。

例えると数独パズルで、成るべくして成ると数字を当てはめ、淡々とマスを埋めていくような、
感情とは別に「平常心で当たり前のことをしている」感覚といえばよいだろうか。

もちろん事後の達成感や今後の展開に向けての期待は大きく、
翌日の晩は、拙宅前の道路でヒザを擦りながらUターンする夢を見たほど(笑)
(追記ここまで)
____________________


●動きやすいサスペンション設定で、ギャップを踏んでも跳ねるような挙動が減ったこともあるのか
目線がぶれにくく、恐らくは視界も今までよりもクリアで、判断・反応にも余裕があったように思う。
走りにくさを感じながら模索していた時と比べて、目や心の疲れは遥かに少ない。

ほどほどと思いながら、自分なりのいいペースで走らせていたように思うが、
「もう稲刈りをしているな」などと周囲を見ながら、気持ちに余裕のある状態で、
いつもよりも中央線側のマージンを残して走ることができた。

勘のいい運転者なら、初めからペタリとバイクを寝かせて上手に乗れるようだが、
当方は今回の走りに到達するまで40年も掛かってしまった(笑)


●走行後のタイヤトレッド面の表情
この状態が好ましいのかどうか、筆者には判断ができない。アドバイスいただけると幸いです。
汚れの少ない前輪側、いちばんふちまでまだらに接地したように見える箇所があるが、
タイヤ交換時にサンドペーパーで「一皮むいた」痕跡である。誤解なきよう。
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前輪・後輪とも、溝がある範囲のトレッド面は全て使っていたようだ。
比べてみると、右の方がふちの近くまで接地痕があるが、
摩耗痕(すり減ってざらついている部分)で見ると、左側の方がよりタイヤに負荷を掛けているようで、
特に後輪左側は、ショルダーに近いコンパウンドの継ぎ目部分が判らないほど表面が減っている。

ライン取りは右回りよりもタイトなはずだが、「コースアウトに至る」までのマージンが多いせいだろうか?
確かに左回りの方が自信をもって「開けて」「体が内側に入って」走れた印象があり、
回り込んだ左カーブ出口に向けて、インべたに寄せて開けていきながら、
路傍から伸びた草や枝をヘルメットがかすめる場面もあった。
(路肩の草刈りをしてくださっている地域住人の方々がいたので、寄せすぎないよう自重したが)

      ◆      ◆      ◆      ◆

筆者はSS入手以来、近現代のスポーツバイクのある種の常識ともいえる
「高いシート位置からダイナミックに荷重をコントロールした効率的な走り」を念頭に置いていたが、
瓢箪から駒、たまたま仕入れた低いシートを「どうせダメだろう」と思いつつも試してみたことで、
今までできなかったような走らせ方ができるようになってきた、あるいはヒントが見つかったようで、
「先入観による損失」「手順を踏むことの重要さ」を示されたような気がする。

そこまで言わずとも、例えばバイクの能力を引き出すことについても、
「考え方や手段は一つとは限らない」ということに気付かされた
____________________

恥を忍んで内情を打ち明けるような、ある意味内省的な記述になったのは意外で、
人様に公開するような内容ではない気もしますが、日頃の毒吐きの罪滅ぼし(笑)
「悩める子羊」同志諸兄姉に少しでも参考になれば、という思いもあります。

毎度ながらの取り留めない、落としどころが判りにくい長文で恐縮です。

作業と走らせ方、感じたことの経過を記録し、自分なりの考え方をまとめて、
次に向けたフィードバックを導き出す目的で書いていますので、
論理が飛躍していたり、読みづらく意味不明な箇所もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

当方の解釈の誤りや「これはどういう意味だ?」と疑問等ありましたら、
遠慮なくコメント欄でご指摘、質問いただければと思います。

Posted at 2026/09/09 20:35:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年09月05日 イイね!

DUCATI SSの整備【164】ペダル煮詰めと波及効果

DUCATI SSの整備【164】ペダル煮詰めと波及効果先日変更したチェンジペダルの煮詰めを行ないました。

【チェンジペダル踏部短縮】
操作感は大幅に改善されたチェンジペダルですが
アップ/ダウンの踏み換え(つま先の上下入れ替え)のため、つま先を外に大きめに迂回させる必要があるので、
前回やや長めに設定した踏部を1cm短縮したものを作製。差し替えました(写真は装着済み)
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ブレーキペダル踏部変更】
以前のものは、ブレーキペダル側に使用します。
ブレーキ側は爪先で踏み付けるだけなので、踏部は少し長めの方が好都合です。
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従来の現車ブレーキペダルは加工(高さ変更のため)した都合上、踏部は貫通させたM6ボルトに細いゴムホースを巻いたものを使っていたのでしなりやすく、
元々システムとしてリヤブレーキの効きは弱いのですが、しなりが効きの弱さを助長していたようです。

半ば偶然の産物ではあるのですが、今回締結構造が変わったことの効果は大きく、
以前の執拗なエア抜き作業と、無効ストロークを詰めたことも功を奏していて、
踏み応えはチェンジペダル同様に格段に強固になり、ソリッド感とともに制動力が増しています。
特に四つ角など小さいカーブ前半での効き具合=後輪側への荷重管理がしやすくなりました。

また、中速域以上でのコーナリング後半、回り込んだカーブでスロットルを開けて、
後輪にトラクション(駆動力)を積極的に掛けてタイヤに入力していきたい場面でも、
リヤブレーキを速度管理や走行ライン管理に使いやすくなっています。

      ◆      ◆      ◆      ◆

記事としては部品の仕様変更を主題に書くつもりだったのですが、
段々と筆者のアタマの中での焦点がずれてきているようです。
各部の仕様変更をきっかけに、筆者の運転者としての走らせ方の変化に意識がどんどんと向かいつつあるようです。

現在試行中のローシート仕様で、サスペンション設定や乗車姿勢をいろいろと試していく中で、
タイヤの使い方含め、カーブ入り口から走り方を組み立てるようになってきているのですが、
今回のペダル修正も含め、予想外の"戦闘力向上"を得ることができました。

ペース自体は自身の理解の範囲を超えていないのですが、リーンアングルとスロットルの開け方はかつてない次元に入りつつあるようです。
起点となっているサスペンション設定変更(プリロード大幅減)とローシート仕様が、
結果として運転者による"後輪側への動的な荷重(加重)"を掛けやすくなっているようで、
長年のドゥカティ乗車において上手く使えていなかった「二次旋回」の領域に踏み込みつつあるようです。

身体を使ったバイクへの働きかけ、ブレーキやスロットルでの姿勢・荷重管理、使用回転域の選択など、
文字で読んだり、レースシーン写真・動画などでイメージしようと努力しても、
今一つ腑に落ちない、あるいは体感できなかったことが徐々に判りかけてきた感じです。

今までになく走らせていて楽しいのですが、それ以上に新発見の連続で、アタマがイッパイになりそうです(笑)

文章で伝わるような表現ができるか自信がありませんが、書きながら理解を深めていきたいので、
書き殴りのような拙文ですが、この辺りは改めて別途レポートしたいと思います。

Posted at 2026/09/06 20:35:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記
2026年09月04日 イイね!

DUCATI SSの整備【163】916風シングルシート(3)ペダル変更

DUCATI SSの整備【163】916風シングルシート(3)ペダル変更ローシート仕様でdb1的走りを目指して実験中の当方SS、
フットペグを"バックステップ"(欧米式通称"リヤセッツ")としたことで、
同軸ではないチェンジペダルが少々遠くなり、
操作感の曖昧さ(ペダル剛性の低さ)が余計に気になるようになってしまいました。
ペダルリーチと剛性(操作性と操作感)の適正化を図るべく、手持ちの部品を試してみます。
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ドゥカティや旧カジバグループ同士の場合、ペダル軸ボルトが共通のものが多く、
リーチやレバー比、左右オフセットなど、寸法・形状違いのものを流用することも不可能ではありません。
なお筆者の場合、ペダル穴左右のOリング(グリス封入&防水対策)は抵抗になるので撤去しています。

いろいろと試してみようと集まってしまったペダル群(笑)
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狙ってペダルだけ買うわけでなく、大抵はブラケット、ペグごと一式や、半端部品詰め合わせの中古品を入手しています。

見方によっては「無駄遣い」かもしれませんが、筆者は「豊富な選択肢」と考えています(笑)
手元に現物があるからアイデアが浮かぶこともあるし、
何より立体物の場合は現物合わせをしてみないと相互の位置関係や干渉の有無など判りっこありません。
加工素材があり工作機械や溶接機を自在に扱えれば、都度必要なものを作り出せるでしょうが、
そうだとしてもある程度の試行錯誤(つまり失敗作の出現)はやむを得ないところでしょう。

ドゥカティの場合、ありがたいことに部品の寸法にはある程度の共通性があるので、
違う車種を観察することで「これは使えるかも?」と閃くこともたびたびです。
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そんな「豊富な選択肢」を引っ張り出して、ああでもない、こうでもない、と検討中の惨状(笑)
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グリスまみれになったペダル候補達と工具、ボルト・ナット、カラー、ワッシャ、シム。。。
左端は解体部品のM6ボルトのみ集めたもの。
ペダル回りに限らず可動部の整備の際は、穴と軸双方を磨いて滑らかにしたうえで、
0.1~0.3mm厚くらいのシムを用意しておくと、ガタを詰めたり、引きずりを無くしたりで操作感をかなり改善できることがあります。締めこむとクリアランスが詰まってしまうこともあるので。
但し一度ばらして必要サイズ(内径・外径)を調べることが必要です。

     ◆     ◆     ◆     ◆

ペダルの選定、M900標準品はレバー比の都合でストロークが長くなるのでボツ。

次いでSSie標準品を検討するが、以前すでに試してボツにしたことを思いだした(リーチ短すぎ)。

続いて頑丈そうな900/400SS標準品を試そうとしたが、ペダル軸/ねじ径が太いことが判明。ボツ。

916/999系ワンオフレース部品?も試してみたが、先端が大きいのでスタンドに干渉し、これまたボツ。

「できるだけ純正部品を組み合わせて使う」現車のコンセプトからはやや外れるが、
結局はS2R用社外ペグキットの補修部品、ベアリング入り硬質アルミ製ペダルを試すことにした。
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【社外品マルチポジションペダル】
硬質アルミ製。ホームセンターで売っている柔らかいアルミ材とは叩いた時の響きがまるで違い、
従来使っていたS2R純正加工品(鋳造品)よりも遥かに硬そうで、曲げ加工は多分不可能。
リーチとペダルストローク、シフトシャフト側とのアーム相互角を、取り付け穴選択で変更できるようになっている。
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ベアリング仕様のペダル軸径は、ブラケットの取り付け穴と同じM8、
純正品のような段付きボルトは不要、通常のボルトでOKなので、
軸方向の位置調整はカラーやワッシャでいわば自由自在。

仮合わせしたところ、最先端部がスタンドのばねに干渉するので、
リーチ調整用3つの穴の2つ目までを残して切断・整形(できるだけ調整の可能性は残す)。

奥行き方向の相互クリアランスが結構タイトなので、
シフトロッド、サイドスタンド等の干渉をギリギリで避け、且つ操作しやすい位置を探りながら、
できるだけペダルを内側に寄せて取り付け。

シフトロッドが車体中心線と平行になるよう、若干軸方向に位置調整可能なシフトシャフト側のアームも、形状違いや表裏逆組みも試して、シムやカラーも駆使して努力します。

ピンぼけですが、実際に使用可能か確認のため仮組みしたところ。
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ペグとペダル先端がかなり離れていますが、ひとまず今までのペダルに合わせてあります。
先端の革が厚くなっているレーシングブーツで操作する前提です。

チェンジペダルはペダル先端踏部の上下につま先を頻繁に出し入れするので、
ペダルリーチや、踏部の張り出し具合=つま先の動かしやすさは重要な要素です。
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切断・整形したペダル先端。踏部は切削加工したアルミ棒をねじ留めするようになっているが、
強力なロック剤を塗らないと必ず緩んで脱落するので(経験あり)、
今まで使っていたペダル同様、軸に対しゴム部分が回転するようにしてタッチの改善をも図ります。

筆者は、改造"処女作"のRD125の時から、吊るしのキットパーツ"ポン付け"をしたことがなく、
この辺りは試行錯誤を重ねていて、結構気を使います。
(いわゆるマイナー車種ばかり乗り継いでいるため)
大抵は量産車のペダルを加工して流用する手法を取っていますが、
近年のペダルやレバーはガタツキが少ない構造で、90年代前半あたりまでとは雲泥の差です。
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【余談】
そうは言ってもまだ量産車のペグ/ペダル周りには不満があるのは事実で、その筆頭は
かかと側にあるリヤブレーキマスターシリンダ
これが邪魔をして、右足かかとをスイングアームぎりぎりまで寄せられないのが不満です。

転倒時の破損対策なのか、ステップブラケット裏側とスイングアーム外側のクリアランスを手が入るくらい広くとっている車両も多いですが、
ここを詰めると乗車感(人車一体感)や、操縦性が変わり安定感(安心感)が増えます。
(ニーグリップ面の使い方が変わるのと、外側に張り出したペグを介した入力モーメントが減る)

社外品でアダプターを介してポジション調整式にしているものも多いですが、
可能ならアダプターを内側に組むなどして、くるぶしができるだけ内側に入るように工夫したい。
(アダプター式調整構造は40年前のRD125改造時に筆者すでに実施済み)
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写真のSS800ie含む、916以降のドゥカティスポーツバイクや、MVアグスタ各車のように、
前方にマスターシリンダを配置し、右足かかとをスッキリと内側に寄せられるような工夫を見習いたいですね。
(熱対策やレバー比設定、エア抜き作業性も配慮がいりますが)
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【本組み】
シフトロッド/チェンジアーム/チェンジペダルのリンケージ構成角(中立時90度に近く)を確認しながら、ペダルができるだけ内側に入るよう組み付けてみました。
シフトロッドとスタンドばね支点間など、クリアランスは部分的に1mm以下ですが、これで様子を見ます。
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結局ペダルリーチは一番短いところを選択(10mm程度短縮)。
ペダル踏部は先の仮組みよりも10mm程度長いものを軸として使用し、必要に応じて短縮加工。

クッションとして内径10mmくらいの廃品ホース(内部にスリーブ入り)を被せ、前述のよう
ペダル踏部を回転しやすい構造にすることで、変速操作で軸にトルクが掛からなくなるので緩みを防止でき、
さらには特にアップシフト(かき上げ)時に爪先でこじらなくなるので操作タッチもスッキリします。

チェンジペダル選定、装着・調整に丸一日以上は費やしていますが、
好ましい乗車姿勢と確実な操作が得られれば十分に報われると筆者は考えます。
____________________

【試運転】
ペダルストローク(作動角)は少なくなり、かつ支点の抵抗が無くガタツキが皆無なので、
操作感は節度ある心地よいもの。
但し平面形状のペダルは材質がかなり硬いためしなりが無く、
ストロークを短くしたせいでタッチは硬質で、マニアが好むスパルタンな感触(笑)
レーシングブーツなど乗車用装備前提ですが、ペダル操作は重くはありません。
クラッチ操作が軽いのでニュートラル出しも容易。

試運転中にペダル先端を少し下げたところ、スタンドばねと軽く干渉するようになりましたが、
ばねはしなるためストロークを妨げることはなく、ひとまず許容範囲とします。
これ以上ペダルを下げるならば、ペダル全体を少し外側に出す必要がありますが、対応は十分可能です。

スロットルやクラッチ操作との関連でタイミングの取りやすさが変わってくるので、
好みの状態に詰めることで、意識することなく操作できるようになると思います。
山へ繰り出すのが楽しみです♪

Posted at 2026/09/04 19:37:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記

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