2013年12月05日
・
年末のあわただしい中、少しペースを取り戻した灸太郎くんです♪
早寝早起きのサイクルを心掛けています。
ストレスから、おやつを食べすぎているのがチョットまずいなぁ…
********************************************
さて、今2013シーズンのF1、
ベッテル圧勝の年のような印象で終わってしまいました。
ツマラナイ勝ち方、との声もありますが、
勝負どころを逃さない強さをしっかり身に着けた印象です。
前半はタイヤとマシン、ドライバーの相性からか、混戦が続きましたが、
メルセデスのタイヤテストとタイヤ仕様変更以降は、勢力図が変わってしまいました。
前半の優勢組はフェラーリ、ロータス、フォースインディアでしたが、
後半に入るとレッドブル、ザウバー、メルセデスが調子を上げました。
マクラーレンのシーズン通した不振(表彰台なし)も印象的でした。
********************************************
2014シーズンに向け、各チームのシートが埋まりつつあります。
小林可夢偉の名前が出てこないのが気がかりですが、
昨年からの報道を整理してみると…
●ザウバーの給与未払い説
ザウバー残留を昨シーズン後半まで仄めかしていましたが、終盤戦になり、契約終了発表。
今季半ば、ヒュルケンベルクの給与未払いが報道され、
それ以外にも昨年の可夢偉を含め、いろいろな方面への未払いのうわさが広がりました。
ここからは推測の話です。
◇ ◇ ◇ ◇
昨シーズンの活躍にもかかわらず給与未払いでは、
職業ドライバーとして、それ以上ザウバーに残ることができなかったのではないか?と考えました。
チームの戦績は昇り調子で、可夢偉としては後半戦までチーム側の回答を待ったと思うのですが、
チームからは前向きな回答が得られず、未払い追認の形で翌シーズン以降の交渉には着けなかったのではないでしょうか。
恐らくは下位フォーミュラ時代所属した現ロータスと交渉を持ったと思いますが、所属ドライバーへのスポンサー筋の後押しもあり実現せず。
今空いているシートの中で、もっとも有望なのがフォースインディアとザウバーでしょう。
若しくは有力チームのリザーブドライバー。
ザウバーはグティエレスの支援者のテルメックス(メキシコ)から支援されているはずですが、現行チームで最も予算が切迫していると云われています。
ヒュルケンベルクがラスト2戦でロータスからオファーされながら乗らなかったのは、ザウバーが給与を支払ったからだと言われていますが、その財源はフェラーリの立替払いだとの噂です。
つまり、ヒュルケンベルクがロータスで好成績を収めた場合、コンストラクターズ順位でフェラーリを逆転され、分配金が減るのを防ぐため、ということです。
◇ ◇ ◇ ◇
フェラーリとして、可夢偉を支援する、ということでしたら、ザウバーに働きかけることもあるかもしれませんが、どうでしょうか?
報道では可夢偉はフェラーリと契約し、AFコルセ所属で今季WECに出走しましたが、F1の契約ではなかったということですので、シミュレータ作業なども、元ザウバーでチームメイトだったデラロサが主体でやっていたようです。
ロシアでのイベントで、顧客サービス部門の古いマシンを走らせ、マッサの代役起用もありか?と気をもみましたが、実現しませんでした。
◇ ◇ ◇ ◇
一方のザウバーチーム、気鋭のロシア人、シロトキンをリザーブに加え、来季からの契約をちらつかせてロシアからの資金導入を目指しましたが、どうやら暗礁に乗り上げている模様です。
ロシア国籍のチーム、マルシアとの合併もうわさされますが、その場合はフェラーリ主導になることも考えられます。
(ドライバー育成プログラムのビアンキを加入させている、など)
合併により、チーム体制強化を狙う場合、実績あるドライバーを確保しようと考えても不思議はありません。そこに可夢偉の出番があり得るのでは、と考えました。
◇ ◇ ◇ ◇
来季の所属が決まらないドライバーは、
●ペレス
●スーティル
●ディレスタ
●コバライネン
といったあたりが実績を残しているところです。
ペレスは、昨年マクラーレンとの契約発表の辺りから傲慢ともとれる発言が多く、
当時のレース内容も褒められたものではなく、ザウバー側の印象が良いとは思えません。
(今シーズン後半のレースはずいぶん改善しましたが)
また、メキシコ筋のスポンサーも金払いがよくないことが現状からも察せられます。
加えて来季のメキシコGP、開催なしとか。
同郷のグティエレスも離脱が取りざたされています…
スーティルは相変わらずレース運びが荒く、安定感に不安があります。
昨年のレースでも可夢偉にしてやられた場面を幾度となく見受けました。
ディレスタは、ここ一番で実力を発揮できない場面が多く、勝負強さは感じられません。
従兄弟のフランキッティの後釜にインディカー説が強くなっています。
コバライネンはこの中で唯一優勝経験者ですが、ロータスからの復帰戦では、決勝ではケータハムのすぐ前あたりを走っている始末でした。
怪我をしたマッサの代役だったフィジケラ同様、準備なしに慣れないクルマでレースをすることのむずかしさを改めて感じさせましたが、マクラーレン、ケータハム時代同様、クルマなりの走りの印象がありました。
◇ ◇ ◇ ◇
可夢偉も、今季のF1経験なしは大きなウイークポイントですが、
有力スポンサーを味方に付けることができれば、
上記4人に勝るとも劣らない、と思うのはファンのひいき目でしょうか?
◇ ◇ ◇ ◇
もう一つ、ゼロとは言えない可能性を感じるのが、フェラーリ、来季本当にアロンソとライコネンが両雄並び立つか?という点です。
わたしの印象では、一発の速さはライコネンに分があると思いますが、レース運びや勝負強さ、常人離れした勝ちへのこだわりでは、アロンソには敵わないだろうと思います。
アロンソは特にモンテゼモロ会長との不和が噂されて久しいですね。
ライコネンの電撃離脱、あるいは2015年(万一の可能性ですが、来季からとか?)のアロンソのマクラーレン移籍は十分あり得ると考えます。
その場合、ビアンキの昇格か、リザーブからの抜擢が有り得るように思います。
そこに可夢偉がいたら?と思うと堪りませんね。
◇ ◇ ◇ ◇
関係ありませんが、マクラーレンの新人マグヌッセン。
ウイリアムズのボッタスと並んで新人離れした堂々たるオヤジ顔ですね(笑)
鳴り物入りだけに活躍が楽しみですね。
◇ ◇ ◇ ◇
今を時めくヒュルケンベルクは、一年のブランク後に強さを伴って帰ってきました。
あっと驚くサプライズが起こらないか、勝手に楽しみに待ちたいと思います。
*******************************************
<追記>
年末からケータハムのうわさが広まり、1月下旬、正式契約となりました。
フェラーリでのF1シミュレータ含む継続契約を断り、無報酬+可夢偉サポート募金持ち込みでレースシート獲得。オーナーのトニー フェルナンデス(エアアジア社主)を焚きつけての契約となったようです。
一説では、2012年末、マネージャーだった有松氏がケータハムとの契約を取り付けたが、可夢偉が断り、マネージメント打ち切りでマリオ宮川氏再登板となったようです。
2013シーズン後、やはりザウバーと交渉が持たれたようでしたが、ロシア側スポンサーがつかなかったことでグティエレス継続となったようです。
マルシア(特にビアンキ)を引き離し、欲をいえばウイリアムズかトロロッソあたりを食ってほしいところですね!
Posted at 2013/12/05 20:00:15 | |
トラックバック(0) |
モーターレーシング | クルマ