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灸太郎くんのブログ一覧

2015年05月26日 イイね!

WEBER 分解清掃 ― その2 ― バタフライ・ベアリング取り外し・シャフト曲り矯正

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こんばんは。早速本題です。

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”その1”で、バタフライシャフトの片側のベアリングが抜けないよ、
というところまで報告しておりました、分解清掃。

スーパーカー、レースカー、クラシックカーなどで
百戦錬磨のsquash12vさんより
「まずバタフライ外すぺし」
とのありがたいコメントをいただき、
恐る恐るですが実践してみました。

おっかなびっくり、頭でっかちの素人整備なので、
些細なことを大げさに書いてしまうと思いますが
大目に見てやってください。

分解図などはありますが、バタフライシャフト周りなど、
手元の現物とは若干パーツ構成が異なるようなので、
とりあえず一基は”手本”としてバラさずに残しておきます。

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①まずはシャフトに円形のバルブを留めている、
プラスビス(普通のM4のボルト)を弛め、
バタフライをシャフトから外します。

 ※くれぐれも頭をつぶさないよう慎重に。
  弛み止めのためカシメられているので、半ば無理やりゆるめる感触です。
  バタフライとボディが強く当たって不慮の傷にならないよう、紙をはさんであります。



②二つのスロート(ベンチュリー)の間にある、
加速ポンプレバーをバタフライシャフトに固定している
ロールピンを抜きます(上の写真、中央の四角い穴の中のアルミ製レバーを固定)。

 ※ピンの頭に折れたドリルを当てて叩くと簡単に抜けました。
  あるサイトのDIY整備記事によると、理由は定かではないですが
  「これを外してはダメ」などと書いてあり、復元できるか内心不安です・・・
  ボディをフランジ面に金具を取り付けて万力にしっかり固定、
  シャフトとポンプレバーの穴の位置を合わせた状態で
  何らかの方法で保持できれば特に難しくはない気がします。
  (今や得意技の油粘土で固定?(笑))

③バタフライをシャフトから引き抜いて、
シャフトをキャブ本体から抜き取ります。

 ※どうやって組み付けたのか?と思うくらいに
  バタフライとシャフトはタイトなクリアランスでしたが、
  シャフトのバタフライが入るスリットの周りを糸面取りすると、
  スルスル出入りできるようになりました。

④残ったベアリングを取り外します。
 
 ※軸穴にペンチを突っ込んで内輪引っぱってみますが、
  びくともしません。
  抜いたスロットルシャフトをよく見ると、中心部は
  ベアリングを受ける部分より1mm位太くなっていますので、
  もう一度挿入し、軽くコンと叩くとベアリング出てきました。
  (本来はバタフライシャフトで叩いてはいけません)
  やはりベアリング外輪に部分的に薄く錆が出て、
  はめ合いのクリアランスがきつくなっていたようです。


  ベアリングが入っていた部分の軸穴、ボケ気味の写真ですが、
  よく見ると加工時のカエリ(バリ)が下側だけ残っています(1㎜位)。
  仮にこの分スラスト方向に寸法がきつかったとすると、
  軸の曲りの一因になったのかもしれません。


⑤シャフトを定盤の上で転がしてみると曲がっている様子。
段付き部の角にはまくれがあるようです。

 ※シャフトはボディ両端に挿入するベアリングで支持されるのですが、
  両ベンチュリーの左右のボディ4箇所でも支えています。
  シャフトを挿入し回してみると、3箇所まではスムーズですが、
  4か所目で渋くなります。
  シャフトもあたりのキツイ、光っている部分があります。
  気密性も要求される部分なので、やみくもに削るわけにはいきません。
  (シャフトのスリット(割り)が入っている部分の左右をボディで支持します)


⑥まくれ部分(細くなる部分の手前)はダイヤモンドやすりで軽く研磨。
曲りは両端の軸受でない部分をいらなくなったドリルの歯に載せて支持して、
曲がっている側から軽くプラハンマーで叩いては定盤の上で転がして確認します。

 ※開度ゼロ~70度くらいまではスムーズに動くようになりましたが、
  最後の全開部分あたりに動きが渋い部分が残るので、
  シャフトの光っている部分を軽くたたいて少しずつ修正。


⑦完全にスムーズに回転とまではいきませんが、
やり過ぎてガタが出たり真円度が下がるのは不可です。
開度が大きいほどリターンスプリングも効きが強くなるので、
スティックしないであろう程度のところまでで止めて、
一度組んで様子を見ることにします。

 ※当たりのキツイ部分は洗浄後、ボディ、シャフトとも
  PTFE系摩擦低減剤マイクロロンのペーストを加熱しながら塗布して
  できるだけ軽く回ってすり減らないよう対策してみようと思います。
  (入荷待ち)

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スロットルバタフライの止めねじを外した形跡はなかったので、
使用に伴いリターンスプリングの負荷等で
シャフトが変形したのかと想像します。

よく問題視されるシャフトの捻じれによるバタフライ角度の不一致や
バタフライとシャフトの位置決めも調整しながら組まなくてはいけません。

ばらす前、特に不具合は感じなかったのですが、
いろいろ出てくるものですね…

コツコツ叩いたりしていると、
直しているのか壊しているのか判らないような気分です(笑)


末筆ですが、あらためてアドバイスくださったsquash12vさんに
お礼申し上げます。ありがとうございました。
.
Posted at 2015/05/27 00:42:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | WEBER 45DCOE 9 | クルマ
2015年05月19日 イイね!

フレーム手に入ったのはいいけれど…― マランカ125 ―

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明日は資源ゴミの日。

ガレージ内に隠しておいた(…)
「出しそびれ」のゴミを取りに行きがてら、
まだまだ出さない山のようなクルマ系資源ゴミ?(家族談)
チェックしてきました(笑)

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先日、某超マニアの方から
オークションでお譲りいただいた、
「しっかりしてるのでレースバイクにしようかと思ってとってあった」
というマランカのフレーム、


ダウンチューブのボスが気になっていたのですが、
あらためてフレームの打刻を見ると、OB ONEの文字。

となると例のフレームのボスはラジエータ用。
これは最終型の水冷二気筒でした!

20馬力以上を公表していた空冷にも増して、
水冷はハイパワーだったようです。
黒フレーム、二本リヤショックからして、
在りし日の姿はこんな感じだったのでしょうか。



スタイルの好みはやはり空冷時代ですが、


水冷の心臓を組み合わせれば最強ですね。

ドゥカティのセミワークス的存在のNCRでも
こんなマシンを作っていたようで、しびれちゃいますね!


そういえば2サイクル二気筒125といえば、
90年代初頭だったでしょうか、
全日本ロードレースのGP125ccクラスで
ホンダRS勢に混じって、
仲川昇選手のMBAが走っていたのを見たことがありました。

野太い単気筒サウンドの中で、
一台だけ甲高い音を響かせて健闘していたのを思い出しました。

しばらく休ませっぱなしの当家のRD125も
なかなかいい音で鋭い吹け上がりなんですよ♪

(画像はどれも拾いものです。お目こぼし願います。)
Posted at 2015/05/19 23:53:16 | コメント(3) | トラックバック(0) | 好きなバイクたち | クルマ
2015年05月19日 イイね!

部品クイズ ― あるクルマのホイールにそっくり!? ―

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昨夜は結構激しく降ってましたが、
午前中には上がって、暑くなりました。
日差しが強かったですね!

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さて、早速ですが、クイズです♪

しばらく前にネットオークションで発見、
どうしても手に取って見たかったので、
落札してしまいました(笑)

こちらです♪


あるクルマ(有名レースカー)のホイールに
瓜二つです。

一体どんなマシーンでしょうか?

**********************************

当該レース車両、自身もプラモデルを組んだ記憶があります。

日本製、現在の某大手ブランドの品物らしく、
鍛造品のようなのですが、
このパターンの物は検索しても全く情報がなく、
当時の広告などでも見た記憶がありません。

ご存知の方おられましたら、
ぜひともお教えいただけると嬉しいです。

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クルマ好きは勿論なのですが、
わたしの場合、部品好きだったりします。

機能美あふれる部品には大変心惹かれます。

ちなみに本品、当時としては軽量品で、
ハブボルト穴周りなど、大変薄肉です。
後で体重計で計ってみます。

13インチ径、リム巾は6インチ(JJリム)
PCD114.3mmですので、
当方そのままでは履けません。。。

裏側など細部の写真は、
後ほど別の回答ブログにて掲載します。

乞うご期待。
 
Posted at 2015/05/19 19:53:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | クイズ自動車古今東西 | クルマ
2015年05月10日 イイね!

WEBER 分解清掃 ― その1 ― 名案求む

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曇りがちで涼しい一日でした。
こちらは何とか雨も持ちこたえてくれました。

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インマニ、ポート加工も一部を除きほぼ完了なので
(負圧取出し穴の再加工のためのパテ乾燥待ち)
キャブの分解清掃に掛かることにしました。

後回しにしていたのは理由がありまして、
回路清掃などで溶剤のスプレー
(キャブクリーナー)を使うので、
寒い時期だと手が冷えるし荒れるのが確実だったのと、
揮発性の強い溶剤なので、
清掃の後、すぐにしっかりガソリン流してやらないと
汚れの成分が内部で固着する恐れがあるためです。

************************************

二輪用やアクティのケイヒンは何度も分解組立して
様子もだいたいわかるのですが、
なにせウェーバーは初めてなので、
慎重を期して片側ずつ分解します。

いきなりですが、インマニとの間に入る
べークライト製インシュレータが
微妙にずれています…


カッコいいインナーベンチュリー部の眺めですが
外周が歪んでいてキャブ本体のボアとの間にすき間が…


燃料が入ってくる部分、フィルター外側に
虫?らしき異物が…


とりあえず分解を進めます。
どこの部品か判らなくならないよう、
パート毎にまとめて袋に入れていきます。


今回使用するのは、
「信頼の日本製」キースター製リペアキットです。
スロットルシャフト部のベアリングやニードルバルブも含め
日本ブランドです。


作業前から一番の懸案だったベアリングの取り外し。
作動に問題なければ交換しないつもりでしたが、
渋くなっています…

片側は割とすんなり外せましたが、
もう片側は外輪が錆びてはめ合いがきつくなっているのか、
内輪つかんで引っ張ってもびくともしません。
ノギスで計ってみましたが、傾いて打ち込まれているわけでもなさそうです。


大した固着ではないと思いますが、
未経験の作業では慌てるとロクなことがないので、
ここはじっくり考えて対処します。

ひとまずクルマ屋さんに相談しましたところ、
スロットルのシャフトを抜いて作業するのが確実、とのことですが、
バタフライ分解・再組み付けはいちばん精度がいる部分なので、
出来ればやりたくありません。。。

1案:ベアリングを脱脂してエポキシパテで
内輪あるいはケージ(玉を保持している部分)に工具を接着し引き抜く。

2案:ケージ部分をリューターで削って穴をあけ、ピッキング工具で引き抜く。

3案:とりあえず潤滑剤を吹き付けておいて、
ケージ・外輪部分を軽くたたいて固着が剥がれないか試してみる。

のいずれかを試してみるつもりです。

何かいい知恵があればご教授いただけると幸いです。

本体を傷めないことが最重要ですね。

Posted at 2015/05/10 02:56:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | WEBER 45DCOE 9 | クルマ
2015年05月07日 イイね!

三本締め? ― タイヤ発送時の結束 ―

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結局連休中には動かせませんでした…

やっぱり(笑)

********************************

それはそれとして…

タイヤ付きで”いにしえの高級軽合金ホイール”を
落札、購入したのですが、
不思議なことに型落ち新品の
貨物用6PRがついてきました(笑)

タイヤは要らないのでタイヤ屋さんで外してもらって
ヤフオクに出したらすぐ売れました♪

ホイール/タイヤセット購入額-タイヤ売却額=ホイール2本正味1100円!!
(送料別)

********************************

早速しばって発送。

この手の品物、十文字や米の字に
しばって送られることが多いようですが、
丸いものだとどうしてもズレやすいので、
チョット考えてみました。



留め具は新品おごりましたが(笑)
勿体ないのでバンドは再利用です。

二本でもいい気もしましたが、
万一一本弛んでも解けないよう三本です。

見た目だらしないですが、
万一弛んだ際に、締めなおしてもらえるよう
内側に長めに残して置きます。

留め具や結び目でひもやバンドの向きの変わる部分を
品物の角に当てるのが弛まず締めるコツです。



力任せに締めなくても、結構安定してます。
バンドが短くて済むのもイイですね。

発送受付のお姉さんに、
「そのままラベル貼ってください」
と頼んだら、

「剥がれるといけないので、ホイールなくても段ボール当ててきてね」
と指摘されちゃいました。。。

離型剤が残ってること、プロはよく知ってますね!

以前別件で運賃確認に行ったら、「タイヤサイズいくつですか?」と訊いてきて
イチハチゴのロクマル14インチね、とかスラスラ言ってましたし(笑)

ホイール付タイヤも出品中なので、
売れたら同じようにディスク面の穴にバンド通して結束する予定です。

*************************************

では、お手を拝借!

ヨー!(笑)
Posted at 2015/05/07 20:08:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車雑感 | クルマ

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灸太郎くん(キュウタロクン)です。 職業・思想・信条・立場など違えど 共通の話題で交流できるのは良いですね。 記述は残ることを意識しています。 ...
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