• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

灸太郎くんのブログ一覧

2016年10月14日 イイね!

まさかのテレビCM ― マニア以外の使用に耐えうる自信の現れ? ―

.
すっかり秋も深まって、半袖のTシャツともしばしのお別れの時期となったようです。

数週間前に喉の痛みから風邪を発症し、いまだに咳が残っています。

気温や湿度が変わると咳き込んでしまい、調子の悪いスポーツキャブレータ装着車のようです(笑)

*************************************

昨晩、家族が録画のテレビ番組を見ているのを脇から見ていたら、驚きました。

あのマゼラーティのテレビCMでした!

   ◇    ◇    ◇

メーカー日本法人ばかりでなく、
今やCGやカーマガジンさえも「マセラティ」と書いていますが、お許しください。

「マセラティ」と、セラの部分を高く発音するので、
まるでイメージが変わってしまい、勿体ない気がします。

イタリア式の発音だと、響きが実にカッコイイのです。

余談ですが、イタリアの固有名詞は「Ferrari」 「Ducati」などのように、
後ろから二番目の母音にアクセントがある言葉が多く、
英語圏では「マゼラーティ」と発音していることも多いですが、
発音検索してみたら、「マ」にアクセントが来て、「ゼラーティ」となるようです。

ちなみに「Modena」の発音も、「モ」にアクセントで、
モーデナ」というのが近いようです。

   ◇    ◇    ◇

さすがに「Ferrari」を「フェラリー」と発音する人は殆んどいなくなりましたが、
フェラーリの名声には「響きの良さ」の影響は無視できないと思います。

「Ducati」の場合は、ドにアクセントで「カティ」と発音するのをよく耳にしますね。

バイク屋さんで多い「ドカッティ」という発音の方が原語に近く、歯切れもいい気もします(笑)

ちなみに自身も「マセラーティ」と発音することが多く、他人様に無理強いするつもりはさらさらございません。。。悪しからず。


*************************************


ちなみにマゼラーティが達成しながら、フェラーリにできなかったことがあります。

インディ500マイルでの優勝です(1939,40年)。

恐らくアメリカでは、この事実は大きな影響力があることと思います。

創業家→オルシ親子→シトロエン(ミシュラン)→デトマゾ→フィアット→フェラーリと、
経営権は移り変わりました。

マゼラーティの創業期からのクルマ作りは元来、信頼性重視のメカニズムといわれ、
顧客の使い方に基づく実質重視、というのがモットーでした。

が、経営上など諸事情あり、特にシトロエン(ハイドロニューマチック)、デトマゾ(製造品質)など、
必ずしも日常使用に向くものでもなく、
特にデ トマゾ時代は「はじめから壊れている」「買ってはいけない」(失礼!)など悪評散々で、
ビトゥルボ系など今や殆んど見かけませんが、時代は変わりましたね。

「どうしても欲しいマニア」が大散財覚悟で手にする孤高のブランドでしたが、
モンテゼーモロ時代には劇的な(対デトマゾ)品質向上を果たし、徐々に「通のクルマ」として認められつつあるようには感じていましたが、ここまでセールス方針を変えたのは現代的(アメリカ的)な「市場主義者」マルキオンネ氏の意向だろうと思います。

ところで、一体「マセラティ」、日本でも何千台も売るつもりなのでしょうか?

BMWやポルシェあたりの顧客がターゲットと思いますが、
”不治の病”のマニア以外の層に、どんな風に普及していくのか・・・

   ◇    ◇    ◇

多分「マセラティ CM」などと検索すれば見られると思いますが、
いきなり思いもよらずテレビ画面で見たので驚いた、という話でした。

Posted at 2016/10/14 13:38:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車雑感 | 日記
2016年10月12日 イイね!

2016日本GP マクラーレン/ホンダ意外な惨敗 ― パワーユニットだけの問題か? ―

2016日本GP マクラーレン/ホンダ意外な惨敗 ― パワーユニットだけの問題か? ―.
体育の日が終わってやっと好天が巡ってきたようです。

モータースポーツが「体育」かどうかはさておき(笑)、
三連休、当方の関心事はやはりF1、日本GP!

ちなみにコンストラクターズ チャンピオンは
メルセデスAMGの三連覇となりました。

今年はニコ ロズベルグ、念願のチャンピオンも近づいてきましたね。

速さではハミルトンと同等でもレースでの力強さが欠けていた昨年までとは打って変わって、
今シーズンは対チームメイトでも強気のバトルも辞さない(=ヒットする場面も多い)ラフな走りが論議を呼びましたが、
下手ながらも(失礼!)厳しいバトルの場数を踏むことで、
ニコは対ハミルトンの勝ち方を見つけたように感じます。

コメントでもニコは「レースに勝つこと」に集中しており、
対するハミルトン、昨年までの強気一辺倒の発言に代わって、
一見分別をわきまえたかのような言動も、いささか焦点がぶれているようで対照的に映ります。

********************************************

前半戦はうまくいけば何とか入賞、という展開でしたが、
後半戦は前戦マレーシアGPまでまずまずの速さを見せ、
トップ3チーム(×2台ずつ)に次ぐ7位の常連になっていたアロンソ。
(思えばフェラーリ最後のシーズンは、5位が指定席でしたね・・・)

夏休み明け、パワーユニットのアップデートで実戦能力を向上させ、
あのアップダウンの激しい高速コースのスパでは
パワーユニット換装のペナルティで最後列からスタートのアロンソ、
スタート直後の混乱に乗じてジャンプアップ、
最終的には例の如く?7位でしたが、赤旗中断時は4位まで上がる活躍ぶり!

この調子でいけば抜けないコースの鈴鹿ならば、
スタートで前に出さえすれば、あわよくば表彰台?!
との淡い期待もありましたが、今シーズンのワーストといえる状況で終始してしまいました。

なぜこれほど不振?と意外に思いながら、
原因も今ひとつ掴めず、スッキリしない気分でしたが、
少しずつ記事が揃ってきて、外野でも状況が見えてきたように思いますのでまとめてみました。

********************************************

昨年(2015年)は、パワー不足に加え、
燃費対策でのリフト&コースト(スロットルを戻しての空走)でなすすべもなく抜かれ、
アロンソは「GP2!GP2!」と無線で毒を吐く惨状でしたが、
今年はレースウィークのコメントでは、パワー不足とは述べられていませんでした。
(ギャップは縮めど、特にメルセデスに対しては改めていうまでもない、ともとれますが・・・)

◆重要なポイントとしては燃料の流量規制があるので、
 パワーを出せているエンジンほど燃費が良い、ということが言えます。



   ◇    ◇    ◇    ◇


鈴鹿のレースウイークのコメントを拾ってみると


予 選 後
アロンソ:「高速コーナーと直線のパフォーマンスに苦戦しているから、ダウンフォースとバランスの部分でどの方向に進むべきかなかなか分からないんだ。」

バトン:「僕らのパッケージは低速コーナーとヘビーブレーキングで一番うまく機能する。鈴鹿は中速や高速のコーナー、緩やかなカーブに長いストレートが多い。その全てが僕らにとってよりトリッキーなんだ」
(マクラーレン/ホンダ公式コメント)

決勝レース後
アロンソ:「このサーキットのレイアウトが僕らのパッケージに合わなかったのは明らかだ。
僕らは高速コーナーを通してダウンフォースが不足していた
。」

バトン:「スタートがまずかった。マシンの後部にある(パワーユニットの)コンポーネントがさらさらの新品で、かなりホイールスピンしてしまい、スタートラインで遅れてしまったんだ。」
(マクラーレン/ホンダ公式コメント)

今宮純氏:「S字連続コーナーでアクセル・オフのタイムラグが長い
http://www.as-web.jp/f1/55264?cx_top=pickup


ホンダF1長谷川総責任者(米家峰起氏記事による):
「ここはクルマの総合力が問われるサーキットですが、逆に言えばここで悪いということは、パッケージ全体としてクルマが悪いと言っているのと同じことなので、非常に残念です。
 たとえば、S字が圧倒的に悪かった。S字のようなところはどのサーキットにもあるわけですが、コース全体がそうなっているところはそんなにないんですね。鈴鹿はそういう連続したコーナーが多く、クルマの実力がはっきりと出てしまったんだと思います」
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/motorsports/motorsports/2016/10/12/f1_split/index.php(以下二本同じ引用元)

フォースインディア松崎エンジニア(米家峰起氏記事による):
「世間で言われているほどホンダとウチの(メルセデスAMG製)パワーユニットの差は大きくありませんよ。
むしろマクラーレンが遅いのをホンダのせいにしているだけなのではないかという気がします

マクラーレン/ホンダ チーム関係者(米家峰起氏記事):
「MP4-31はコーナーの立ち上がりでトラクションが不足し、ドライバーがスロットルを踏もうにもタイヤが空転してしまい、踏めない状態だった。」

各セクターでのスピードトラップ(定点到達速度計測)では、
マクラーレンは二台とも、フィニッシュラインでのフェルスタッペンを除けば、
レッドブル(日本GPリザルト2位と6位)よりも到達速度は伸びています
(上のコメントによれば「踏めない」にも拘らず!)

http://blog.livedoor.jp/markzu/f1-news/f1-52029731.html

昨年のシンガポールGPのメルセデスAMGの大不振のようにこれといった原因が特定できないようですが、
シーズン前半、ホンダユニットがアップデート前でもパワーユニット各要素の関連づけの調整により戦闘力が上がったことを思うに、その辺りの調整がうまくいかなかったのではないでしょうか。
(専門外の素人考えですが)

************************************************

マクラーレン/ホンダのトータルとしての戦力は、ドライバーが大きく補っている
(特にスタートでのアロンソのジャンプアップ)のが実情のようで、
パワーユニットは言うまでもなくメルセデスやフェラーリには今一歩及ばないようですが、
ルノーや昨年型のフェラーリ(トロロッソ)よりは勝ってきているように見受けられます。

状況としては非力なパワーユニットとともに、
車体設計(サスペンション等)起因のトラクション不足、加えてダウンフォース絶対量の不足があり、
レッドブルのように「直線を捨てても踏めるマシン作り」というところまでは踏み込めないようです。


一説ではマクラーレン、ドラッグ(空気抵抗)の割にダウンフォースが出せていないとか。

   ◇    ◇    ◇    ◇

余談ですが、ルノーはV10時代から最大出力よりもドライバビリティ(扱いやすさ)に優れているのが美点といわれていましたが、昨年・今年の状況はそうでもないようです。

F1 Topic:「型落ちのフェラーリの方がずっとマシ」マックスに酷評されるルノーPU
https://www.as-web.jp/f1/54440?all

2014シーズン、王者ベッテルの不振を尻目に若武者リカルドが一気に勝ち名乗りを上げたのも、
そういった特性を「委細構わず」(あるいは比較対象が下位チーム車で「こういうものだ」と)攻められるか否か、といった度胸勝負の側面があったのかもしれません。

   ◇    ◇    ◇    ◇

モーターレーシング最高峰の内情が全て明かされることはあり得ませんが、
昨年来の成績不振の理由をホンダに押し付けてきたかのようなマクラーレン。
パワーユニット開発が自由になる、来る2017シーズンは
シャーシ・サスペンション・空力の全てが問われるシーズンになるように思います。


素人考えですが、2009年あたりから毎年のように開幕時には狙ったパフォーマンスを発揮できず、
持ち前の開発能力でシーズン半ばあたりから盛り返してくる、というパターンが続くマクラーレン。
ここ数年、やたらとアップデートのパーツを持ち込むも、実効を確認しきれない場面も多い模様。
(ニューパーツよりセッティング重視のフォースインディアとは対照的に)

特にこの5~6年はマシンに特筆すべきポイントがなく、
開発力を除けばウイリアムズあたりと大差ないのではないか?という不安がぬぐいきれません。

またスポンサー難からか、ドライバー選考でもここ数年は優柔不断な姿勢が続き、
ペレス、マグヌッセンのように若手が割を食わされる悲劇的な状況も目立ちます。

経営はF1界随一の「先端技術企業」として確固たる地位を築きあげ盤石のようですが、
幹部の不協和音(ロン デニス対オージェら投資家)も噂としてささやかれ続けています。

一方では扱いづらいルノー(タグホイヤー)エンジン、
最高速度を犠牲にしてでも高いダウンフォースレベルを獲得し、
無理やりでも「踏める」車体を作り上げ、レースのロングランでも速さを見せるレッドブルを前に、
エンジン頼みでないパフォーマンスを望むのはアロンソばかりではありません。


   ◇    ◇    ◇    ◇


2018年シーズンからは2チームへの供給を視野に入れている、といわれるホンダ。

マクラーレンにとって2017シーズンの成否が今後の命運(ワークス待遇維持)を分ける、
といっても過言ではないと思います。

いつものようにネガティブな視点満載の記事になってしまいましたが(笑)、
ぜひともアロンソに「2018年も王座に挑戦したい」といわせるようなマシン・チーム体制を作り上げてほしいと願います。
Posted at 2016/10/12 15:51:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | モーターレーシング | クルマ

プロフィール

「@sshhiirroo 大事に至らずとはいえ、かなり危なかったですね。お大事になさってください。」
何シテル?   07/30 09:31
灸太郎くん(キュウタロクン)です。 職業・思想・信条・立場など違えど 共通の話題で交流できるのは良いですね。 記述は残ることを意識しています。 ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/10 >>

      1
2345678
91011 1213 1415
16171819202122
23242526272829
3031     

リンク・クリップ

デーモンカー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/04 10:02:12
熱意こそ原動力!セルフメイドGTO 
カテゴリ:改造
2023/09/16 17:45:53
 
人車共OH中 - サムライコンテッサ 現行エンジンを分析する! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/06/16 18:52:16

愛車一覧

マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
第三期、またまたユーノス(笑) (新車当時、周囲では誰もロードスターとは呼びませんでした ...
ホンダ バモスホビオ 灸三郎くん (ホンダ バモスホビオ)
ステンレスたわし実験車 ”灸三郎くん” 号です♪ 慣れ親しんだアクティ一門の欲張りバージ ...
イタリアその他 その他 マランカ125 (イタリアその他 その他)
MALANCA ― 知る人ぞ知るイタリアの125ccスーパースポーツ、 マランカ125の ...
ヤマハ RD125-II ヤマハ RD125-II
2ストローク二気筒”リトルツイン”。自作Junkyard Special。 胸のすく吹け ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation