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灸太郎くんのブログ一覧

2016年11月28日 イイね!

祝 N.ロズベルグ、2017ワールドチャンピオン ― チームオーダーの在り方 ―

祝 N.ロズベルグ、2017ワールドチャンピオン ― チームオーダーの在り方 ―.
おはようございます。

風が冷たいです。

今日は個人的に「ハッピーマンデー」なのであります(笑)

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さて、冒頭に記したとおりです。

2016年F1GP最終戦、アブダビGP、
ニコ ロズベルグ、チャンピオン獲得です。

心より おめでとう!と称えます。

    ◇    ◇    ◇

恐らくは現役ではアロンソと並び「一番厄介なチームメイト」たる
ルイス ハミルトンを相手に、何年も苦杯を味わってきましたが、
ついに打ち破りました。

ウィリアムズからのデビュー時から、絶対的な速さには定評がありました。
トップ2~3チームでないと勝てない傾向が強いここ10年ほど、
初勝利を上げるまでの道のりも長いものでした。

バトルでの弱さが課題といわれてきましたが、
今年は何度も接触戦も経験し、「引かない」「挽回する」勝負強さを身に付けました。

昨2015年シーズン後半からの破竹の連勝、
中盤戦でルイスの追い上げを許しましたが、
後半戦も要所で勝ちを収め、
ルイスのマシンに多発したトラブルも味方につけました。

    ◇    ◇    ◇

今回のレース、ルイスが勝って、
ニコが4位以下ならルイスが逆転、というケースでした。

ルイスは首位をキープもペースを上げず、
ベッテルとフェルスタッペンを追いつかせてニコの追い落としを謀りました。

「レースでの勝ち」を優先するチームは、
恐らくはレース終盤では隊列(順位)維持を内規としていると思います。

1-2フィニッシュを確定すべく、ルイスにペースアップを指示していたようですが、
ルイスは無視して混戦に持ち込んだようです。

チームはチームオーダー不服従としてルイスに対し”懲罰”を検討しているようですが、
ルイスがオーダー無視を決め込んだ時点で、ニコにオーバーテイクを許す指示を出すべきだったと考えます。

万が一、両者が絡んでベッテル、或いはマックスが勝ちを拾ったとしても、
それはそれで彼らの今シーズンの報酬としてふさわしいもの。

最終戦、失うもののないハミルトン VS 万一両者リタイヤなら王座獲得のロズベルグ、
語り継がれる渾身のバトルが見られたのではないでしょうか?

既にこの三年間、腐るほどの勝ち星を貯めこんでいるメルセデス。
退屈な「記録」を余分に重ねるよりも、レース史に残るバトルで「記憶」に刻まれる方が、
メルセデスのレース活動に「彩り」を添えることができたように思いました。

    ◇    ◇    ◇

喜びあふれる、フィニッシュ後のニコのドーナツターンの最中、
冒頭画像のように、片手でアクションを起こせるあたりにも
常人を超えた次元を感じました。

    ◇    ◇    ◇

ルイスに対し、チームからどんなペナルティ(懲罰?)が与えられるのか?
「レーサーの本能を制御すべきか?」とチーム代表、トト ウォルフも悩ましい様子ですが、
”事前に十分想定済みのケース”とコメントしている以上、統制を保つためには、
チームとしては毅然とした対応をする必然性があるでしょう。

ルイス ハミルトンはメルセデスの枠の中に納まりきれない人物のように思います。

彼の”ヤンチャ”な悪童イメージ、メルセデスの堅物イメージを和らげるのには
まさに”打って付け”であることは間違いありませんが、
最速マシンと同等の速さのロズベルグを擁する以上、
作戦面や整備レベル維持に係わるチームの一貫性は、
エースとはいえ一ドライバーを神格化するわけにはいかないでしょう。

何度も書いていますが、絶対的な自信を湛えるハミルトンの心は
”いつかはフェラーリへ”と傾いているのではないかと思います。

フェラーリが勝てるマシンを用意できるか否か、
恐らくはタイミングの問題と思います。

勝てないマシン/チームならば、戦果としては不遇なものとなるでしょうが、
アロンソのフェラーリ時代同様、
逆に彼の奮闘ぶりに焦点が集まるかもしれません。

経営陣がルイスのキャラクターを好ましいと思うか否かは定かではありませんが、
ベッテルに昨年のような覇気がないように見えるため、
”奇跡”を望む博打に出る可能性もあるのでは?

    ◇    ◇    ◇

他事はさておき、
グラハム&デーモンのヒル父子に続く、
ケケ&ニコのロズベルグ父子の二代に亘るF1タイトル獲得、
それぞれに困難をくぐり抜けた末の快挙、あらためてお祝いしたいと思います。
.
Posted at 2016/11/28 10:47:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | モーターレーシング | ニュース
2016年11月16日 イイね!

ロン デニス、マクラーレンCEOを辞任 ― どうなる?来季の構想 ―

ロン デニス、マクラーレンCEOを辞任 ― どうなる?来季の構想 ―.
雨が上がって暖かい一日でしたが、夕方から風がうなりを上げ、寒くなってきました。

11月半ばにしてはまだ暖かいような気がします。

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「ロン デニス、マクラーレンCEOを更迭の噂」として記事を書き終えたところ、
正式にロン デニス辞任の第一報です。
株主会、或いは取締役会による事実上の更迭と見られます。
http://f1-gate.com/mclaren/f1_33866.html

書いた記事はとりあえずそのまま公開します。

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このところ、1戦ごとに上がり下がりの激しい、
不安定なパフォーマンスのマクラーレン/ホンダF1チーム。

随分前から、マクラーレンF1チームの母体、
マクラーレン インターナショナル内での株主間の不和が報じられていましたが、
ここ数日、経営責任者(CEO)ロン デニスの即時更迭の噂が強く報じられています。

バーレーンの投資ファンドと、TAGのマンスール オージェによる(とされる)
CEO解任(今シーズン末?)の動きに対抗すべく、
中国資本と組んで持ち株比率を増やす試みを行い(彼は25%を所有とされる)、
共同株主らはそれに対抗し即時更迭を決めた、ということのようです。

それに対しデニスは、高等裁判所に訴えを起こし、却下されたとか。

今シーズン開幕前、現在レース現場を取り仕切るE. ブーリエの上司となる役職として、
VWラリー部門からヨースト カピートをヘッドハントしたものの、
未だ本格的に新体制が整わない段階ですが、来季に向け一体どうなることやら・・・・・・

数日のうちにはデニスの去就も明かされると思いますが、
「ロン デニス=完璧集団マクラーレン」
というイメージが強いだけに、一体どんな展開になるのか、
非常に気になるところです。

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2007年のアロンソ、ハミルトンによるタイトル争いや、
2008年のハミルトンのチャンピオン獲得をピークに、
開幕時のマシンのつまづきは恒例化。
有力スポンサーの撤退(ライバルチームへの寝返り)など、
凋落傾向にあるように思えます。

スポンサー広告料がF1で最も高い、といわれ、
ここ数年メインスポンサー不在のマクラーレンですが、
ハミルトンの離脱、昨シーズンからのホンダとのジョイントでの低迷と、
スポンサーや株主を納得させられる状況とは言い難いのが厳しいところです。

タバコ資本の時代はとうに過ぎ、
(但しフェラーリはマルボロ(フィリップモリス)が一手に広告枠を購入し、事実上の広告代理店として機能)
零細チームの予算難など、スポンサーの財布のひもが固いのは、
日本ばかりではないようです。

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わたしがデニスの名を知ったのは、'77年頃。
当時の欧州F2選手権でのプロジェクト4チームのオーナーとしてでした。
(確かスポンサーはMSタバコ。E. チーバー、D. デイリーらのドライブと記憶)

映画「ラッシュ」でお馴染みの、ジェームズ ハントによるタイトル獲得後の
マクラーレンF1チームの極度の不振から、
マルボロ主導でのプロジェクト4との合併が報じられ、
いよいよF1の表舞台に登場してきました。

’82年、F1初のカーボンモノコック(まだ一体成型でなく部材を組み立てたもの)、
ニューマシンMP4を引っ提げて、
(当初MP4はMarlboro Project 4の略号とされていた)
いかにも新時代の幕開けのように感じたものでした。

今よりも髪は多かったものの、現在も大差ないデニスの風貌と思うのですが、
F1進出当時、32歳だったとニュース記事を読んで驚きました。

創業者、J. ブラバム時代のブラバムチームのF3メカニック兼ドライバーとして
デニスがレース界でのキャリアを始めた話は知られるところですが、
ブラバムチームを引きついだB. エクレストン、
彼の片腕だったH. ブラッシュ、C. ホワイティングらが今も(或いは最近まで)
50年にも亘って現役でF1の重職を務めていることは、結構ビックリだったりします。

そういえば、F. ウイリアムズの初期のF1チームも
ブラバムを購入してのプライベートチームだった筈。

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比類なき上昇志向と完璧主義で、F1界でも敵が多いといわれていますが、
このままロン デニスがF1界から姿を消すとは到底思えないので、
(少なくともマクラーレンの1/4の株主)
今後の成り行きを注目したいと思います。

マクラーレンの持ち株をホンダ(?)に売却、
それを元手にザウバー或いはマノーを買収、
トヨタあたりからエンジン供給を引き出して、新チーム立ち上げ、

なんてことは無いよね(笑)
Posted at 2016/11/16 03:06:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | モーターレーシング | クルマ

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