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灸太郎くんのブログ一覧

2017年10月21日 イイね!

「自動運転車」なにが起こる? ― ①「自動運転」と「自動走行」 ―

.
雨続きで寒いですね。

台風の備えをそろそろしなくてはいけませんね。

日曜は荒天が予想されるせいか、
衆院選不在者投票はひっきりなしに来場されていました。

まだの方はお早めに。

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電気自動車・自動運転ばかりが自動車の未来みたいに言われる昨今ですが、

「運転プロセスの【自動化の制御を容易にできる】電動化」

という相互作用があるように思います。

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不勉強にして、新聞やテレビ、自動車誌等のメディアでも、
実際の運用のされ方の想定を目にしたことはないのですが、
他人任せで事後決定を受け入れるだけの立場はご免です。

自動車のヘビーユーザーとして、生活者として、また事業者として、
自分なりにいろいろと考えてみることは重要と思います。

読者の方にも考えるきっかけとなれば幸いです。

   ◇   ◇   ◇   ◇

「自動運転」と一括りにされていますが、
車両の運行のあり方は二つに分かれると思います。


①「有人」自動運転車両

 いわば仮の「運転者」(=事故の責任をとる役割の人)が存在し、
 名目としては「非常時には人が運転(操縦)する」。

 運行にはライセンスを持つ「運転者」1名を立てることが必須である。

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②「無人」自動走行車両

 運転者は不要で、車両自身が事前のプログラミングに基づき、
 状況全てを判断・制御し、A点からB点まで走行(移動)する。

 運行には「車両管理者」が責任を持つことになると思われ、
 管理者の下での運行は、利用者自らが乗車するか否かを問わず
 車両は道路上を「何らかの目的のため」走行(移動)する。
 運行に当たっては管理者の許可(同意)が必要だが、
 自動車運転のライセンスは必要がない。

 運転者がいない以上、他の交通を妨げない限り、
 自動走行車の車内での行動は、
 運転に関する法律の制約を受けない。


 例えば車内の全員での飲酒、電話での通話、Web閲覧、
 読書、睡眠(就寝)、車窓からの観光 等、
 何らかの運転以外の業務に集中することが可能
となる。

 また、無人での運搬・配送や送迎も可能になり、
 経済、特に雇用状況に大きな影響を与えると思われます。

 ※ただし移動中はシートベルト着用は義務なので、
  座席を離れることはできない。
  (例えばラジオ体操、「お酌」して回る、性行為、等は不可(笑))。 

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メディアの報道などでも、この二者は混同され、
明確な原則を持たずに語られていることが殆んどではないでしょうか?

実用化されつつある「運転補助」は①の前段階であり、
過疎地での高齢者の交通など「簡便な交通手段」は②に該当すると思います。

通販A社などが構想中と伝えられる、ドローンなどを使う無人配達なども
道路占有部分を使うなら、広義では②に相当しますね。

   ◇   ◇   ◇   ◇

実用化がすすむ①ですが、
「非常時には人間の運転への切り替え」
という発想(建前?)、信用できますか?


レーダー監視機能を備えた上、邪魔物のない大空を行く航空機ならまだしも、
込み入った混合交通の中で、弛緩し状況を把握していない「運転者」が、
どうしていきなり瞬間の判断に対応できるでしょうか?


生活者としては、他方の②には大いに期待したいと思います。

   ◇   ◇   ◇   ◇

話の規模が大きくなりそうなので、
不定期連載にしたいと思います。

ぜひ皆さんの意見・妄想をお聞かせいただければと思います。
Posted at 2017/10/21 16:05:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車雑感 | 暮らし/家族
2017年10月13日 イイね!

大破炎上しても「不時着」?!

.
昨日まで夏のような暑さでしたが、
今日は一転、秋深し、といった陽気です。

風邪など召されませんように。

************************************

つい先日、沖縄で米軍の大型ヘリコプターが大破・炎上した件です。

どう見ても修復不可能と思える無残な残骸の写真を見ました。
先だってのオスプレイ同様、あくまで「不時着」で通しているようです。

気になって「墜落 不時着 違い」と検索してみたところ、
オスプレイの件に関してですが、こんな記事がありました。

https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/osprey-landing-crashes?utm_term=.swNY5LQPLL#.hmW40Dg3DD

防衛省に取材されたそうです。

   ◇   ◇   ◇

(上記リンク記事から引用)

防衛省の認識としては、そのような事態があった場合、
「機体のコントロールを失った状況で着陸または着水する状況が墜落」であり、
「パイロットの意思で着陸または着水した場合は、不時着、不時着陸」になるという。

機体の損壊具合は関係がないとのことだ。

   ◇   ◇   ◇

パイロットの「意思」、いうまでもなく最後まで、
被害の少ない方法、場所、手段を模索するでしょう。

「意思」はあっても、何らかの原因でコントロールしきれず、
操縦者の意に反した状況での結果が「事故」ですから、
今回の件は「墜落」の範疇に入るでしょう。

「不時着」「損壊具合は関係ない」という言葉は、
身内や自分たちへの非難や責任追及を回避する意図から出てくるのでしょう。

運行・管理する側は自戒を込めて、自ら「墜落」と受け止めるくらいにしないと、
特に飛行区域地元の方々の信頼を得ることは難しいとは考えないのでしょうか?

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詰まるところ、一事が万事、と思います。

原発運転への賛否、憲法改正への賛否、と
折しも政見放送でも喧しくやっています。

福島の原発事故が拡大した原因・事後の対処、
あるいは今後のわが国での原発運転の管理体制に関して、
きちんとした原因究明や厄難が繰り返されないための
裏付けや対策がどこまでなされたのでしょうか?

旧憲法下のわが国政府が、「国体維持」の名の下、
国民の人権、生命など顧みなかったばかりか、
「大本営発表」など、実権を握った層、組織の保身のため、
正確な判断の基となる正しい情報を隠匿し続けた歴史事実。

国民を「臣民」(要は「家来」ということです)などと、
自らは絶対者の代弁者とでも思っているのか、
国民を低く扱う価値観に基く教育勅語を礼賛する某代議士や某教育者。

日清・日露の戦果にうぬぼれた挙句、
侵略行為を「列強帝国からのアジア解放の聖戦」と称し、
他国ばかりか自国民の生命、財産、国土にまで、
とてつもない甚大な惨禍をもたらしたこと。

これら事実に対して、現憲法下の日本政府・政権政党が、
一体どれだけ真摯に向き合って、事態の重大さを認識し、
少なくとも自国民に対し、過ちを過ちと認めた上、
繰り返されないために方策を尽くす努力をどれだけ払われたのでしょうか?

それら裏付けなしに原発推進だの、改憲だの、
信用して委任状を渡すわけにはいきません。

   ◇   ◇   ◇

報道機関は「責任追及」こそが金科玉条、とウケ狙い的視点でなく、
権力者や行政幹部の選民意識や独善、怠慢こそを追求し、
事件・事故の事実の要因・背景を掘り下げて広く知らしめ、
国民と共に考える視点を持ってほしいと思います。

わが国為政者の、なし崩し的な現状追認指向や、
自論を絶対視して異なる意見・価値観を認めようとしない姿勢。

他者との真摯な意見交換を通して視野・価値観を広げ、
過去から学んで将来を構築しようとする視点の無さは相変わらずです。

「下々の者どもは余計なことを考えず、我々指導者に従えばよい」という発想、

「仲間も同じ意見だから、たぶん大丈夫だろう」という裏付けのない楽観思考を除けば

近隣独裁国家と大差ないように見受けますが、如何でしょうか。
Posted at 2017/10/13 23:48:40 | コメント(4) | トラックバック(0) | その他

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「@sshhiirroo 大事に至らずとはいえ、かなり危なかったですね。お大事になさってください。」
何シテル?   07/30 09:31
灸太郎くん(キュウタロクン)です。 職業・思想・信条・立場など違えど 共通の話題で交流できるのは良いですね。 記述は残ることを意識しています。 ...
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