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灸太郎くんのブログ一覧

2018年07月28日 イイね!

F1 衝撃のニュースあれこれ <追記あり>

.
酷暑にも何となく慣れてきた(?)感のあるこの頃、
ちょっと変わった針路をとる台風襲来ですが、
皆様にはお変わりありませんでしょうか。

*************************************

F1界でも驚きのニュースが立て続けに起こっています。

フェラーリ/フィアット会長、マルキオンネ氏急死。

肩の手術からの合併症で容態悪化、業務復帰不可能、と報じられた際は、
何らかの政治的な動きを感じました。
(フィアット系ディーゼル車の違法ソフト疑惑、アルファロメオの再建進捗度合等)

折しも、2018年年内の退任は決まっていた、とのことですが、
前任者モンテゼーモロ氏と違い、チーム再建、F1タイトル獲得を見ることができなかったのは
心残りだったことでしょう。

フェラーリでの役職の後任に、フィリップモリス(マルボロ)出身人物の名が挙がっています。
フェラーリの広告的価値を最大限に活用するいわば広告代理店、フィリップモリスの影響力が強まるのか、気になるところです。


●マクラーレン、新チーフエンジニアとして、現トロロッソのジェームズ キー獲得を公表。

長く不振が続くマクラーレン。

一昨年は、R.デニス更迭。
昨年は、ホンダとのPU供給契約解除。
今年は技術陣ボスのT. ゴス解任。
さらにはF1チームマネージャー、E. ブーリエ解任。

と、スケープゴート的人事が続く中、今度は、
チーフエンジニア、M. モリス解任、
新チーフエンジニアとして、トロロッソからジェームズ キー獲得を公表しました。

周知の通り、キーはトロロッソと契約の最中にあり、
マクラーレンの一方的な公表を受け、
トロロッソ(レッドブル)側は「契約早期解除など有り得ない」と態度を硬化させている模様。
キー自身は現在、ガーデニング休暇的状況に置かれているようです。
(いわば飼い殺し・・・)

キーの即時チーム移籍は難しいのを念頭に、
トロロッソ(ひいてはレッドブル)の戦力を削ぐことを狙った公表かもしれませんが、
後任者着任の目途が立つ前に、既にモリス解任を公表済みのマクラーレン、
今シーズンもさることながら、来季に向けて車両開発は大丈夫なのか?

米国を拠点にモータースポーツ関連ビジネス(スポーツカーチーム運営やmotorsports.com)を成功させた、
策士を自認するZ. ブラウンですが、
実際の、特に欧州でのレース現場での経験・実績がないとの評で、
今回の発表が、ブラウン自身の人事を左右することになりそうです。
噂ではチーム内でのアロンソの発言力が増している、とのことですが・・・


●フォースインディア、破産申請。

チームマネージャーのB. ファーンリー自身も
「財政難から開発が進まない」「チーム買収大歓迎」
のような、開き直りともとれる発言を続けてきたのも、
二年続けて車両製造者ランキング4位の好調な実績があってのことでした。

チームオーナーのB. マリヤはキングフィッシャーブランドで、
航空会社やビール醸造会社で財を成した大立者ですが、
インド本国からは脱税や詐欺等の容疑で逮捕状が出ていて、
滞在中の英国から出国できない状況が長く続いています。

昨2017シーズン開幕直前に、
スポンサーとしてBWT(オーストリアの水関連ビジネス企業)を公表し、
ピンクのカラーリングを纏うことになりましたが、
実体はスポンサー(資金提供)ではなく、資金融資だった模様です。

チーム財政は、長年チーム所属のS. ペレスの個人スポンサーたる、
メキシコのR. スリム率いる企業集団が支えていた模様ですが、
今回の破産申請に当たっては、ペレス側からの実力行使があった模様です。

2018シーズン当初も、チーム売却が噂されていましたが、
マリヤは言い値での売却を望んでいるようで交渉不成立。
ここにきて噂に上りだしたのが、ファッション業界の大立者(投資家)、
ローレンス ストロール氏によるチーム買収の説です。

ちなみに子息は現ウイリアムズ所属のランス ストロールで、
昨2017シーズンからチームを財政支援しながらドライバーとして契約。
事前に鈴鹿を含む開催地(世界中の!)のサーキットを、
チーム帯同、旧型マシンで(当然自腹で!)慣熟走行を行ってレースに臨む熱心さで、
時折印象的な走りを見せていますが、実力は未知数というところでしょうか。

株式上場企業のウイリアムズは、現チーム創立以来ともいえる不振を極め、
現場を率いるP. ロウ自身も公式コメントで
「整合性がとれない」「ようやく改善の兆しあり」と認めるほど、
開発の方向性、整合性すらとれない惨状を呈していた模様です。

F1復帰を熱望するR. クビサを有力候補に挙げながら、
資金難からレースドライバーに実績のない二人の若手を起用した(もう一人はロシアから資金持込みのシロトキン)ことも事態に拍車をかけたと思われますが、
チームを支えるストロール家としては、シーズン前半を通し殆んど最下位に近い状況に終始したことから、メルセデスAMG(こちらはやぶさかでない)との技術提携を深めるよう進言したところ拒絶され、チーム乗換を視野に画策中と報じられています。

マリヤとしては好条件を引き出すチャンスと見たのでしょうが、
それぞれ思惑を持つ、ペレス、BWT、メルセデスAMGの三者としては、
現体制に対し、保有する債権を足掛かりにチームの実権を握りたいと考えている様子。


<追記> 報道から上記のような推測を立てましたが、

7/31の報道では、チームの破綻・消滅を防ぐための(従業員の雇用を守るため)、

メルセデス、BWTの同意の下、申し立ての権利を持つペレスによる法的措置(財産保全)である、

と本人がコメントしています。

チームメンバーも認めていたように、今シーズン、チームは破綻寸前の状況だったようです。

いわば四つ巴のチームを巡るバトル勃発の模様ですが、

ストロール家なのか、現段階での購入希望者の有無もまだ明かされていない状況ですが、

最強パワーユニットを確保し、低予算ながら優れた実績を残してきたチームは将来有望と思われ、
ちょうどF1も夏休み入り。管財人も任命されている以上、早期の決着が見られるのではないかと思われます。

(自身としては以前ブログに記したように、昨シーズン末でホンダが買収すると良かったと思いますが)

Posted at 2018/07/29 01:07:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | モーターレーシング | クルマ

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