1年ほど前から当方で整備・調整していますが、
大切に愛用してくださる方にお譲りしたいとのことです。
【2024年4月、オーナーがヤフーオークション出品中ですので、質問・連絡はヤフーオークションからお願いします】
【2024年6月、売却されたそうです】
車両は当方にてガレージ保管中です(愛知県)。
関心お有りの方はメッセージにて、
当方までお気軽にお問い合わせください。
現車確認、納得の上でお譲りしたいと思います。
日時は基本的にご希望に応じますが、日中の時間帯をお勧めします。
好天の日中に限り、試乗もOKです。
※以前別の車両で、新規IDの方から挨拶も自己紹介も状態の確認もなく、
単に「幾らですか」とメッセージをもらったことがありました。
右から左の仕入れ現状販売業者ではありません。
愛好家としての良識や熱意のある方にお譲りしたいと思います。
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【希少車? ヤマハXZ400とは?】
二輪ジャーナリスト、柏氏の記事はこちら。
【現車紹介】
約2年前約3年前まで長期休眠していた車両です。
走行距離は非常に少なく(車齢40年超にして7千キロ台!)程度は良好。
多少の小傷や錆はありますが、慣らしが済んだ程度で消耗は非常に少なく、
エンジンのメカノイズも静粛で「新車の音」がします。
各部の程度に整合性・一貫性があり、
絶版人気車に多い「部品寄せ集め」物件ではないのは保証できます。
(本当に多いですよ!)
劣化消耗品以外は部品交換しておらず、ご覧のようにメーターの色褪せもありません。
●車検を受けた状態で2021年5月に入手。
●入手後、バイクショップにて長期間、キャブレターを中心に整備。
●その後キャブレターオーバーフローを機に、当方にて各部整備・調整を重ね、
本年5月に継続車検を受けました。
●当方での主な整備は、前後ブレーキオーバーホール、ステアリングヘッドベアリング給脂・調整、
スイングアームピボット給脂、キャブレターオーバーホール、ジェット加工含めた調整、
フューズボックス交換(他車用を加工流用)、その他各部最適化。
【当方での整備・調整・最適化の詳細】(整備手帳)
※当方での整備・調整に質問・疑問点がありましたら遠慮なくお尋ねください。
→オーナーがヤフーオークション出品中です。
出品者に質問いただければ、可能な限りお答えします。
●1982年(昭和52年)初年度登録
●車体番号14X-0010**(下2桁伏字)
●車検=令和7年5月26日まで
●走行距離=7千キロ台(上記写真参照)
●基本的にメーカーオリジナルを維持(欠品なし)
●純正オプションのフェアリング装着(フォークマウント)
●消耗機能部品はアップグレード(ブレーキホース、平型フューズボックス)
●タイヤは9分山(2020年製造、ブリヂストンBT46(前後)指定サイズ)
●以前の所有者の頃の整備記録(コピー)あり(参考程度に)
●車齢を通してガレージ保管車両(コンディション維持に非常に重要)
●オリジナルキー附属(燃料タンクキャップのみ別のキー(純正品)使用)
●樹脂部品や電気配線(ハーネス)などもまだまだ柔軟性があり、使えそうです。
(フューズボックスは前述のように交換済み)
【入手からのいきさつ】
学生時代からの友人(向上心のあるスポーツマン気質)が、
20年以上のブランクを経て、ほどほどにのんびりバイクを楽しむつもりで、
シャフトドライブで手が掛からず油汚れとも縁遠いであろう、
Webで一目ぼれ(?)した、長期保管で程度のよさそうなXZ400を購入。
(現車確認なしネットオークション落札。出品者側で車検取得後渡し(別途実費))
バイク輸送業者経由で納車されたが、長期間動いていなかった車両は完調とはいえず、
近隣市町村のバイク屋に修理依頼するも、なかなか作業が進まず・・・
その間、乗れない状態(約半年間)にしびれを切らし、
別の車両(アダルト志向の縦置きVツイン某車)を入手したものの、
「自分の求めていたのはスーパースポーツだった!」と気付き、早期売却。
思いがけずサーキットをメインに走るようになりました(YZF-R7)。
仕事柄、ロングツーリングには出掛けづらい立場ということもあり、
調子は出たものの、結果として出番がなくなってしまったXZ、
大事にしてくださる方にお譲りしたい、とのことです。
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【筆者のXZの印象】
バイク屋での長期入院を経て路上デビュー。
初めて見せてもらった際の筆者の印象は、
「なんと静かなエンジン(メカノイズ)」「国産車に珍しい、スッキリ歯切れのよい排気音」
と好印象でしたが、乗せてもらうと何かスッキリしない乗車感。。。
(筆者も20年近く中大型二輪から離れていたこともあり)
その後キャブレターからの燃料漏れ(オーバーフロー)を機に、
当方で預かって手を入れることになりました。
バイク屋目線『こんなものですよ』ではなく、
愛好者目線で『違和感なく走れないはずはない!』と(整備手帳参照)、
できるだけ部品交換をせず(オリジナルを残しつつ)、
気になる部分は一通り手を入れてあります。
自画自賛の節もあるかもしれませんが、随分と走らせやすくなりました。
特に市街地などは、最新スポーツバイクより気軽に楽しんで走れます。
このところは筆者がデスクワークで煮詰まった際など、
空いた夜道や、近場の「テストコース」(人車とも調子を見るためのルート)で、
整備結果やバイクの動き、反応を観察しながら、
操縦技術向上のため、「再現性のある走らせ方」という観点で、
速度を上げずにスポーツライディングの入り口を楽しんでいます。
扱いやすいエンジン・操作系と、穏やかに反応する車体の組み合わせは、
特に遠出や高速走行をせずとも、とても爽やかな気分です。
路上復帰から1000㎞程度ですので、キャブレーション(空燃費調整)など様子見中ですが、
車両本来の使い方=長距離ツーリングも可能と思います。
燃費はおよそ20㎞/リットルです。
高速域は140㎞/hくらいまでは実走確認しました。車体・エンジンとも余裕がありました。
●オーナー目論見どおり、ドライブチェーン由来の油汚れとは無縁です。
当方も快適な日中など、仕事の合間にジャケット+スラックスで走らせたりしています。
(背中にチェーンの油汚れが撥ねて付着したりする恐れがない)
掃除もリヤホイール脱着も、チェーンドライブ車より遥かに楽です。
この辺りの清潔はが、70年代後半~80年代前半のヤマハ車らしい美点です。
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【バイク屋で手を入れてある部分】
●フロントフォーク オーバーホール(インナーチューブに錆はありません)
(作動、ダンピングも良好です)
●燃料タンク内部の錆除去、コーティング処理
【当方で手を入れた(入れなおした)主な部分】(整備手帳参照)
●キャブレターオーバーホール、同調、流量調整(パイロットジェット加工)
※純正品は加工せず現存(加工品と組み合わせて使用)
●前後ブレーキオーバーホール、ブレーキホース交換(グッドリッヂ)
●リヤショック交換(伸び側減衰調整式のXZ400D純正中古品)
●走りの要、ステアリングヘッドとスイングアームピボット分解・給脂・調整
●ハンドル角度可変化(純正は変更不可につき小加工)
●上記を調整した上、ハンドリングの煮詰め(気持ちよく不安なく乗れます)
●フレーム錆び補修(転換剤処理)、スイングアーム等再塗装
●各部徹底清掃、めっき・塗装部磨き
●ペダル・レバー・スロットルグリップなど各可動部は摺動面研磨、スラストがた調整、給油脂
●クラッチワイヤ取り回し変更、レバー/ホルダー摺動部全て研磨
●ねじ山修正、各部あわせ面面出し、バリ取り
●ヒューズボックス交換(ワンオフ作製)、配線各端子接続部清掃、配線酸化部除去
●主要各部を規定トルクで締め直し
●外装部品ひび割れ補修(裏側から)、傷んだグロメット類交換
●横開きシートの支柱改修(90度開いた状態で固定でき、実用性大幅アップ)
●エンジンオイル・フィルターエレメント交換
●点火プラグは純正指定より1番手下げた7番を使用中(焼け良好)、プラグキャップ新品
●現在、充電系整備中(レギュレータ・レクチファイア交換準備中)
レギュレーター・レクチファイアは社外品(XZ用)に交換済み

【現状で手を入れたい部分】●リヤショックユニット(現在XZ400D用減衰調整式、ロッドに錆び・オイルにじみあり)
→現状調子よく乗れますが、純正品(保管中)をオーバーホールするのが良いと思います。
※希望により実費にて(専門店に依頼。事前見積りでは4万円程度)。
●キャブレター(長期保管の影響か、距離が進むにつれ調子が少し変わるようです)
→夏場に調律したので(特製パイロットジェット等)、今の気候で微細に再調整してみたい。
→パイロットジェットで補正できる範囲と思います。
標準のジェットは付属しますので必要に応じて組み替えてください。
●ブレーキホース(グッドリッヂ/アクティブのタグ付き。他車用流用か?)
→ホースエンド(バンジョー)を組み替えて角度を修正したい(交換用部品あり)。
→角度違いバンジョーに組み換え済み
●燃料タンクの小傷、タンクバッヂのめっき剥がれ
→バッヂは"ミッドナイトスペシャル"の物が入手流用できるようです。
※リヤショック・燃料タンク・バッヂ以外は手を入れた状態でお渡ししたいと思います。

●特にエンジンなど、今後は部品入手の都合上からも、大修理は難しいと思います。 本来の走りを楽しめる、消耗の少ない、程度の良い車両をお勧めします。
調子のいい車両で定期的に点検・整備、良質な油脂類を定期交換することで、
機械部分の消耗を抑えて長期間好調を維持でき、ひいては出費も抑えられ、
余計なストレスなしに、走りや車両改善に予算・労力・時間を振り分けることができます。
XZ400中古車は、調べてみましたが全くといっていいほど市場に出物がありません。
お探しの方には、絶好の車両と思います。
ごくたまにネットオークションに、業者オークションから出てきたような、
「マニア向け現状渡し放置車両」的な部品どりに近いものが出品される程度で、
「安く買って自分で直そう」的なノリだと、欠品に泣かされると思います。
取引相場金額というほど流通がなく、一応の想定額はありますが、
相談の上で折り合いをつけたいと思います。
(換金のために売り急ぐ事情はなく、転売で商売にされるのも嫌なので投げ売りはしません)
行きつけのバイク屋さんを介してのお取引はOKです。
※車両確認に、目利きのできるプロに同行いただくのは、むしろ歓迎します。
Vツイン好き、ヤマハ愛好家、長距離ツーリング好きの方には、
ぜひ現車確認・試乗の上、貴重な車両を引き継いでいただければと思います。