目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
3か月くらい前からクーラントが減っていることに気付いたのですが、下回りを見ても漏れている様子はなく、しばらく観察を続けていました。
先日ようやく漏れている現場に遭遇
クーラントリザーバータンクの下あたりからポタポタと漏れている。エンジンフード開けて上から見ても漏れている箇所は特定できず。暫く放置していると漏れが止まる。
なおウォーターポンプは問題なし。ファンベルト外して手で回しても抵抗なく普通に回転する。
てな状態だったので怪しそうなクーラントリザーバータンクと周辺のパイプ類を全とっかえすることにしました。
まー気づけばうちの仔も17歳ですし、シモが緩くなってきたのでリフレッシュw
写真はタンクとキャップしか写ってないですが、パイプ類も合わせて、いつもの Pelican Parts で購入~
パーツはセンサー以外は全部ポルシェ純正品です。センサーは純正品が $76.75、どこぞの OEM 品が $17.25 だったのでケチりましたw
あとどこかのショップの動画でタンクは純正品にしとけ、OEM品はやめとけ、って言ってましたがご参考まで
2
まずはバッテリー外し、ジャッキアップして、ウマ掛けて、エアボックス外します。
ガレージが狭いので後ろしかジャッキアップしてませんが、クーラントを完全に抜くには前も持ち上げたほうがよいでしょう。
まずクーラントを抜きます。
オイルパンの更に後ろにクーラント用のドレンボルトがあるので、六角5mmで外します。締め付け時のトルクは 10Nm です。
クーラントが大量に流れるのでバケツは必須です。
3
黒のブリーダーバルブを持ち上げて、青いキャップを緩めると、クーラントが凄い勢いで抜け始めます。
4
こんな感じ
このバケツが溢れんばかりの勢いだったので、焦りましたがギリ収まりました。
5
ウォーターポンプとサーモスタットに接続されているゴムのホースを抜きます。
残ったクーラントが流れてきますのでこちらも受けが必要です。
ほぼ全てのホースはクランプで止まっています。ホースクランププライヤーは持っていたほうがよいでしょう。
準備不足でホースクランププライヤーを持っておらず、代わりにウォーターポンププライヤーを使いましたが、効率悪かったです。
時既に遅しですが、次回に備えさっき amazon でポチリました
6
エンジンルーム側に戻って、タンクをとめている10mmナットを外し、タンクにつながっているホースを外していきます。
クーラントとは関係ないフュールプレッシャーラインも外します。外さないとタンクを取り出すときに邪魔になるので。
マスキングテープ貼った写真しかないですけど、上の2つがそれです。白いボタンがあるので押して引っ張ると抜けます。抜いたときにガソリンが出てくるので、予め受ける用のウェスの上で外します。
7
センサーとそれについているコネクターも外します。
コネクターは爪を押して引っ張ると抜けます。
センサーは90度ひねって引っ張れば抜けます。
8
写真撮り忘れましたが
タンクにつながっているホース、センサーを全て抜いても、タンクを外に出すことはできません。取り外すのにインテークやらがぶつかってスペースが足りません。
余分なスペースを作るために、エンジンをジャッキで下からサポートし、エンジンをエンジンハンガーから外し、ジャッキダウンします。
9
まずエンジンをジャッキでサポートします。
ピンポイントでエンジンを支えるのはムズイので板を使いました。
オイルパンがキズつかないように包装用の紙で養生してます。
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こちらがエンジンダンパーで、エンジンハンガーを支えています。
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エンジンダンパーを下から見た図。18mmのボルトで止まっています。外すにはロングソケットが必要です。
なお締めるときのトルクは 85Nm です。
12
また写真忘れました
エンジンダンパーのボルトを左右とも外したら、エンジンをゆっくりジャッキダウンします。
測っていませんが約4cmくらい下げれるらしいです。ギアボックスと接続されているので、どこまでも下がるわけではありません。
下げたらタンクを取り出します。余分なスペースができたとは言ってもカンタンには外せません。ほぼ知恵の輪状態ですw インテークマニホールドや壁面にあたってなかなか取り出せませんでした。あとインテークマニホールドの下に配線があるので、ここには絶対に引っ掛けないよう注意する必要があります。
結局15分くらい格闘してやっと取り出せました。たぶんもう一回やっても15分は掛かると思いますw
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新旧タンクの図
外すときも戻すときもなんですが、タンク上部にある赤の歯形になっているところを、エンジンルームの上部にある黒いプラスチックのステーの歯形に合わせて、エンジンの方向に引っ張る/押し込む必要があります。これがなかなか厄介です。
あと戻すときは取り出すときよりは若干楽ですが、やはり知恵の輪状態になりカンタンではありません。
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タンクを外したところ
滅多にない機会なので、拭き掃除しました。
ついでにエンジンダンパーも外してチェック&拭き掃除しました。13mm のボルト2か所で止まっています。締め付けトルクは 23Nm
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タンクを戻したら後は逆手順
エンジンジャッキアップ、エンジンハンガーのナットを取り付け、センサー&コネクター取り付け、ホース取り付けて終了
112,362 km
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