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東京にも秘境があります。深い谷間にある集落、
日原集落です。
東京都西多摩郡奥多摩町日原。

奥多摩駅から僅か10ｋｍに足りない処ですが、谷間の狭い道をくねくねと曲がって行かなければ届きません。
途中、思い出しました。
かって、ジムニーで日原を訪れた時、なんて面倒くさい道だなあと思った事です。
日原は近くの鷹巣山や天祖山の登山口となっています。
私が初めて日原を訪れたのは鷹巣山を登るためでした。19～20歳ぐらいの頃です。
日原の印象はほとんどありません。
それから過去何度が訪れています。「面倒くさい」けど。
さて、日原の歴史はどうなっているのか、という事をネット調べなしたがよくわかりません。
落人が山を越えて秩父から移り住んだとか。交流もあったといいます。
本当かな？秩父と交流するには険しい山を越えないとできません。
谷も深いし。

セローでは初めてです。
まず、埼玉県飯能市にある阿須運動公園で少し腹ごしらえをして、出発。

青梅市の小曾木街道を通っていきます。
「小曾木」は「オソキ」と読みます。
日原へは国道411を通り奥多摩駅を過ぎて右折すると日原への道「日原街道」を通ります。
今は奥多摩駅、昔は「氷川」と言ったそうです。
この道は少し進むとすぐに狭い道となります。

谷の断崖絶壁を削って作ったような道です。
しかも谷が深い。
ここはバスが通っているのかな？
でも、若い頃確かにバスに乗ってやってきました。
その昔は日原の産物を背負って徒歩で氷川つまり奥多摩まで運んで行ったそうですよ。
それは女性の役割だったそうです。
狭い道にあきた頃、日原トンネルに入ります。ここを過ぎて間もなく日原です。

しかし、本当に谷のちょっとした日の当たる隙間に集落がつくられるなんてスゴイ。
感動！

現在、日原の人口は66人。でも以前は2000人住んでいた時代もあったそうな。
さて私のへんな虫がもっと奥へ行け！といいます。自制心が効かない私は進みます。
本当に狭い道。

どんどん狭い道を進んでいきますと、
ななんと、バスが来るではありませんか。

すごい凄すぎる。

そして林道日原線へ。
しつこいようですが、狭い道を進んでいきます。
もっと奥までと思いきや、伊勢橋から先のダートを見てやる気が失せてしまいました。
なぜかって、ダートに沢山の水たまり。

冬の洗車の面倒くささを考えて本日はここまで。
本当はりっぱな怠け者ですから。
日原のシンボル、稲村岩を眺めながら帰ります。


それに帰り道不思議なものを発見。

何かって、谷をまたぐトロッコです。
これはおどろいた。

奥多摩駅からたかが10ｋｍそこいらの道でしたが、こんな断崖絶壁の狭い道を走っているとちょっとした冒険気分になります。
セローで来て楽しかった！

なんとなく、奥多摩湖に行きたくなって大麦代駐車場まで行ってこようと思い立って家をでました。
早めに出発しようと思っていたのですが、セローの調子は絶好調にもかからわず、私目のおなかの調子が今一歩で結局午前１１時出発となってしまいました。
ガソリンは途中で入れようと考えていたのですが、以前入れたガソリンスタンドは無くなっておりました。あせった。
でも、奥多摩駅の近くで入れる事ができ、ほっと安心。
ほどなくして、大麦代駐車場に到着。

予想にたがわず、奥多摩は紅葉しておりましたが、やや終わり気味の感じかな。
しかし、ここまで来てしまうとこの大菩薩ラインをもっと行ってみたくなり、休憩もそこそこにして駐車場を出発。
あの赤い橋を越えて奥へ奥へ。
大菩薩ラインは自分的には新緑より紅葉の時期がいいと思っております。
去年の秋はこの道沿いの丹波山村でソロキャンプをしました。
星空が素晴らしかった。

このあたりは、そこそこ紅葉のきれいな場所。
昔はここから先は結構くねくね道で「おいらん渕」という景色の良いところを通っていけたのですが、今はトンネルだらけで見る事はできません。
「おいらん渕」は多くの遊女が金山役人に殺された、という伝説があります。
考えてみれば、「紅葉狩り」も悲しい話が元であります。
平安時代に今で言えば政府高官が浮気をして邪魔になった女性、名前は「紅葉」、を「鬼女」にしたてあげ殺したという長野県の鬼無里に伝わる伝説によるものです。実際にはヒロイン「紅葉」は「鬼女」ではなく、地域に貢献した慈善家だったらしいです。
しばらく走ると山梨県甲州市塩山の林道一ノ瀬線と出会います。

林道一ノ瀬線はお隣を流れる沢がとてもきれいです。
今回はすっかり周りの木の葉が落ちてしまい、今一歩の眺めでしたが、それでも沢の水の流れる様子は趣があると思いました。
このあたりは民家が点在はしていますが、人が住んでいる感じがしません。
限界集落か廃村のようです。

さらに奥地に進むとあの「廃ダッジ」のある白沢峠の方に行きますが、今回は行きません。

遅くなる前に帰宅したいと思います。

帰りもやっぱり大菩薩ライン。
このあたりも紅葉。

本当に久々の更新となります。
正直、コロナが増えて若干自粛をしておりました。
セローでは近所をうろうろしていただけとなっておりました。
やっとコロナも減り始めてうれしい限りです。
ところで、うれしいご報告をさせていただきます。
あの水がなかった鎌北湖に水が戻ってきていました。

毛呂山町の林道阿諏訪線から下って行った時に見つけました。
やっぱり水があると安心します。

紅葉はもう少しで見ごろのようです。
いつも通りの景色が見られて良かった。

また、別の日ですが秩父に行こうと思ったら道が混んで秩父になかなかたどり付きません。

芦ヶ久保もこの通り。
コロナが減ったのでみんな出かけようと思っているんですね。
私もそうですが。

しかたないので、武甲山登山口に目的地を変更して少しだけ行ってきました。

登山口は下の場所です。

コロナで始まり、コロナで終わりますね。ブログも不要不急の外出の自粛を要請されるなかでどこまで書いていいか少し戸惑った一年でもありました。

ブログは埼玉西部のささやかなバイク旅です。
最近では、埼玉県小川町にある仙元山、見晴らしの丘に行ってまいりました。

県道30号で向かいますと五明の交差点から県道11号に入る手前を右に曲がり、踏切を越えて少し行くと入り口の道があります。大きく
見晴らしの丘公園という看板が見えますので到着となります。
今回はさらに奥に進み、実は第二駐車場と書いていたのでいけるかな、と思ったらダート道になっておりました。
戻ってから見晴らし台にのぼりました。

さて、見晴らし台からは、雪山がみえるかな。

うっすら見えました。

でも、写真には写っておりませんね。

来年、2021はコロナが収まってどこでもいけるように祈っております。
（じつは、2020年、こっそり山梨や東京、長野にもセローで出かけておりました。）

追伸※年末、私の母が天国に呼ばれたので新年は祝うことができません。ちょっと寂しい正月になりそうです。

小倉城跡へ行ってきました。といっても福岡県の小倉城ではありません。
埼玉県にも字がそっくりの古城が存在します。
こちらは、埼玉県ときがわ町の小倉城です。

こちらは、オグラと読むそうです。
ときがわ町HPの音声読み上げではそうなっておりました。
北九州の小倉城は平城ですが、こちらは、山城です。
山城というのは守るにも攻めるにも有効だそうですね。
私が訪れた事のある山城は岡山の高梁城、仙台の青葉城です。
その内、高梁城にはりっぱな天守閣が残っております。
仙台の青葉城には良い子だった高校時代、深夜バイクで出かけたらチンピラに絡まれた思い出があります。
小倉城跡に登城するには３か所あるようですが、今回は大福寺から登りました。
最短距離です。山道を10分ほど登ると城郭に達します。

ときがわ町の案内には「急登」とありましたが、そんな事もありませんでした。

上の写真は本郭跡です。
天守閣があるわけではないので、16世紀ごろの様子を想像するだけです。

石積が残っております。

これも。

さて、ここから疑問です。殿様はここに住んでいたのかどうか？
住んでいなければ、いざ戦の時に重い武器をどうやって山の上まで運んだのか？
生活物資はどうやって山のてっぺんに運んでいたのか？
そもそも、重い甲冑を着けて山の登り降りは重労働ではなかったのか？
そのような状況でまともな戦ができたのか？
なぞは増すばかりです。

疑問を残しながら下城し、私は殿様ではないので馬じゃなくて「かもしか」にまたがって帰宅しました。