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イイね!
2012年07月11日

歪み取り

溶接でちょっと油断したら、たちまち歪んでしまいました。

2mmもの厚さがある、60x30のスクウェアチューブが、わずか1m先で3mm近く反り返ってしまっていました。

これくらいの入熱だったら平気だろうと、冶具への固定をおろそかにした途端にこの有様です(´・ω・`)

この歪みは1号機でも発生していましたが無視していました。んが、今回は無視しません。何とか修正を試みます。

とりあえず、溶接で何故歪むのかのメカニズムは理解できました。

溶接により局所的に超高熱となった金属部分の熱膨張が、熱されていない周りの金属部分に阻害されることで、結果的に収縮だけを起こして周囲を引っ張ってしまう事で、歪みを発生させてしまうようです。

ということは、その歪みを取る方法としては、収縮を起こした金属の裏側となる部分にも同じように局所的な熱を加え、収縮を起こさせてやれば、帳尻があって歪が元に戻るのではないかと考えるに至ったわけで、ググって見るとやはりそういう方法で歪みを取る事もできるようです。(ただ、その方法だと全体的に寸法が小さくなってしまうようですが、その程度は自分の求める精度のレベルなら誤差の範囲です)

ただ問題は、僕はピンポイントで高熱に熱する事のできるバーナーを持っていないということです。

しょうがないので、バーナーで熱する代わりに、溶接機を使う事にしました。何もくっ付けるものがない溶接をするということです。
こんな事、大昔にやった溶接の練習以来ですが。これをやると、盛ってしまったビードを後で削除しなくてはいけない手間が増えるのですが、他に手段が無いのでしょうがありません。

歪みを起こした溶接箇所の丁度反対側となる場所に、空溶接を行い同じような収縮を起こさせたはずなのですが・・・スクウェアチューブは反り返ったままです。(´・ω・`)

一度歪んだものを元に戻すには、もっと熱を加えないといけないのでしょうか?

今度は試しに、中央部分の鉄を真っ赤にさせてみました。

ある程度マシになってきたみたいですが、あいかわらず2mmは歪んでいます(;´Д`)


もうビードもてんこ盛りになってきて、これ以上はやりたくありません・・・



結局



ハンマーでどついて修正しました。(`・ω・´)

さっきやったカラ溶接で、片側の歪みはほぼ無くなっていたので、もう片方の歪みを元に戻すために、固定箇所をいくつか変えながら、端っこをハンマーで思いっきりどついていきました。


最終的に、5~6回ほど固定しては全力でどつくのを繰り返したところ、チューブの反り返りは納まりました。

こんな方法で本当に良かったのかは謎ですが、まぁこれで少なくとも試作1号機よりは歪みの少ないフレームを作れそうです。

この歪み取り作業に、一晩まるまる費やしてしまいました。今日はもう終わりにします。(´・ω・`)
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Posted at 2012/07/11 02:56:37

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この記事へのコメント

2012年7月11日 12:08
この手のパーツを製作するときは、本溶接前の点付けの数を多くするのがコツですよ

局所的に入熱が大きいと歪が大きく出ますから、全体を均等に温めるイメージで溶接すると歪みを少なく出来ます。

何事も経験しないと分からないものですけどね
コメントへの返答
2012年7月11日 21:38
アドバイスありがとうございますm(_ _)m

点付けの数を多くですかぁ~
それは決して点付けで溶接のラインを全て埋めてしまうって事ではないですよね。

全体を均等に温める・・・なるほどなるほど

経験。まさしくこればっかりはアナログ的感覚と共に学習するしかないですよね。

今度、全体を温めるイメージでやってみます!
2012年7月11日 20:28
一度に一箇所を集中して溶接しないこと、 対角で溶接する事(上側をしたら下側・右側をしたら左側)、 連続で溶接をしない事、でもそれでも歪ます。 後は裏側を酸素で炙るといくらかは戻ります。 精度の高い溶接は経験していても難しいです。 やった事の有る人なら理解出来ると思います。 
コメントへの返答
2012年7月11日 21:44
アドバイスありがとうございますm(_ _)m

対角で溶接する。
確かにそうですよね。感覚的にもその方がよさそうな気がしていたので、対角で溶接できる時はしていました。

ただ、今回は角材の上面に乗せたパーツを溶接する行為だったので、角材の下面は溶接することがなく、あまり対角的な溶接ができませんでした。

しかし、一気に一辺を溶接していたので、それで入熱が多すぎたのが失敗の原因なのかもしれません。

というか、しっかり固定してなかったのがそもそもの間違いだとは思いますが(笑)

次から、もっと慎重にやっていこうと思います。



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