
子供が悪さをした。
(その内容は詮索しないでください。)
それは7月の暑い日
本人をキツく叱った。
普段の叱り方ではなく
さとす様に
『 それはいけない事だよね 』
静かに
『 やっちゃいけない事だって知ってるよね? 』
悲しい口調で。。。
『 もうやっちゃダメだよ 』
『 今度やったらおまわりさんにも来てもらうよ 』
『 おまわりさんが怒ったら怖いんだぞ 』
『 ろうやに入れられちゃうんだぞ 』
すると
『 ろうやにははいりたくない。。。。もう、しません。。。。 』
あれからひと月程・・・・・反省してくれていると信じていた
今日の仕事の終わり近く。定時のちょっと前に
千葉の実家に帰っている嫁から携帯に電話があった様だ。
留守録を聞くと
おもいっきり泣きじゃくりながら
一生懸命
『 ごめんなさい。。。 』 と繰り返す子供の声。
もしや。。。。
仕事を定時で終えて自宅へ帰る。
嫁の実家へ連絡を入れ、事の内容を聞く。
電話口の向こうでは泣きじゃくる子供の声
『 ろうやにはいりたくない。。。 』
車に乗っていざ千葉の実家へ!
運転中、以前の約束を思い出す。
『 こんどやったらおまわりさんに来てもらうよ 』
はたしてそれが良いのか悪いのか
親として、大人として
何か他に出来る事は??
車を走らせながら自問自答を繰り返す。
実家近所の交番に訳を話して、叱ってもらおうか。。。
思いのほか道路が空いていて早めに到着。
ちょっと駅前のロータリーを流して交番チェック
『 あれ?駅前に交番無いじゃん 』
少しホッと胸をなでおろす。
おまわりさん作戦はダメ。さてどう叱ろうか。。。
嫁実家駐車場にて一息ついて いざっ!
家に入ると本人と嫁を除いてトランプに興じていた。
『 あれ~? おとうさんど~したの??? 』
その奥の扉が開いて嫁が悲しい顔をして声を出さずに僕を呼ぶ。
扉の向こうでは本人がうなだれて泣きじゃくっている。
嫁は退席し
ボクと本人 2人だけ。
『 ごめんなさい 』
『 ろうやに入りたくない 』
『 あったかいふとんがいい 』
『 さいごにみんなとトランプしたい 』
僕の迷いは吹き飛び
作戦も消し去ってしまった
本人に
『 泣いてちゃ話が出来ないよ 』
『 なぜ? 』
『 それは悪い事だよね? 』
『 前も話したよね 』
『 いい事、悪い事判るよね? 』
『 これからどうする? 』
『 本当は良い子だって事、知ってるよ 』
『 おまわりさんには話しておいた 』
『 お父さんからごめんなさいって言っておいた 』
『 2回目だけどすごく反省している 』
『 そう言ったららおまわりさんが許してくれた 』
『 3回目は無いよね? 』
そして泣きじゃくる本人を
ギュッと抱きしめて
耳元で囁く
『 おとうさんも、おかあさんも、
おじいちゃんも、おばあちゃんも
み~んな君が一番好きなんだよ 』
『 他の兄弟には内緒だよ♪ 』
本人を落ち着かせると
他の子供が再び『 お父さん、何しに来たの? 』と。。。
『 お父さんの携帯の留守録に「バカっ!」って入れていたから怒りに来た! 』
子供達がふとんに入ってから
義父母に事の内容を話す。
義父母から
『 どこの子供も同じような悪さをする 』
『 それを表に出さないだけ 』
『 今が一番大事な時期 』
『 我々大人がしっかりと監視し、子供の良い面を育もう 』
非常にありがたいお言葉を戴きました。
嫁はず~っと険しい顔
嫁実家を出る時に駐車場の車内で話し合った。
『 どう接していいのか判らない 』
それはボクも一緒
『 監視って言っても1から10まで見てられない 』
それを言っちゃいけない。
おじいちゃんおばあちゃんも
一緒に見てくれると言っていた
我々がそれを言っちゃいけない
思っても口にしたら失礼。
出来ると思えば出来る。
一緒に頑張ろう
あれ?子育ての神降臨?
『 怒らせてばかりだし 』
子供は自分自身、
弱いところがそのまま出てしまう
だから目に付く、鼻に付く
自分を愛するように
そして怒っても後を残さないようにしよう
ど~した?オレ!
『 それが出来るか。。。 』
だったらギュッと抱きしめよう
そんな事考えた事。。。
『 そんな事。。。 』
大人なんだ!
出来なければ演技をしよう
演技が本物になるはず!
仕事中もボクは演技しているぞ~♪
よ~し、自分に言い聞かせよう!
さぁ、演技をしよう♪
久しく子育ての話を夫婦でしていなかったボクにも原因はあるかも....
Posted at 2007/08/22 02:16:11 | |
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