報酬をちゃんと手に入れたので、言いたいことを言ってももういいでしょう。
町内会役員の任期が、不運にも5年に1度の国勢調査の年に当たってしまい、その流れで調査員を任されることになったのが、今年の夏。
「ポストに調査票を入れるだけだから。報酬も出るし。」
という町会長の言葉にだまされましたわ。
8月下旬に講習会。そこで実態を知りました。
調査票配布時、ピンポンを押して世帯住人に調査への協力を口頭で伝える必要があるなんて、会長、言ってなかったじゃん。
ただし、今年はコロナウィルス感染防止対策で、インターホン越しが基本。
数日後、市から段ボール箱が宅配便で2箱、ドサッ。1箱に1区画分の調査票類がどっさりと入ってました(つまり、ボクが担当したのは2区画)。
中身を確認して事前準備。
これが大変。
調査区内を歩いて住宅地図と見比べ、調査対象の住宅を確認。この時点で、工場や倉庫、居住者のいない商店などを対象から外します。そして、対象の住宅に番号を順番に付けます。
アパート・マンションも調査対象。1戸に1つ、同様に付番。
調査方法に対するいちばんの不満点はここ。
5年に1度は調査しているのだから、前回情報があるはず。それを更新すればいいのに、全てゼロから調査。
この時代に、白紙の表に鉛筆で手書きですよ。何とかしてください、次の人のために。各調査員にタブレットを渡すとかできるでしょ。
さて、自分で作った調査対象一覧を基に、いよいよ個別訪問。全戸ピンポン。不在時は不在票に次回訪問予定日時を書いて投函。
ここにもコロナの影響。例年は数回再訪のところ、1回のみ。
一戸建てはたいてい、2回訪問すれば誰かが在宅。でも、集合住宅は不在率90%。30戸程度のアパートで一人も会えなかったこともありました。
訪問後、コールセンターから数回、電話が来ました。
「実は二世帯なので、調査票をもう一式もっていって。」
でも、表札を見ただけでわからないこともあるんですよ。違う名字が3つ書かれてるけど、いったいどんな関係?とか。
最終結果をまとめて調査書類を指定場所に持参したのは、11月上旬だったか。担当者に中身を一通り確認され、質疑応答。簡単な記入ミス等その場で訂正され、ようやく完了。
国勢調査員は、期間中は非常勤の国家公務員。最初に高市センセイから任命証ももらいました(直接ではない)。
報酬は、まあそれなりの金額が出ます。それに、担当区画が多ければそれだけ増えます。
じゃあ、5年後にまたやるかと言われれば、たぶん、やりません。よっぽどカネに困ってれば別だけど。
戸別訪問なんて、神経使いすぎる。
「なんだ、てめえ!!」
みたいな人は、幸い今回はいなかったけどね。
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Posted at 2020/12/31 10:27:25 | |
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