NSX・NA2キャリパー&スリットディンプルローター交換
1
禁断の場所としてきた(笑)、ブレーキシステムチューンに挑戦しました。
CL1に流用が利く「NSX・NA2用キャリパー」への交換です。しかもタイプR用のを購入したので色は黒・・・。
事前準備として
1・銀色に塗装しようと銀色の塗料(普通の鉄用塗料の筆塗りのやつ)
2・上塗りする耐熱塗装のクリヤー
3・さらに焼き付ける為のガスバーナー(カセットコンロ用)
4・ブレーキフルート(ホンダ純正Dot4用)500ml。
5・エア抜きで使う、内径6mmのゴムホース約50センチ(ホームセンターで100円位で切り売りしてます)
その中でも、クリヤーの耐熱塗料はなかなか売っていないので苦労しました。クリヤーの上塗りしないと、銀塗装の銀粉が劣化してなくなってしまい、ねずみ色っぽくなってしまうからです。
しかし結果的には見ての通り、金色になってしまいました^_^;。
これはクリヤーを塗ってバーナーで焼き付けた際、下地の銀塗装が焼けて結果的にこのような色になってしまいました。
まぁ結果オーライってとこですかね。
そうそう、ローターの中心部も塗装しておくと、錆びにくくなり良いですよ。
2
しかしトラブル発生!!。
キャリパー取り付けネジのジャバラになっているゴムブーツを外さずにバーナーで熱してしまった為、焼き切ってしまい、交換するはめに(T_T)。。
仙台のホンダ純正部品販売(車で30分くらい)のお店に直接買いに行き交換。。。
NSX用だと2940円なのでCL1用のを購入(この部分は共通部品です)。1785円なり。
これは余計な出費でした・・・。
でもピストンシールドのゴムも危なかったです。
熱する時は気をつけないと。
3
さて準備するものは完了。いざ取り付けにはコツがあります。
まずキャリパーを外す作業。
1・ブレーキホースをフロントアームに取り付けているネジ2箇所を外す。
2・キャリーパーはネジ2箇所でとまっているので、ハンマーなどで工具を叩きながら外す(相当硬いはず)
3・外したキャリパーを、一時的にホースを付けたままフェンダー内に置いておく(なお、外す前にブレーキホースのネジを軽く緩めておくと交換時に楽!です)。
4・キャリーパー外枠の部品を外す。このネジも相当硬いので、重いハンマーで叩くと楽!)
5・ローターを外す。ネジが2箇所だけでとまっているが、これも相当硬い!。大型の+ドライバーを使用し、ペンチか可変スパナを取っ手に付けて抑えながら何とか回す。
これで外すものはとりあえず終了。
あとはローター・キャリパーを取り付けていくだけ。
4
キャリパーとブレーキパットを画像のように取り付けます。鳴き防止の金具を、パットの後ろに付けるかどうかは個人の好みですね。付けない方が見た目は良いですが。
本来なら、ワッシャーを買ってきて、キャリパーのセンター位置調整に使うんですが、忘れたのでそのまま付けました。
ローターの中心部との余程のズレが無い限り、大丈夫だと思います。
5
とりあえず装着後の画像です。
ここからが一番の難関!!、ブレーキホースの付け替えです。
すばやく付け替えます。
本来はホース取り付け部に小さな2つのワッシャー(2番目の部品画像の中に写っています)も交換するのが原則ですが、交換しなくてもとりあえずは大丈夫です。
ただこのワッシャーだけって、売ってないんじゃないですかね~?。
外した元のキャリパー内からもブレーキ液が出てくるので、なにか下に容器を用意して作業した方が無難です。
付け替え中はボンネットを開け、ブレーキ液が無くならないように常にタンクを注意しておきます。
私は勘違いして、初めクラッチ液の方を空けて補充していて、同僚に笑われました (^◇^;)。
結果的にはエア抜き終了するまで気が付かなかったんですが、何とかそれでもタンク内の液で持ちました。危なく液不足になるところでしたよ。
そんなに交換中でも急に減るものではありませんが、注意しないと。
なお、こぼれたブレーキ液は塗装などに悪影響なので、水かブレーキクリーナーなので洗浄します。
ついでにステンレスホースとかに一緒に交換したかったんですが、一度にやると作業が大変になるので、今回は見送りました。
ちなみにブレーキホースのサスアームへの取り付けは、純正ホースのままではキャリパーまで届かなくなるので、ネジを1箇所だけにして、1段ずらして取り付ければOKです。
ハンドルを左右に回し、ホースに干渉する部分は無いか、ねじれ等の負担も極力かからないように点検してやって取り付けます。
6
すべての取り付けが終了した時点での画像です。
最後にエア抜きの作業があります。
左右のブレーキ作業が終わってからの方が効率良いですね。右・左・右・左と交互にエア抜きしてった方が、良さそうです。
まずエア抜き弁にホースを取り付け、下に容器をセット!。
ここからは2人での作業になります(1人での作業は絶対お勧めしません)。
まず、エンジン停止したままで構いません。
一人が数回ブレーキを踏み、踏み込んだ時点で止めます。
その時にエアバルブを緩めてエアを徐々に抜いていきます。
(ブレーキを踏む担当人にはエアバルブを開けた瞬間わかりますよ!、急に踏んでる負荷が抜けますから)
これを片側10回とは言いませんが繰り返します。
もう一人のエアバルブ開閉担当の人から、気泡が出なくなった合図が出たら完了です。
ちなみにこの作業は会社の駐車場で行ったのですが、メカに詳しい同僚がいて、エア抜き作業方法とかを全て仕切ってもらったので(笑)、5分くらいで終わる事が出来ました。感謝です。自分では一番この作業が不安あったのでね~。
7
最終完成画像です。
まだ塗装が付いているので何か変ですが、軽く走ってブレーキテストを行い完了です。
所要時間、約3時間半の作業でした。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク