LSD装着その1(デフケース降ろし~LSD組み換え)
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CUSCOのTYPE RS LSDを1WAY設定にして組みました。
LSDを自分で組みたいと思っている方は参考にしてください。
なおかなり適当にやっているところもありますm(_ _)m
《準備編》
【道具類】
・フロアジャッキ、ウマ2本、車載ジャッキ2本(ウマが4本あるなら必要なし)
・ソケット 12mm、14mm、17mm
・エクステンションバー(短、長)
・トルクレンチ(~20kg-m)←スピンナハンドルでも可ですがあったほうが良いです
・メガネレンチ 12-14mm、14-17mm、17-19mm(ロングメガネがあればさらに良し)
・鉄ハンマー
・バール 450mm
・ネジロック剤(キタコ製)
・液状ガスケット(Permatex MotoSeal1 #29132)
・ブレーキクリーナ
・軍手、ウェス
【部品類】
・デフカバーガスケット(38320-40F02)
・オイルシール(38342-N3100)×2
・サイドベアリング(38440-N3110)×2←今回は再使用しましたができるだけ新品を用意したほうが良いです
・CUSCO LSD OIL 80W-140
《作業のポイント》
一人では行わないほうが良いです。もしもの事態があったときに危険ですし、足りない部品を買いに行くときにも足が必要ですので。
非常に硬いボルト、ナットがありますのでうまくチカラとアタマを使ってやってください。
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《デフケースを車体からおろす》
1.車体のジャッキアップ
駐車場等、クルマを長時間放置しておいても問題の無い場所でジャッキアップします。今回はフロントは車載ジャッキを使用しジャッキアップポイントに、リアはデフケースにフロアジャッキをあてリアメンバーにウマをかましました。
2.プロペラシャフトの脱着
プロペラシャフトは14mmのボルト、スプリングワッシャ、ナット4本で止まっており非常に堅く締められているのでギアを5速にいれ、サイドブレーキを強く引いてから14mmのメガネレンチをナット側に掛けて外します。堅くて外れないときはロングメガネレンチを使うと楽です。今回はロングメガネレンチを使用しました。
3.ドライブシャフトの脱着
サイドフランジからドライブシャフトを外します。ここは14mmのボルト、スプリングワッシャ、ナット片側5本の両側で10本で止まっています。プロペラシャフトより堅くは無いですがここもかなり堅くしまっています。14mmの(ロング)メガネレンチを使って外します。左側はマフラーが邪魔でレンチが掛けにくい場合がありますが、その場合はマフラーのテールピース部を外しておくと良いでしょう。今回は外さずにできました。
4.デフケースをおろす
まずデフケースが落ちないようにケースにフロアジャッキを軽くかまします。デフケースは前部に17mmのボルト2本と後部に17mmのナット4個ので止まっています。後部はデフカバーにスタッドボルトが立っており、メンバーと止められているのでナットを外しても落ちることは無いので後部側のナット4本から外します。次に前部のボルト2本を外すとデフケースはフリーとなります。ジャッキを少しおろしながら車体前部にスライドさせリアスタビライザーに載せるようにしながらスタッドボルトをメンバーから外し、さらにジャッキをおろしながらデフケースを前部に移動させるとメンバーに引っかかることなく外すことができます。ちょっと知恵の輪みたいでややこしいですがメンバーからケースをはずすことを念頭において作業すればうまくいきます。
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《LSDの組み付け》
5.デフオイルを抜く
デフオイルを抜きます(デフケースを降ろす前に抜いても良い)。デフカバー下にドレンボルトが付いているのでそれを12.7mmラチェットエクステンション等を使用して回します。デフカバー左上のオイル挿入口も開けておくとオイルの抜けが良いです。
6.サイドフランジを抜く
左右のサイドフランジを抜きます。サイドフランジは左側が短く右側が長いですが、メーカーによっては右側に左側のサイドフランジを用意しなければいけないものもあります。CUSCOのものは現行モデルはそのままいけるようです。サイドフランジはバールでこじるか、ハンマーを使ってコツコツ叩くかすると抜けます。今回は左側はハンマーを使って抜き、右側は左側からエクステンションバーを突っ込んで打ち抜きました(オープンorビスカスのみ有効)。
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7.デフカバーを外す
デフカバーについている12mmのボルト8本を外します。液体ガスケットが固着している場合はハンマーで軽く叩いてやるとデフカバーが外れます。
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8.純正ビスカスLSDを取り外す
まず左右のベアリングキャップをとめている4本のボルトを外します。このボルトはかなり堅いうえ一人で外そうとするとデフケースが回ってしまってなかなか外せないので一人がデフケースを固定してもう一人が長い柄のトルクレンチ(スピンナハンドル)で外すと良いでしょう。私は他のボルトにメガネレンチを掛けて固定して外しました。ボルトを抜くとベアリングキャップが外れるのでそれを外します。次に左右のサイドベアリングとシムの状態を確認(写真に取ると良い)してからシムがばらけないように慎重にバールを使ってLSDを引き出します。左右のシムをつけ間違えるとバックラッシュが狂うので注意してください。
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9.純正ビスカスLSDからリングギアを取り外す
取り外したLSDから17mmのボルト10本を外しリングギアを取り外します。このボルトが全作業中で最も堅くまた取り外しにくいです。インパクトレンチがあれば楽なのですがそんな良いものはありません。また万力も無いのでLSDを固定することもできません。今回は17mmのメガネレンチ3本を使いボルトにレンチを掛けてLSDを固定し柄の長いトルクレンチを使ってボルトを外しました。この方法では最後の1-2本のボルトを外すのが難しいですが一度外したボルトにCRCを掛けて外しやすいようにすれば全てのボルトをうまく外すことができます。
10.リングギアを新しいLSDに取り付ける
外したリングギアはブレーキクリーナで洗浄し欠け等がないか確認した後、新しいLSDにはめ込みます。10本のボルトを必ずネジロック剤を使用して締め付けます。トルクは15kg/mですが締めこむ際も外すときと同様にメガネレンチとトルクレンチを駆使して締めこみました。
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11.新しいLSDにサイドベアリングを取り付ける
今回はサイドベアリングはLSDについていたものをそのまま再使用しましたが基本的には新品に換えたほうがいいようです。ギアプーラーを使用してサイドベアリングを引き抜き、新しいサイドベアリングを40mmのソケットをあてがってハンマーで打ち込みます。ベアリングは必ず奥まで打ち込んでください。
12.デフケースのオイルシールを交換する
デフケースのサイドフランジを差し込むところのオイルシールを交換します。ハンマーを使って古いオイルシールを外側から内側に叩き出します。次に新しいオイルシールを同じく外側から内側にハンマーで打ち込みます。打ち込みすぎには注意してください。
13.新しいLSDをデフキャリアに組み込む
新しいLSDにベアリングカバー、シムをつけてデフケースに組み込みます。シムは必ず取り外す前と同じ状態にしてください。ちなみに私の場合は左に厚いシムと薄いシムが1枚ずつ、右は薄いシム1枚でした。右の薄いシム1枚だけを外した状態でデフケースに収め最後のシムは木をあてがいハンマーで叩いて入れます。組み付け後、ガタが無いか確認してください。
組み込みができたらベアリングキャップを外した状態と同じように組み付けます。上下左右を間違えないように気をつけてください。
14.バックラッシュの測定と歯当たりの確認
通常ならここでダイアルゲージを用いてバックラッシュの測定をし、光明丹をリングギアに塗って歯当たりの確認をするのですが、日産のR200LSDではシムさえ間違わなければバックラッシュが狂うことはまずありませんのでここは大丈夫であろうと踏んで無視しています。本来はきちんと行ったほうが良いですよ。
15.サイドフランジの取り付け
左右のサイドフランジを間違えないように気をつけて気をあてがってハンマーでサイドフランジを打ち込みます。CUSCOの現行LSDはサイドフランジ交換が不要なタイプですが、ものによっては右側の長いサイドフランジが使用不可で短い左側のサイドフランジを用意する必要があるものがあるので注意してください。サイドフランジは1本13000円位するのでかなりの出費です。
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16.デフカバーの取り付け
デフカバーとデフケースに液体ガスケットのカスが残っている場合はスクレイパーやカッターできれいに削り落としてから、液体ガスケットを塗ります。少し時間を置いてから新品のガスケットをつけてボルトを対角線上に締め付けていきます。ここのボルトの締め付けトルクは5kg/mですので締め付けすぎに注意してください。
17.デフオイルの注入
ドレンボルトに液体ガスケットを塗って締め付け、注入口よりデフオイルを注入します。オイルは1.5L程度はいるようですが、今回は挿入口を上にして1.8L程度注入しました。通常は注入口からオイルがこぼれるまで入れます。
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