クランク角センサー分解(日立製)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
乗っているとたまに息継ぎや、エンスト、加速不良といった症状が出て、クランク角センサーを一度洗浄しました。はじめは良かったんですが、また症状が出始めたので、何とか直せないかと思い分解しました。
32のクラセンは磁石によるコイルの電圧変化を信号としているので、そこが壊れることはなかなか無いと思いました。そこでセンサー部じゃなくてその回路の接触不良が原因じゃないかと思いました。当時の日産特有のはんだ割れ。
分解できないと言われてるし、壊したら変えればいいや〜的なノリで分解しました。
まずは、クランク角センサーのケーシングを外します。ねじ3本で止まっています。
外れたら画像のような状態になるのですが、ここから先、円盤が邪魔で外れていきません。そこではんだごてでプラスチック部分を溶かしていきます。どこにどういう部品があるのか手探り状態でしたので、至るところから溶かしました。円盤を曲げないように注意します。(私は少し曲げてしまい元に戻すのに苦労しました)
2
あまり写真を撮っていないので、分かりづらいかもしれません。溶かしていき矢印のあたりを覗くとベアリングをケーシングに留めてるネジがあります。これをペンチやドライバー等を駆使して外しました。するとベアリングが抜けて真ん中のシャフトが抜けてくれます。写真ではカプラーのメス側のカバーを溶かして外してしまっているのですが、ここは外さなくても大丈夫だと思います。ここを外したおかげで固定方法に悩んでいます。また、私はプラスチックを固定しているネジの穴部分を2ヶ所切除していますが、残せるのであれば残した方がいいと思います。
3
バラしたらこんな感じです。ベアリングの部分は少し鉄粉が出ていました。洗浄してグリスアップしておきました。
4
裏側のプラスチックを剥がしていくと基盤が見えます。細かい電子回路です。はんだ盛り直しが大変でした。怪しい部分がありましたが、細かくてはんだが割れてるかよくわかりませんでした。盛り直したら基盤をコーキングしました。
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盛り直したら組み直します。ネジの穴を2ヶ所切除したので位置決めが少し大変でした。円盤の切欠きを検知するセンサーに干渉しないようにワッシャー等を使いながら調節しました。位置が決まったら不要な穴やゴミが入りそうな隙間をコーキングすると良いかもしれません。
6
最後にケーシングを組み付けて完了です。
7
試走した感じはトラブル無く走ってくれました。しかしボンネットを落とすように閉めるとエンストします(笑)
おそらくカプラー部分がちゃんと固定できてないので接触不良でしょう。ここはコーキング等で後日対策します。
ベアリングが死んで異音がしているものはこの方法では直らないと思います。やる際は自己責任でお願いします。
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