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映画「ハドソン川の奇跡」を観てきました。
2009年1月15日に、気温－6℃のニューヨークハドソン川で起きた実話の映画です。
一航空ファンとして、先週公開された時点で久しぶりに観たいと思った映画でしたので、早期に観賞することができてよかったです。



小生も2000年11月にニューヨークでの空の窓口として利用した、ニューヨーク、ラガーディア空港のRWY04滑走路を飛び立ったUSエアウエイズの1549便、シャーロット経由シアトル行き、エアバスA320型機でしたが、離陸間もない高度2800フィート（850メートルあまり）にて大型のカナダ雁の大群とバードストライク。
結果、2機搭載されているCFM製エンジンの両方ともがストールしてしまい、墜落の危機にさらされてしまいます。



そこで、サレンバーガー機長の長年の経験を生かした判断のもと、間に合わないが故にラガーディアや近隣の他の空港へ緊急着陸するのではなく、ハドソン川へ着水することを決断したのでした。
通常であれば、着水時に機体に大きなダメージが発生するわけですが、最小限に抑えることができたため、機内への浸水及び沈没までに時間を稼ぐことができたこと、機長をはじめとしたクルー全員の乗客への適切な非難誘導が行われたこと、真冬にも関わらず救助の船が早期に助けてくれたことが幸いして、155名全員の命がほとんど無傷で助けられました。
事故後、サレンバーガー機長には事故調査団から様々な疑惑を持たれることになりますが、彼の判断が正しかったことが立証されて英雄となり、9.11同時多発テロ以降、久しぶりに航空機関連での明るい話題となりました。
事故機の機体は、経由地であったノースカロライナ州シャーロットの博物館に現在も保管、展示されているようです。
サレンバーガー機長は、本当にプロ中のプロのパイロットですね。