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2023年10月01日 イイね!

幻の道道とか。

( ´・д・) そうだ、ドライブ行こう。


 思い立ってちょろっとお出かけしてきましたよ。
 お出かけを始めて早々にキリ番。

( ´-д-) 順調に査定額が下がっていくねぇ。



 3時間近くかけてやって来たのはここ。

 道道1116号富良野上川線の東川北7線ゲート。ここからチョボチナイゲートまでの間が、一年のうち一ヶ月間程度しか通ることが出来ない道ですよ。

 反対側のチョボチナイゲート。




 途中の人だかりが出来ていた橋からの眺め。

 遠くに旭川らしき街が見えるけど、人だかりが出来るほどの良い景色かな。



 さて、この後どうしよう。せっかく3時間近くかけてここまで来たんだから、すぐ帰るのも面白くない。時刻はまだ正午前。ググって次の寄り道先を決めて、またドライブへ。


 幌を開けて走っていたら、いきなりの通り雨に遭って慌てて幌を閉じたりして、着いたのはここ。

 赤平の旧住友赤平炭鉱跡を利用した、赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設ですよ。

 毎日午前と午後に行われるガイドの説明付きな立抗櫓内部の見学に参加。800円。

 立坑櫓の建物内部に入って早々、トロッコのレールがいっぱい。


 立坑櫓の真下のエレベータ。4基あって、1番と2番,3番と4番が対になってつるべ式で昇降してたんですと。これが、片方が地下600m程度、もう片方が地下350m(?)程度の深さとの間で、人や物をやりとりしていたと。

 エレベータのカゴは、立坑から外され窓際に並べられている4段積みのもの。


 カゴの内部。出入り口は、細い鎖に吊された細い横棒で遮られるのみで、これが安全装置の全てですと。

 掘り出した石炭や坑内を埋め戻すズリを運ぶときはトロッコを乗せて、鉱員を運ぶときはそのまま1段に18人ずつ乗せて、この状態で立坑内を秒速12mで昇降させていたと。良く事故が起きなかったな。

 立坑櫓の向こう側にも空間があったけど、そちらには案内して貰えず。

 エレベータで運び上げられた石炭は、向こう側に移動してくるっと荷台が回転して中身を排出、その後奥まで行って折り返し窓側の線路を通ってこちら側へやって来て、入ってきた側の行き止まりでまた折り返してエレベータの入口に戻ると。ポイントを見るとトングレールが一本だけの発条転轍器(札幌市電で見たことがある)で、ポイントの切り換え操作は不要だったんですと。へぇ。


 これが奥の方にあったという、トロッコに積まれた石炭を自動で下ろす装置。夕張で見たのは、レールごとトロッコが180°逆さまにぐるんと回転して真下に石炭を落としてたんだけどな。同じ機構かな。

 次に案内されたのは、エレベータの操作室なケージ巻室。4基のうち3番と4番のエレベータを操作していた方。

 でっかい滑車は、立坑櫓と同じ直径5.5mですと。

 手描きの説明図。

 左側の「ドラム」がこの部屋の滑車。3番と4番に繋がっているケーブルを、こいつが動かしていたんだね。

 滑車を止めるブレーキ。よく見ると木製なんだね。滑車の表面も木製なのか。

 構造的にはSLやなんかの踏面ブレーキと同じ原理か。

 操作室。なぜか滑車の正面。この位置取りには何か重大な意味があるんだろうか。


 斜坑で鉱員を運んだケーブルカー。


 中に乗ってみたが、狭い。作業に必要な工具や弁当やらを持った大の男が横に3人並んで座ったそうだけど、この頃の日本人はみんな身体が小さかったのか?


 立坑の中は塞がれているのか。


 立坑櫓で一通り説明を受けた後は、少し離れた建物に移動して、使用されていた機械の説明を受けますよ。建物の名前は自走枠整備工場。

 内部はこんな感じ。

 右手には、石炭を掘って後ろの車へ送る機械や、掘った石炭を運ぶ車。

( ゜∀゜)o彡 ドリル♪ドリル♪ドッリッル~♪

 右手奥にはバッテリー機関車と鉱員を乗せるトロッコ。これもまた小さいな。


 左手奥の謎の機械。この壁側のの巨大な物体が、建物の名前にもなっている自走枠。手前の二本腕の凶悪な見た目の機械がドラムカッター。


 ここには自走枠は5基しか置いていないけれども、実際には数十基が並べて使用されていたそうで。実際の使用方法を言葉にして説明するのは難しいな。どこかにわかりやすいCGでもあれば良いんだけど。

 坑道は掘りっぱなしでなく、補強をしないと崩れてしまう。その補強のための骨組みのモデル。

 骨組みは一組を二本や三本の骨をボルトで接続して組み立てる事が多かったそうだけど、そのボルトの止め方にルールがあって、それによって坑道入口への向きが判断出来、火災発生等緊急時の避難に役立ったとか何とか。実際にここで働いていた人がガイドをしてくれてたんだけど、爺さんもういい歳のせいか声が小さくて聞き取りにくかったんだな。経験者ならではの貴重な面白い話を聞けるんだけれども。

 見学はここまでで終了。全行程二時間ほど。




 露助の蛮行のせいでエネルギー価格が上昇している昨今、もしコスト的にペイ出来なくてもエネルギー国家戦略上少しでも自給率を高めるために日本国内で石炭の坑内堀りを大規模に復活させようとなったら、既存の廃墟を再利用するのは無理としても、新規に坑道を掘って操業再開出来るんだろうか。完全にロストテクノロジーになった感じだけど。国内で唯一の坑内堀り炭鉱な釧路コールマインには技術は残ってるのかな。




 廃墟を堪能した後は、遅めの昼食をいただきますよ。赤平では近年このお店が話題なのかな。



 「ヘルメットトンカツラーメン」(1000円)。器が黄色。



 水曜どうでしょうでツリーハウスを作ったときのヘルメットをモチーフにした丼。



「ふつーにスープ飲めちゃう」

なんて底に書いてあるけど、実際は少し塩辛かったな。赤平らしく炭鉱で汗水垂らして働いた野郎共のために塩分多めにしているのか。
( ´-д-) 飲めちゃうけど、飲まさる感じではないな。



 赤平に来たらついでにあそこにも寄ってみようと、ちょろっと寄り道。

( ´・д・) む?


----------------------------------------------------------------
警告
私有地につき立入禁止
----------------------------------------------------------------
警告
24時間監視 遠隔ビデオ作動
----------------------------------------------------------------
24H Security System
防犯カメラ作動中
不審者は発見次第警察に通報します。
----------------------------------------------------------------
 なかなか物々しいねぇ。
 ここは「レイクサイドリゾート水曜どうでしょうハウス」。大泉が驚愕し、藤やんが野鳥観察をした、例のツリーハウスですな。実際のところ、勝手に入ろうとする輩がいるのかねぇ。



 国道38号を走っていると目に入る気になる建物にも寄ってみた。

 天守閣のような建物。しかし窓は現代的なアルミサッシ。もちろん、こんな赤平に日本式城郭があったなんて歴史的事実は微塵も無い。


 人形メーカーの工場兼店舗として30年ほど前に建てられたものの、その会社が10年以上前に倒産し長らく廃墟になっているそうで。そんなもの残してても新たな入居者なんて現れるわけ無いだろうに、壊すにも金がかかるから放置プレイされてるのかな。
( ´・д・) しかし、国道を走っていると目立つな。





 国道12号に出て神居古潭で一休み。

 もう日が暮れてしまったか。


 「ヒグマ出没 通行注意!!


(; ´・∀・) ・・・さっ、帰ろ。


~ 以上 ~
Posted at 2023/10/07 20:59:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   04/08 20:27
WRANGLERとS660に乗ってます。どちらも良い車ですよ。 ( ´・ω・)=b
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