HKS Super Turbo Muffler / スーパーターボマフラー  

パワーが出せる静かなモノということで選択。
マフラーに関しては、2000年頃のS15シルビア時代、触ストN1マフラーを首都高のトンネルで響かせたアノ頃が一番懐かしい。エボ7時代はHKSのサイレントマフラーで房総半島の山々を走り回る。確かに静かだったけど絞りが入ってて若干ふん詰まり感あり、音的にも官能性はなく後悔。それでもパワーはあったけど。GRBインプ時代は、「最近のクルマはマフラー開発が難しくなった」とか言われ・・多分ECUがすごい進化した時代で各社迷走感がある中、それら色んなマフラーに手を出し、結果5本目のHKSに落ち着く。精神的、経済的に深刻なダメージを負ったものの、良い勉強になった。
その頃は群サイやTC、筑波山を走っていた。
その後規制も厳しくなり、世の中的にも変わっていく中、
発売10年目のエボXに関しては、モノも情報も出尽くしており、助かるようなつまんないような。
家族的にはコモリ音だけは頭痛がするから勘弁してとの注文あり。
色々調べた所RSエボリューションかスーパーターボが定番というか、良さげであった。20年前であれば、東名のチタンに即決したと思われる。
昔と違って走り屋が激減する中、直接音を聞ける場はそうない。YouTubeで音を聞いてもなんだかよく分からないが、
アペックスの方が音的には若干イイ音なんだろうと思う。
しかしながら有名チューナーさんイチ推しのスーパーターボスゲエよ的な風潮と、絶対的に静かなんだろうな的な感じは理解できる。
ヤフオクを見てるとスーパーターボがチラホラ出品されては即売れしていく。落札者様のため、ピカールで磨きまくったのかどうか分からないが、そんなに使い込まれてなさそうなモノも多い。人気がある反面手放す人も多いような。とりあえず情報量と活用データの多そうなスーパーターボにしてみるかということで、ヤフオクで状態良さそうなのを調達。
使ってみると確かに抜けは程良くスゲーいい。音も静かである。純正よりも静かという人がいるのも理解できるが、ワイルドさもなくはない。いじってる感は最低限あるがうるさくなく、ミステリアスな感じである。
当初全くいじるつもりがない中、フルノーマルからROMだけモンスター製にしていたが、マフラーを変えた事で特にトルク感のアップが著しい。パワーも伸びるが、使えるのは6000回転までで頭打ち。もっと上が欲しければ、カムを変えた方が良さそう。
とりあえず現代にマッチした、高性能なマフラーと言えそう。
デザイン的には、肝心のスーパーターボの象徴でもあるスリット入りテールは流石にデカ過ぎると思うんだけど、このスリットが消音には重要なんだろう。
あとパイプの径や取り回しは某エボチューン最強ショップのオリジナルマフラーもこんな感じだったし、ひとつの最適解なのかも。
重量もそこそこあるけど、チタンで作られたら買えないんで、性能とトレードオフという事で。

中古を入手する際の注意点として、取り付ける時に何だか左側の牽引フックを外して、付属の金具を付けるらしい。これが出品者様から、本体と一緒に送られてこないと厄介である。ガスケットやネジなんかのスモールパーツはメーカーから比較的容易に入手出来るけど、この金具はマフラー本体作った分しか作らないので、入手困難。自分の場合もそうだったので、日頃世話になってるショップでワンオフで作ってもらう羽目になった。金具が付属するかどうか、よく確認した方が良い。
ちなみにこの金具、付けるらしいと書いたのは、あきれたことに作ってもらった金具も取り付けるところも見てないから。大したものじゃないからと言って、鉄板を小さく切って溶接して作ってたな。