アップライン 324SP Version Ⅳ  

どこまで、進化するのか…。

アップラインの傑作である324SPシリーズに、待望のVersion Ⅳがいよいよリリース。

いち早く到着、早速インストール。


インプレ…

先代のVersion Ⅲでも、燃調制御のきめ細かさが素晴しかったが、MY20ECMをベースにモディファイされた今回のVersion Ⅳはそれが更に進化。TCMの動きまで、別物かと思うほどに…。

言い換えればこれは、的確さを更に突き詰めた短期燃調データの賜物とも言え、ECM,TCMのコンビネーションの重要性を改めて思い知らされる。

さて実走…。
TCMはMY20のままだが、ノーマルレンジ、Aモードでのシフトワークが更に滑らかに、スムーズになった感じ。

セットアップSWをRへ。シフトはAモードのまま。VⅢの時は、実情より引っ張り気味では…？と感じたけれど、VⅣでは、状況にもよるが1速上の段になり、やや大人しい感じになる。かといって、ほんの少しブレーキを深目に踏めば、鋭いブリッピングと同時にシフトダウンし臨戦体制へ。アグレッシブさは変わってない。

道がかなり空いていたので丁度良い。3速、1700RPM辺りからドン！と踏むと、V3にも増してブーストの立ち上がりは鋭く、ノックリタードを危惧するも、完璧な燃調制御、気筒別点火進角制御を武器に、澱みは微塵も見せず、一気に吹け上がり、後ろから蹴飛ばされたような加速Gを感じる。

これ等を試してしまうと、VⅢには戻れないな…というのが正直なところ。

ただ、本製品の導入にあたっては、前期、中期車の場合、MY14,15ニスモ及びMY17～用の燃料ポンプへの交換が必須となる。


作り手のたゆまぬ研鑽、情熱…

それは、初期型を現行型へと、昇華させる…。