ゎんこの運転手の愚息が仕事で着てるつなぎが傷んだんでチビット修理をしてみたよw
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
最近はよる年波にはさすがに抗えず、当たり前に疲弊する日々が続く。深夜の仕事があったりすると、もう二三日は調子が戻らない。朝少し早いのも面倒でやだし、なんか最近仕事が嫌になってきた(笑)
とはいえ薄給の再雇用ながら日々の生活の糧は稼がねばならず、チマチマと熱の入らない仕事をアリバイ的にこなしつつ、ささやかな幸せを探し求める日々なのである。
そうは言っても日常でこなさなければならない雑事には事欠かず、テラス席でタバコをくゆらしながらぼんやりしていた先日、物干しでコレを発見してしまったのだ。
そう、コレはまごうことなく”膝の破れ”@愚息作業用つなぎ である。
彼の仕事は作業上膝をついて仕事をする場面が多いのは想像に容易く、其の結果つなぎの膝部分が耐えきれず擦り切れた結果がコレである。 くるまのタイヤ交換が彼の仕事なのだ。当然膝をつく。ため息もつく。気持ちは疲弊し、つなぎの膝部分も消耗するって具合。。
環境にやさしく車関係の仕事を続けるためには、ものを大事にする心も大切。車はもとより、その整備に使う作業着も同様だね。。
愛を持ってくれたし。
気がついても見て見ぬふりをするのは容易いが、同居人はコレを観ても何もしないのは火を見るより明らかだ。
そもそもこれは昨日今日空いた穴じゃない。毎日洗濯をしていてこれに気がつかないはずはないのだが、このことには一言も触れていない。。
ので、仕方なく私めが重い腰を上げる結果となった次第。。
やれやれ。。
2
修理に使う道具は、例の年季の入ったブラザーのミシン。同居人の嫁入り道具の一つだがこれまで同居人がこれを使っているのは目にしたことがない(笑)
そう、ほとんど私専用の電動工具となってほぼ30年が近い骨董品だ。
このミシンは私の酷使に耐えかね、ジーンズの裾上げ時にミシン針摺動部の固定ナットの緩みによる摺動部の損壊、カーテンの丈詰め時に負荷をかけすぎて回転部のギア固定ロックナットの緩みによる不動。。。 などの不具合を乗り越え@どちらもミシンバラして自力修理済み 未だ現役で活躍中の優秀な電動工具なのである(笑)
でも、もうミシンは修理はしたくない。分解するのも大変だったけど、組み付けるのに往生したんだもん。。
なので、その後は負荷をできるだけかけずミシンおご機嫌を伺いつつ使ってみているんだ。今度壊れたら修理するのに躊躇する@面倒 ww
3
作戦立案結果はこうだ。
似たような色の厚めのハギレをつなぎ内部に仕込んで縫い付ける。まぁ普通の方法かな(笑)
で、ハギレは私の着古した作業服をチョイス。多少色は明るいが見える部分は少しだけとなるから同系色なら問題はなし。
糸もまにあわせ@私の作業ズボンの裾上げ用 だけど多分問題なし。濃い色の生地にはそれより濃い色の糸を使うのがセオリーね。逆に薄い色の生地にはそれより明るい彩度が基本。。
4
ハギレはこんな感じのもの。
5
膝部分を広めに補強を兼ねて補修する。
膝の曲がりを勘案し、つなぎの膝部分の摩耗部をすべて裏打ちできるよう縦長に必要なサイズを確認しながらハギレをカット。
膝の内側のあたりを考慮し、ハギレの四隅はラウンド加工w
6
まぁ、だいたいこんな感じでよかろうと・・キッチリよりある程度アバウトな方がトータルバランスが良くなるのは色々なことで周知の通り。
厳密に追い込むと、結果よりプロセスに集中しすぎて”しごと”じゃなくって”趣味”に落ちてしまいがちだから。
7
そんでもってつなぎを裏返し、カットしたハギレの縫い付け位置決めをして、要所要所をすんごく荒い手縫いで仮止め。
縫うときは裏返しちゃうからハギレの位置は目視できない。また、縫うときにハギレがずれちゃうと色々と面白くないしね。
縫しろの当たりをつける意味でもこれは外せないプロセスだね。
8
で、ガガガガガガガと縫っていく。縫い目はジグザグ縫いの縫い目の細かいやつにした。あて布を面で抑えたいのでね。
どうしても膝に体重かかると布が痛みやすいのは当たり前。あて布だけの強度で補修を終えるのは面白くない。やるからには必要にして充分すぎる強度を持って尊しとすw
目標は元のつなぎ生地の強度×3倍程度。
結構荒く縫ってるけど縫い目はさらに重ねるので問題はなし。
9
で、どんどん縫い進む。
家庭用の安物ミシンの機能上、順方向の縫は結構早く運針が進むが、リバース方向は這うようなスピード。。
回数縫ってくと案外時間がかかるけど根気よく頑張ったんだw
10
で概ね完成・・
11
裏返すとこんなかんじね。
12
でも、修正箇所が生じていた・・
リバースで縫い戻したとき、つなぎ生地が撚れてニ箇所も友縫いしてしまっていた・・・ ありゃりゃぁ~
13
仕方ないので、コヤツを使ってとも縫い箇所を切断。ひと針ふた針なんで目を凝らしてせん断してやれば問題はなし。
この際つなぎ生地に引っ掛けてしまうと二次災害を招くので慎重に目を凝らして処置をしたよ。。目が悪くなってて細かいとこ見えないから手応えだけでエイヤーだったけど@無事成功w
14
もう少し縫いを追加。。
でも結果は余り美しくない。
最初に斜めにザクザク縫ったのが災いし、縫い目を重ねるごとに縫製部が収縮を重ね、結果、修理部の周辺の生地に撚れが生じてしまった・・・
まぁこの程度なら膝をついて作業しているうちに縫製部が延びて違和感は緩和されるであろうことを想像し、その期待はきっと良い結果をもたらすであろう(笑)@負け惜しみw
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で、完成!!
としようと思ったけど、仕上がりを観察するとこの辺の縫い目がチビット弾幕が薄い。
16
再度追加で縫を入れて完成。
どんなもんだい!! 笑
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残りのハギレ。
まだ数回分の修理を満たす程度にはある。なくなれば古くなった作業服を刻めば大丈夫(笑)
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遠目に撮影。
多少撚れが目立つけど、きっと大丈夫さ!!
なにより、強度は抜群なはずだしね!!
てなことで、おしまい。
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