【製品開発】 NEOPLOT(ネオプロト) アクセルペダルNEO ②
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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まずは「アクセルレータペダルセンサAssy」を取り外します。
赤矢印のフランジボルト2本で固定されていますが、ボルトを取り外す前にセンサーコネクターを取り外しておく必要がありますので、電装系・制御系部品をさわる時の必須項目「バッテリーのマイナス端子を取り外す」ことを忘れないでください。
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取り外した「アクセルレータペダルセンサAssy」と、今回設計したアクセルペダルの面の角度と面の位置関係を比較してみました。
ずいぶん違うのがお分かりではないでしょうか?
左のノーマルペダルにはペダルカバーなどが取り付けられていて分かりづらいかもしれませんが、それぞれのペダル面に引いた赤線の角度やペダルロッドとの位置関係をご覧いただくと分かりやすいと思います。
その結果↓
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アクセルレータペダルセンサAssyをもとに戻すとこうなります。
クラッチペダルやブレーキペダルに合わせた訳ではありませんが、結果的に『やはりこうなった』と、いう印象です。
フットレストバーとの位置関係が見えないのが残念ですが、前回書きました「フットレストバーNEOの商品化によって、アクセルペダルに対する不満?が顕在化してきたのは事実です。」を解消することができそうです。
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ところで、前回のペダルストッパー部のくだりと「新たな思惑」とも表現したところですが、
実は、「ペダルのストローク量」を意図的に増やすことで、アクセルペダルの「踏み応え感」を表現するとともに、ペダル面形状との相乗効果でアクセルペダルの踏力(操作反力)を分かりやすくすること、エンジン回転数のコントロール性を向上させることができるのではないか?と考えていました。
ストローク量をノーマル状態「約40mm」から、試作サンプル「約50mm(25%アップ)」とした結果、想定していた効果を得ることができました。
ひと言でいうと、「気持ちイイ!」ペダルになりました!
(注 : 装着後、アクセルレータセンサ ⇔ ECU間の学習が必要)
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さてさて。
●時速40Km/h程度のパーシャルの状態。
シューズがアクセルペダル面の最下端部(赤い部分)に接触しており、ここから踏み込み(加速)が始まります。
アクセルペダルを踏み込んでいくとシューズとの接触面が上方に移動していきます。
↓
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●アクセル全開の状態。
このシューズとの接触面の形状(円弧)にこだわる理由として、
①アクセルペダルはドライバーがクルマを意図通りに運転する上で主要な操作部品であること。
②ドライバーが体感する部品の操作性や、その結果生じるクルマの運転性への影響は、クルマ全体の品質の評価に直結する。
ほどの非常に重要な部品なので、スムーズな踏力の変化を表現できれば、機能性もしっかりと担保した製品になると考えたからです。
いわゆる「操作フィーリングが良い!」というのは、その操作反力(この場合、踏力)が、クルマの反応と調和しているということで、自動車メーカーさんはこれを演出したクルマ造りをしていたりもします。
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スムーズなアクセルワークとして「ヒール&トゥ」のしやすさも忘れてはいませんよ!
ノーマルペダルではペダル面の高さや形状の関係上、ヒール&トゥがしにくかったんですが、今回の形状でおおむねその課題はクリアできたと思います。
製品の形状についてはこれで決定!
これから量産に向けて進めていきますが、まずは表面処理や表面意匠の確定のために、量産試作のステップに進んでいきます!
次は量産試作完成後に更新したいと思いますので、今しばらくお待ちいただきますよう、よろしくお願い申し上げます<(_ _)>
ちなみに今のところ発売時期は8月末くらいを予定しております~。
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