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6気筒ライフのブログ一覧

2023年04月22日 イイね!

BMW 118d試乗

少し前、まだ寒かった頃のことですが、BMW 118d試乗の機会がありました。



以前の1シリーズ(F20)は縦置きFR。
室内の広さにデメリットはあったものの、フロント
タイヤがグッと前に出たフォルムや直列6気筒が
ラインナップされるなど、クラス唯一のFRならでは
の魅力を放っていました。

今回試乗したのは横置きFFになった現行モデル(F40)

FF化によってリヤシート回りがとても広く、居住性は
駆動方式を変更したメリットが充分に感じられます。
しかしながら、伝統的なBMWらしいバランスのフォ
ルムではなくなり、ホフマイスターキンクも不明瞭な
ため、エンブレムとキドニーグリルを外すとどこの
メーカーだかわからないようなカタチに。
FF化により失ったものも大きいように思えます。


乗り込んでドアを閉めた時に、薄くても高剛性なドアが
パチッと閉まるような、現行3シリーズ試乗時と同じ
印象。


2リッターディーゼル
ディーゼルだとわかるものの、車内では
「多少ノイジーなガソリンエンジン」程度の音質。
アイドリング時に多少はブルブルすると予想しましたが、
振動はとても抑えられていて、そこは感心しました。
停車中も走行中もエンジンがうるさい印象はありません。


出足からとにかくグイグイ加速します。
1520回転から51kgmのトルクを発揮する我がM240i
よりも出足が力強い印象。
じわっとアクセル踏めば、最初の一歩からタイムラグなく
ペダルの動きに即応して加速するEVのようなレスポンス。

全開加速は試しませんでしたが、ディーゼルなので
高回転になれば頭打ち感はあるでしょう。
街中ではとても運転しやすい良いクルマと感じました。


しかしながら、インテリアの質感は残念な印象。
3シリーズ同様にフル液晶のメーター中央にナビ画面
が出るなど、いま風のインタフェースを備えていたりす
るものの、インパネのデザインや質感を見る限り、プレミ
アムブランドがリリースしているモデルのインテリアとは
思えません。

わがM240iも、とても乗り出し800万円ほどの車とは思え
ない質素なインテリアですが、それ以上にチープな印象。
BMWをプレミアムブランドだと思ってはいけないのでしょ
うね。


インテリアには目を瞑るとして、「駆け抜ける歓び」があ
るのか?
乗り心地は悪くないものの、ストロークが短い感じのサス
ペンションの動き、実用4気筒という感じのエンジンの音、
あっさりしたステアリングフィール...
試乗車がスタッドレスタイヤを履いていたバリバリの新車
(オドメーター800kmぐらい)だったことを差し引いても、
それら全体が醸し出す走りの雰囲気に、味わい深さのような
ものは皆無。

「しっかりボディで元気よく走るよくできた実用車」とい
う印象で、少なくとも街中でちょい乗りした限りでは、
プレミアムブランドらしい乗り味や「駆け抜ける歓び」
は感じられませんでした。

118dの名誉のために補足しておくと、グイグイ加速する
元気の良さに「駆け抜ける歓び」を感じられる人もいる
ことと思います。
高速道路で乗ってみれば、直進性の良さや車全体のしっ
かり感などドイツ車らしさを感じられたかもしれません。


あとで調べたら、乗り出し500万円を超えそうな価格設定。
いいクルマだとは思いますが.....

立派になったキドニーグリルやエンブレムなどのBMWの
記号性に価値を感じられる人かどうかが試されます。

700万円以上でM240iを購入した人間が言うのもナンです
が、実用車として考えるとこの車に500万円は自分的には
高すぎます。

私の場合は「BMW」のブランド・記号にお金を払った訳では
なく、直6FRの乗り味と快適性のバランス感覚やハイパフォ
ーマンスと目立たなさの2面性を求めて、自分の理想に近く
唯一無二な存在のM240iにたどり着き、その対価を支払う
ことにしました。
多くの人は「BMW M240iに700万円は高すぎる(それだけ
の価値はない)」と感じるから売れなかったのでしょうけど
自分なりにはそのフィーリングや存在感に価値を感じての
買い物。


要は、価値観の違いや好き嫌いの話
だから、118dを選んで乗っている「人」にどうこう言うつ
もりは全くありません。


あくまで自分の価値観での話になりますが、街中メイン
の実用車として使うCセグハッチバック車を探すなら、
300万円前後から購入できる国産車のほうが遥かに良い
買い物なのではないかと思いました。

内外装の質感で僅かに上回る(と感じる)カローラスポーツ
未試乗ながら、たぶん脚が良いインプレッサスポーツ
独創のデザインが魅力的なMAZDA3
日本カーオブザイヤー2位だったホンダ シビックなど
このクラスは国産車も粒ぞろい。
その辺りから選んだほうが良いのでは?



今回、BMW1シリーズに乗ってみて。
BMWやメルセデスベンツは、敷居が高く庶民の憧れだった
昔とは違って、いまではFFのCセグモデルを量産している
親しみやすい量販車メーカー(といっても国産車より高いが)
であり、昔のイメージを引き摺っていた自分の認識は少し
ズレているのではないか? と感じました。


BMWで見栄を張れるか?
国産車乗りに対してマウント取れるか?
人から見られることに無頓着、どちらかといえば目立ち
たくない自分は、車選びにおいて見栄とか全く気にしませ
んが、そういう観点でBMWを選ぶとすれば最低でも3シリ
ーズ以上。1~2シリーズでは役不足でしょう。
だからCセグならコスパに優れる国産車を買ったほうが良い
と思います。



BMWのキャッチコピー「駆け抜ける歓び」
自分の価値観でいえば
「FR系6気筒モデルにこそ、そんなBMWの魅力が詰まってる」
ことを再確認した試乗となりました。
Posted at 2023/04/22 11:37:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2023年02月11日 イイね!

冬のオープンエアドライブ

冬のオープンエアドライブ冬の空はすがすがしい


オープンカーの試乗記事などでは
昔から「冬こそオープンカー!」
といった言葉を目にしていました。


屋根の開くクルマを所有することができたので
少し前のことになりますが、寒い朝に自分でも試してみました。



早朝、マイナス気温のなかで屋根を開けて出発してみます。
首元は暖か素材でしっかり締め、
頭が寒ければ被れるように、パーカーを着込みました。


タルガトップであるS660の場合、
サイドウインドウを閉じていると、
屋根を開けてもサンルーフと大して変わらない?



いやいやそんなことはなく、それなりに冷気に晒されます。


それでも、冬のオープンドライブのために装備された、
エアコンのミッドモード(太ももへの温風吹き出し口)と、
後期型のα以上に装備されたシートヒーターを活用すれば、
首から下は大して寒さを感じません。

そして、リヤセンターの小窓を開けると、エンジンの排熱が
後方から逆流してきて、首元を温風が暖めてくれます。
※入ってくるのは排ガスではないです


体は暖かくて顔と頭だけ冷たい風を浴びます。
露天風呂的な感じで、日差しの強い夏より爽快かもしれません。
日が昇って少し暖かくプラス気温になってくると、
体もリラックスしてきます。

日差しの暑さもなく、山道を走っても虫がいない。
寒い時期こそオープンカーのベストシーズンではないかと。
天気が良い日なら、確かに「冬こそオープン!」だと実感しました。

ユーザがそれを実践できるように、シートヒーターやミッドモードなど、
メーカーが工夫してくれているのでしょうね。



何も積めないクルマですが、いろいろと新しい経験を与えてくれます。
Posted at 2023/02/11 13:28:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 直3 | クルマ
2022年10月15日 イイね!

新型M2  写真を見た個人的感想

Web上で新型M2の写真が出てきましたね。ごく個人的な感想を。

純ガソリン最後だろうし、性能は上がっていて良さそうですが、ルックスにはがっかり。


ランエボやR34GT-Rが現役の20年以上前、それらのモデルは、フロントに穴開けすぎとか、醜悪スレスレとか、ガンダムルックで子供っぽい、欧州ハイパフォーマンスカーの大人っぽさを見習え、みたいな論調で、攻撃的なエクステリアデザインはジドウシャヒョウロンカの方々にさんざんコケにされていました。


そんな20年前に酷評されていた当時のガンダムルック国産車よりもっと子供っぽい第一印象を抱いた新しいM2。
機能むき出しな感じ、サーキット前提のM2CSとかM2CLSだというなら、これはこれで良いと思います。
でもストリートで乗るハイパフォーマンスカーとして考えると、これはちょっと恥ずかしく、1000万円以上も払う気になりません(個人的感想)。34GT-Rのほうがよっぽどマシなデザインに思えます(それはもう1000万円じゃ手に入りませんけど)。

公開された写真の真っ赤なボディーカラーが子供っぽい印象を助長しているかもしれません。
真横からの写真は余計なものが無く、FRらしいカッコよいフォルムです。
リヤの眺めも許せる範囲。
フロントバンパー、特に左右の無機質に真四角く出っ張った開口部と、縁取りも無くプラスチッキーなキドニーグリルが安っぽく見える原因、全てを台無しにしているように思えます。

34GT-Rやランエボを酷評したジドウシャヒョウロンカの方々の評価は如何に?



でもこのブログを書きながら、何度も新型M2の写真をよく観察しているうちに、早くも見慣れてきました。

昔、鈴木亜久里氏に某雑誌で「プラスチックのバケツみたいだ」と酷評されていたR34スカイラインのフロントバンパー。
それ以上なバケツ感の新型M2のフロントバンパー。エンブレムからキドニーグリルの間へ流す排水溝? 前から見たときの1丁目1番地にアレは無い。
もし自分が乗るなら(乗りませんけど)フロントバンパーだけはどうにかしたい部分ですが、それ以外はそんなに悪くない気がしてきました。


いまや、最大で新車の10倍近くにもなる超プレミア価格で取引されるほど世界で珍重されている、2~30年前の国産ハイパフォーマンスカー。
34GT-Rのイメージが現代に蘇り、もっとハイパフォーマンスでありながら34GT-Rの中古より安い1000万円で新車購入できる存在として現れたのが新型M2、そういう考え方もできなくないような。6MTもあるようですし。

でもやっぱり先代F87M2Cのほうが、まとまったデザインに思えるかな、私には。
Posted at 2022/10/15 16:10:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 直6サウンド | クルマ
2022年10月10日 イイね!

BMW i4 M50 試乗

BMW i4 M50 試乗少し前のことになりますが、Myディーラーにて
i4 M50 試乗させていただきました。

買い替える気は全くありませんが、点検で訪店した際に
たまたま実車があったので、せっかくだからということで
運転させていただくことに。

i4については、現行3シリーズをベースに4シリーズ顔にして
ハッチゲートを付いたグランクーペスタイルであることと、
エンジンを搭載していない完全な電気自動車(いわゆるBEV)
であることぐらいの予備知識しかありませんでした。


M50という名称から推察するに、M240iと同じく、スタンダー
ドモデルのエアロバージョンであるM-Sportsと本物のMモデル
の間に位置するMパフォーマンスモデルと思われます。


外観でいうと、話題になったデカグリルはまぁ許容範囲かと。
それよりもグランクーペのフォルムが個人的には好きになれ
ません(見た目の問題)。



動力性能に応じて立派なサイズのブレーキローターが装備
されていますが、ニューM240i xDriveと同様にリヤブレーキ
キャリパーが、片押しにグレードダウンされているのが残念。
日本の公道を走るぶんには片押しだからといって実害は無い
と思いますが、色付きキャリパーで目立たせているのだし、
それなりの値段のクルマなのだから、見た目的にそこはケチる
べきでは無いかと。


横幅1850mm、自分のM240iと比べて75mm幅広く、室内も
それ相応な広さが感じられます。インテリアも当然世代違い
の新しさがあります。
ステアリングはF型BMWも太いですが、G型になってさらに
ぶっとくなっています。


基本的なクルマの操作方法では、パーキングブレーキが電動に
なったぐらいで、他はそれほど変わりありません。ドライブ
モードセレクトやi-Driveなども基本的には変わらず、大きな
違和感は感じません。


走り出すと、やや重みと骨太さを感じさせながら、静か滑らか
で優しさのある快適サルーンなライドフィール。自分のM240i
と共通点のある乗り味に思えました。
アダプティブ M サスペンションを装備したクルマ同士、
Confortモードで乗っている限り、どちらもかなり快適です。


電動車なので当然エンジンの音はしないわけですが、かなり前に
試乗したことがある、EVの特別感を演出していたi3とはずいぶん
異なり、アクセルペダルのフィーリングなども内燃機関車から
乗り換えて違和感が無いように仕立てられていました。
直6モデルのBMW車から乗り換えても違和感は少なそうです。


M50というグレード名から、M240よりパフォーマンス的に上な
んだと想像できます。
ちょっと深くアクセルを踏み込むと、すかさずドドド―っと大ト
ルクが出て、確かにダッシュ力はM240iを上回りそうな感触。
ただ、M240iのB58エンジンも低回転から滑らかに大トルクを発揮
する(51kg・m)ので、パワーの出方もわりと近い感じがしました。


Sportsモードにすると、アクセルに対する反応が速くなります。
車内に発せられる宇宙船をイメージさせるような電子音がちょっと
子供っぽい(宇宙船に乗ったことは無いけど)。
音で気分を盛り上げてくれる演出は多少あっても良いと思いますが、
今回聞いたサウンドはイマイチです。EVだから先進感を出したい
のだろうけど、未来感を演出しようとする変な音よりM3なんかの
疑似音でもいいんじゃないかと。古い人間はそのように思います。


同乗の営業マンに「1000万円ぐらいですか?」と聞いたら、
だいたいそのぐらい、とのこと。
満充電での航続距離はカタログ値で約500kmとのこと。
実際の航続距離はその7~8割ぐらいでしょうか。アクセルを
ガンガン踏むと、かなり短くなるんでしょうね。



乗り味としては、直6のユーザが乗り換えても違和感が少ない
と思いましたが、液体燃料の給油と比べて、充電に時間がかかる
BEVのデメリットは、現時点では私は受け入れられません。

特にロングドライブに出掛けて、出先で充電するとなると、充電
ステーションを探し、場合によってはそこで順番待ち(それも数
十分)。自分の充電にも急速でも数十分。
早く帰りたいときでも充電スタンドを探して最低30分立往生?
ドライブ先での行動自由度がどうしても低下すると思います。



世の中、特に欧州では今後はEV!という雰囲気が漂っていますが、
そもそも日本では電力不足が叫ばれている昨今、みんなクルマを
充電すればさらに電力ひっ迫。しかも火力発電の電源ならCO2削減
にもなっていない。EV=地球温暖化防止にはならないのでは?


電力問題や航続距離、充電時間などEVの諸問題を考えると、もし
仮に私が電動車を導入するならば、航続距離を確保しつつエネル
ギー補給も短時間で可能な、トヨタMIRAIのような燃料電池車か、
日産e-Powerのようなシリーズハイブリッド。
現時点ではその辺が選択肢でしょうか。
Posted at 2022/10/10 16:08:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2022年09月18日 イイね!

モノは積めないけど、このクルマならではのエクスペリエンスは満載

モノは積めないけど、このクルマならではのエクスペリエンスは満載割り切って作られた突き抜けたクルマ。なにも積めないが、代わりに他では得られない様々な体験を与えてくれる稀有な存在。
助手席以外に手荷物すら置く場所がないほどストイックだが、乗る側もそれを割り切れる人におすすめ。
ルーフを外してのんびり走っても気持ち良いし、アクセルを踏み込んで山坂道を走らせても楽しい(もちろん絶対的には速くないが)。
Posted at 2022/09/18 18:47:50 | コメント(0) | クルマレビュー

プロフィール

「[整備] #155 エンジンオイル・オイルフィルタ交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/1397449/car/1024578/8205424/note.aspx
何シテル?   04/27 19:27
荒々しくも滑らかで、力強さとせつなさが入り混じり、重厚で品がある6気筒の響きに心を揺さぶられます。 だから四輪初愛車のR32スカイライン以来30年以上、6...
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