
NEW PCを12年ぶりに組みました
備忘録として残します
12年のブランクを埋めるべく1から勉強し自分でパーツを選択し 購入から組み立てまで行う自作パソコンを組むことにしました まず最初に選ぶのは心臓部ともいえるCPUからです 現在第14世代が出ましたが値段も高く適合パーツもまだ少なく 今が買い時となっている第13世代のCPUからミドルクラスの最上位仕様を目指しました
コア数
コアは文字通りCPUの核(中心)となる重要な部分です。
近年のCPUでは複数のコアが入っているマルチコアプロセッサーが進み、多いものでは10コアや16コアも搭載している製品もあります。 コアは人間でいうところの作業する人の人数で、人(コア)が多いと同時に行える作業数が増え、作業スピードも速くなります。
スレッド数
コアが作業する人数であれば、スレッド数は1人当たりの作業台の数と言えます。
通常、1つのコアは1つの作業台を持ち計算を行いますが、もう1つ作業台を割り当てて、同時に2つの作業台で計算させる技術があります。 これをインテルではハイパースレッディング、AMDではSMTと呼びます。 これによって「6コア6スレッド」のCPUでも、ハイパースレッディングに対応したCPUであれば「6コア12スレッド」となり同時に処理できる作業が増えるため、速いCPUとなります。
動作周波数(GHz)
動作周波数(単位:GHz(ギガヘルツ))は、CPUが1秒間にできる処理の回数のことで、いうなれば作業する人の速さを表します。 最近のCPUは、負荷の大きさに応じて動作周波数を上げることが可能な、ブースト機能が備わっているのが特徴です。 低負荷時は動作周波数を落として電気を節約し、高負荷時は動作周波数をブーストして高速で動作させ演算処理を素早く完了することができます。
当初Core i7 13700 の購入を考えていましたが 売れ筋や人気 何度かパソコン工房に足を運び話を聞いたりネットで調べた結果Core i5 はコスパに優れていることがわかり 自分なりの見積もりが15万ちかくなることもあり 目指せ10万ということで Core i5 を購入することにしました 悩んだのがCore i5 13500とCore i5 13600K どちらにするかという点です
違いは ここだけです
i5 13500もi5 13600Kも 6コア12スレッドの高性能P-Coreと8コア8スレッドの高効率E-Coreを組み合わせた14コア20スレッド(6C/12T+8C8T)のCPUですが Core i5 13500は通常利用時の最大周波数が2.5GHzで Core i5 13600Kは3.5GHzです。1GHzの大きい差があります単純にこの数字が大きいほど、処理が速く、性能が良いと思って構いません
実際に検証された方のデータによると再生時間約3分の4K動画を「Premiere Pro 2023」上で用意し、これをMedia Encoder 2023上で1本の4K動画に書き出す時間を測定した。ビットレートはVBR 50Mbps、1パスのソフトウェア(CPU)エンコードとし、コーデックはH.265とした。結果 13500=6:17秒 13600K=5:27秒 これを2Hに置き換えると 13500=4:11:20秒 13600K=3:38:00秒となる 結構な時間の差が出ることが分かった コスパ考えるとcore i5 13500が約4万 core i5 13600Kが5万 1万をどう考えるかですが数週間ヤフオクで探した結果 13600Kを4万で発見 13500を購入を新品で4万と考えると4.5万で13600Kが手に入るなら納得の数字だったんですが 何とかその数字で落札することができました
CPUは第13世代 Intel Core i5 13600K と決定
次はマザーボードですがCPUのソケットが合うものを購入する必要があります
CPUのソケットの確認からです
LGA1700となっています マザーボードのソケット形状を合わせるためCPUのソケットがLGA1700の物で
今まで使っていたのがASUSUなので他メーカーより若干値段が高いですが使い慣れてるASUSU中からび選択 マザーボードの基板サイズは規格で決まっており、ATX、microATX、Mini-ITXの3種類が主に使われています。標準サイズはATXが305×244mm、microATXが244×244mm、Mini-ITXが170×170mmです。
ATXの中から型番の頭にZが来ればオーバークロック可能モデル Hが来ればハイパフォーマンスモデル Bが来ればビジネスモデルとなっています 今回はミドルクラスのPCなのでHシリーズの中から一番良いものを選択したのがこれです
PRIME H770-PLUS D4
今年発売されたモデルでチップセットがH770となります
ソケットはLGA1700で適合です パソコン工房で¥25,480でした 少し安いのを探してみましたが中古もなかなかなくやっと見つけたのがヤフオクでした2023/7月購入の使用期間2か月の物を送料込みで1.7万でGetしました
通常CPUを購入すると多くの場合、CPUクーラーが付属しています。これをメーカー純正のリテールクーラーと言います。 リテールクーラーは無料なのにPWM(パルス変調)制御に対応しておりファンの回転数が温度によって変わる機能が付いていますが できるだけ安く作るために、ギリギリCPUを冷やせるラインまで性能を落としてあります言い換えると 動画編集や写真編集のエンコードが必要な作業は、エンコード中はCPUがフル稼働するのでうるさい状態がずっと続いてしまします。静かさや冷却効果を期待するなら社外品のクーラーが必要です
尚 core i5 13600K 最後にKの付くCPUには高性能モデルなのでリテールクーラーが付属されていません CPUクーラーは冷却性能の高いクーラーを用意しろという事です
CPUクーラー選択の注意点はまずソケットです マザーボードのCPU取り付け部分とCPUクーラーのケットが同一規格でないと取り付けできません マザーボードのCPUソケットはLGA1700なので対応品を選ぶ必要があります
今回選択したものはコスパの良いサイドフロー型 DEEPCOOL製のAK400です
製品仕様から確認します ソケットはLGA1700対応
PCケースのサイズに合うかどうかも確認しないといけません 選択したケースの対応COUクーラーのサイズは全高160㎜です製品の高さは155㎜購入予定のPCケースに収まるのでサイズはOKです
次はメモリとの干渉にも注意が必要です メモリモジュールの平均的な大きさは、高さ30㎜です クーラーのヒートシンクまでの高さは37㎜あるのでこちらもOKです
パソコン工房で¥3,980するものでしたが こちらも発売から1年しかたっていないので中古でも1年以内のものになるため中古を探し 某オクで送料込み¥1,990をGet
マウントキットのIntel用ADM用揃っていると記載あった¥1,990浮きました ここまでは良かったんですが取り付けを調べていたところマウントキットの中にIntel用スタンドオフが2種類あることを発見
LGA1700用は部品番号Fの方でスタンドオフに1700の刻印がある方でしたが 落札品には115Xと記載あり 保障対象期間を過ぎており仕方なくマウントキットを探しました 何とか同じ某オクで¥700で落札結局浮かせることのできた金額が¥1,290となってしまいました
CPUとクーラーの密着部分には熱伝導グリスが塗られていますが リテール品は性能があまりよくないのでグリスも購入しました
パーツは揃ったので組み上げていきます
まずCPUですマザーボードのCPUソケットです
ロックピンを上げて開きます
ソケットとCPUの▽の合いマークを合わせるようにCPUを置いていきます
これで蓋をおろしロックをかけます
次はCPUクーラーです まずマウントキットを取り付けます 裏に取り付けるパーツです
マザーボードの裏から穴があるので挿し込みます
表に回りマウントキットを取り付けていきます スタンドオフを乗せた上からネジ止です
クーラーを取り付ける準備はできたので熱伝導グリスを塗っていきます
塗り方の方も色々あるようですが性格上隅々まで満遍なくいきわたるようにヘラで薄く塗り伸ばしました
CPUクーラーを取り付けます 左右からネジ止なので均一になるように左右均一にトルクをかけ締めます
ファンは付属の針金のようなパーツでヒートシンクに引っ掛ける形で取り付けです
あとは ストレージとメモリーですね
マザーボードのストレージのスロットルの確認です
マザーボードの仕様書にはDDR4 メモリーに対応したメモリースロット(DIMMスロット)を搭載しています。対応メモリーは、DDR4-5066(OC) × 4(最大128GB)とあります
DIMMとはデスクトップ用という意味で 128GBまで刺すことができます DDR4とはDDRはメモリーの規格です 4は世代になり1~5までありますがマザーボードの規格が4なのでDDR4から選択となりメモリチップは数値の大きい方が転送速度が速いですが(OC)はオーバークロック時なので〈OC〉のない最大の3200にします モジュールの規格3200の場合PC4-25600と決まっていますます またDual Channel Memory Architectureと記載があり16GB×1枚と8GB×2枚では、メモリ容量は同じ16GBですが、メモリの枚数とメモリのチャンネル数が異なります。8GB×2枚は16GB×1枚と比べて、理論値として2倍のデータ転送が可能となります
一度により多くのデータ転送ができるので2枚挿しとします 容量は8GB×2枚にし16GBです 通常1080Pの動画編集であれば16GBで十分なため 32GBまで組む必要性がないためです
メモリ規格DDR4 SDRAM モジュールの規格はPC4-25600(DDR4-3200)の中から8GB×2枚の物から選択します選んだメモリーが
CFD製のDDR4 PC4-25600 8GB 2枚組にしました
挿し込む位置の確認もしておきます
メモリ2枚挿しはスロットルA2とB2に挿し込む仕様になっているので ロックを解除し切り欠きが合うように挿しこんでロックがかかるまで挿し込みます
ロックがかかるまでしっかり挿し込みました
最後はストレージです
マザーボードには、3つのM.2スロットが搭載されています。
接続規格はpci-e 4.0 サイズは2242/2260/2280 端子形状はM-Keyとなっています
SSDはM.2の1000Gb中から選択しますが M.2のSSDにはいくつかの規格とサイズがあります
pci-e 4.0はPCI-Express接続です 4.0は世代になりいわゆる年式みたいなもので1~5まであります 現在は5が最新ですが対応機器やM.2の種類は少なく高価で主流は4.0となっています サイズは普通2242/2260は特殊なタイプでもっともポピュラーな2280から選択します
端子形状はB KeyとM Key、B&M Keyの3種類があり対応製品を選択します またpci-e 接続の中にも通信プロトルコにNVMeと言われる高速処理できるものがありデータ転送速度の速いSSDを使用したい場合には、PCIe接続で通信プロトコルとしてNVMeを採用しているM.2 SSDを選ぶ必要がありますます
簡単に言うとM.2 (Type2280) PCI-Express Gen4 NVMe 1000Gb の中から探せばいいという事です
選んだのがADATAのLEGEND 800 PCIe Gen4 x4 M.2 2280を選択しました
M.2 スロットルにはヒートシンクがついていますねじ止めされているので外していきます
外したヒートシンクの下に差し込んでいきます がすでにヒートシンクはマザーボード付属なのでADATEのヒートシンクは使用しません
挿し込んだ状態は斜めになっています マザーボードのヒートシンクの裏の熱伝導シートの保護シールは剥ぎM.2と共占めして固定させます
ネジ止するとM.2は見えません
これでマザーボードの方は完成です