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先日の洗車オヤジ倶楽部での事。

スチームでクルマを洗ってる時にボロッと何かが落ちた。

剥がれかけてたフロントエンブレムのクリヤーが全部取れてしまった。

次の日、手持ちの程度のイイ中古のエンブレムと交換しようと思い作業の準備をしている時にふと、昔の雑誌の記事を思い出した。（確かカーマガジン）

その記事の内容はオーナーが自力でレストアした初代ロータスエリートのエピソードなどを語った物だった。

綺麗に仕上げられたエリートのボンネットのエンブレムが妙に汚れている。

オーナーは『エンブレムまで綺麗にしちゃうと、このクルマの歴史と言うかヒストリーまで消してしまう気がして敢えてそのままにしてあるんです。』

クルマに敬意を表して敢えて手を加えない。自ら手を下してレストアしたオーナーならではの特権の様な気がした。



そんな事を思い出したので156も敢えてそのままにする事にした。

エリートほど価値もヒストリーもないけど・・・

でも、流石にツヤなしでは見映えが悪いのでクリヤーだけ塗る事に。

意外とミストが飛ぶので広めにマスキング。

脱脂をしたら更に色が落ちた。

クリヤーを4～5回、乾かしながら塗って・・・

マスキングを剥がして完成。

ヤレタ感じはそのままでツヤだけは復活した。

こんなリペアーもたまにはイイかも？