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　今搭載している６Lｴﾝｼﾞﾝには純正ｶﾞｽｹｯﾄではなくﾒﾀﾙﾍｯﾄﾞｶﾞｽｹｯﾄを使用しています。

　ﾒﾀﾙｶﾞｽｹｯﾄには様々な利点があるのですが、ｼﾘﾝﾀﾞｰﾍｯﾄﾞ冷却を飛躍的に向上させることができるというのもそのひとつです。


　ｼﾘﾝﾀﾞｰﾍｯﾄﾞはｴﾝｼﾞﾝの中で熱負荷が最も高くｶﾑやﾊﾞﾙﾌﾞ周りへの負荷は多大です。
ｴﾝｼﾞﾝにおいて全体の冷却を反映する水温管理ももちろん重要ですが、効率よくﾍｯﾄﾞ冷却することは非常に重要です。
ﾒﾀﾙｶﾞｽｹｯﾄの熱伝導率は純正ｶﾞｽｹｯﾄと比較すると比較にならないほど高く、ﾍｯﾄﾞﾌﾞﾛｯｸのもつ熱をｼﾘﾝﾀﾞｰﾌﾞﾛｯｸ側にも効率よく伝え、ｼﾘﾝﾀﾞｰとの温度差縮小,熱分布の均一化を図ることができます。

　排気量が増して熱的には厳しくなったはずですが、同じような時期で以前のｴﾝｼﾞﾝ(OHした5L)と負荷かけた後を比較しても冷却にゆとりがあります(冷却系は5Lのときと全く同じ)。
余計なものくっつけたりしなくても、ﾒﾀﾙｶﾞｽｹｯﾄによって冷却効率があがっているようです。

　良いこと尽くめのﾊﾟｰﾂですが、これを装着するにはｴﾝｼﾞﾝを降ろしﾍｯﾄﾞﾌﾞﾛｯｸもｼﾘﾝﾀﾞｰﾌﾞﾛｯｸも修正面研をかけたうえで装着する必要があります。