
<フロントウーハーのバッフル板の作成>
バッフル板を自作しました。
ランエボ10の
純正スピーカーは厚さ30mmの樹脂ケースに取り付けられています。ドアの
スピーカー取付穴はおむすび型で16cmスピーカーにしては小さいです。
取付はビス等は使わずダボを穴にあわせ15度ぐらいひねって取付けられています。
バッフル板は当初は既製品を使う事を検討しましたが厚さが30mm必要な事と取付穴(既製品は4ケ穴、TS-M1RSは6ケ)の関係で手持ちの板で自作としました。
自作バッフル板の材質はMDF板18mm厚とベニア合板12mm厚2枚とし間に0.5mmの鉛板(鉛テープ)を挟み、ドア板金との間には3mm厚のアルミ板を付け合計約33mmの厚さになっています。
バッフル板のドアへの取付けは6本のビス、スピーカーの取付けも6本のビスで取付けました。
バッフル板の内、外には鉛テープ、レジェトレックスを全周に張付け内側には吸音材エプトシーラーを付けました。
<フロントウーハーの
取付穴の加工>
ドアのスピーカー取付穴を加工します。内径151mmの
丸穴をジグソーであけます。
バッフル板の取付穴を6ヶ開けます。
加工した金属の切り口、穴等に防錆でマジックインクが塗ってあります。
<ドアのデッドニング>
アウターパネル、インナーパネルに制振材を張る為、パーツクリーナーで脱脂します。
アウターパネル、インナーパネルにレジトレックスをドライヤーであぶりながら張詰めます。
アウターパネルのどこをたたいても制振されている感じになりました。
サイドインパクトビームとアウターパネルの間には
サウンドシーラントを塗布しました。
サービスホールの処理を行います。当初は5m巻きの
鉛テープでサービスホールを埋めていきましたが合計左右で6ヶ所の内2ヶ所が終わった時点でとても6ヶ所をふさぐには足りないことが判り鉛テープの使用はやめて
アルミ板を用いる事にしました。
アルミ板は300mm*400mm*0.5tを購入しました。
方法はサービスホールより5mm程度小さいアルミ板厚さ0.5mmを作成します。アウターパネル側にレジェトレックスを脱脂後ドライヤーであぶって張付けます。
その上に吸音材エプトシーラーを張付けます。サービスホールより大きいレジェトリックスをアルミ板側に張付けそれをサービスホールに張付けます。
サービスホールの断面はアウターパネル側より吸音材エプトシーラー、レジェトレックス、アルミ板、レジェトレックスとなります。サービスホールをコンコンと叩いてみると良い感じになりました。アウターパネル、インナーパネルに吸音材エプトシーラーを張詰めます。
内張りの取付け穴以外を鉛テープでふさぎます。
<内張りの処理>
オリジナルの内張りのスピーカー部はインナーパネルへの音の回り込み防止の為3cmから6cmの凸部がありそこにスピーカーの円周状の厚さ10mmのスポンジを当てています。
その位置はちょうど今回取付けるウーハーTS-M1RSの取付けネジと重なります。よって凸部を5mm程度先端からカットしました。
その円周の外にレジェトレックスを細かく切り敷詰めています。その上に吸音材エプトシーラーを張詰めて内張りへの音の回り込み防止を行っています。
一番大きなサービスホールの所には発泡スチロールの緩衝材?があり、これがサービスホールに食い込んでいる為上から1cm程度カットしました。
樹脂部へのデッドニングはレジェトレックスにて行いました。
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スピーカー配線等の処理>
ウーハーのスピーカー配線は車内からドアへ通す必要があります。
今まで使用していたスピーカーコードを用いました。スピーカーコードは
8sqのOFC線を使用しています。(
スピーカーコードの作成はブログを参照)
車内からドアへ線材を通すドアブーツにスピーカーコードを通す必要が有ります。
この作業は
前車の時も苦労しました。
左右のドアで構造が異なり左ドアのほうが大変です。
スピーカーコードには
端子が付いていますが端子付きではとても通せないと判断し端子はカットして線材のみ通しました。
方法は3C程度の同軸ケーブルに適当なビニール線を2本付け結合部が太くならない様にビニールテープを巻いてドア側から車内へ通しました。
シリコンスプレーで滑りを良くして通しました。
同軸ケーブルが通ったらビニール線にスピーカーコードを結合してコードを通します。当然1本ずつです。
最初同軸ケーブルを使わず2mm程度のアルミ線、1mm程度の針金(先端はドアブーツを破くので丸く折り返してある)で試みましたうまくいきませんでした。
作業場所がグローブボックスの下の奥の方でかつ回りに部品等が有り非常にやりにくいです。
左側のドアを通すのに半日かかりました。右側は要領が判ったので15分でできました。
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フロントウーハーの取付>
6ヶ所のナット止めで行いました。
テストCDによる単音、スイープ信号によるビリ、共振確認は全く問題ありませんでした。過去2台(VR-4RS、VR-4)でデッドニング等を施した時はビリ、共振に悩まされ何回も内張りを外し対策を取りました。今回は一発で上手くいきました。過去2台よりランエボ10はドア、内張りがビリ、共振に気を使ってできている事と各処理をかなり気をつかって進めた結果だと思います。
◆2012年06月20日に ミッドレンジスピーカーTS-S062PRSを追加した
フロントスピーカー3way化を行いました。 3way化に伴い新規に
パワーアンプPRS-D700を追加しました。
Posted at 2012/02/09 22:03:41 | |
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