リア下がり対策 その2 Sライン純正サスペンションに交換。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
リアの下がり解消の為、標準車よりバネレートが高いとされているSライン用の足回り一式に交換してみることにした。
画像はMY2013の同車種Sライン車両の走行10000km程で社外サスペンションに変更し外されたとのこと。(真偽は不明)
コイルスプリングのペイントマークからSライン用のものと確認はできましたが、MY2013のものかどうかは未確認。
入手は某オクで格安で諭吉一人前で入手。
2
フロントストラットは
上側がSライン用で標準車よりアッパーマウント分位短い。
今回フロントストラットをバラしていないのでコイルスプリングの自由長はわかりませんが、Sライン用のストラットは車両への組付け時にはスプリングを縮める事なく楽に取付れた。
スプリングの太さは、標準車用が約12mmでSライン用が約13.3mmあり1.3mmほど太かった。
3
リアのダンパーは
上側がSライン用となり、外観の違いはほぼなかったが、バンプラバーの形状が違っていた。リアのアッパーマウントは標準車のものを使用したが、Sライン用の付属していたバンプラバーが合わなくて標準車の物で組んだ。ただ気になるのがバンプラバーはアッパーマウント共にVWと共通パーツ化された前後で形状が異なる様でSライン用と標準車用のアッパーマウント形状が違うのか?入手した物のバンプラバーがMY2013じゃなくVWと共通パーツ化する前の物なのか?よくわかりません。
本当にMY2013の物なのか疑問が残りますが、両方共ピストンロッドを押し下げてみたらSライン用の方が強い力が必要で標準車用との減衰力が違う仕様のようです。
4
リアのコイルスプリングは、
自由長で約5cmほど太さは1.3mmほどの差があった。
画像上側がSライン用です。
リアの交換は特に苦労することなくスムーズに行えた。
5
ストラットスプレッダーSSTは買うと高いので、要は隙間を広げれるツールがありばいいので、大型のマイナスドライバーや小型バールなど手持ちの工具で格闘したが、上手く力が入らずストラット足元を外すことが出来ず疲れ果てもうSSTしか無理かなって思い代用品を自作した。
ベースには8mmヘックスビットソケットを使用してグラインダーで削って画像のように加工した。
代用品を使用したら、手持ち工具で格闘した時間はなんだったのだろうと思う位スムーズに作業が進み神ツールだと思った。
今回は、事前にSSTを準備していなかったので自作しましたが、ストラットの隙間に現物合わせしながら削りましたので、事前に準備する事が出来るのであれば正規品SSTを使用するとこをオススメします。決して自作をオススメしている訳では有りませんので^^;
6
フロントストラットを脱着するのに特殊工具のストラットスプレッダーという名前のSSTがあります。
SSTの形状は長辺は8mm短辺は5.5mm の角が丸い長方形のような楕円形状で長さは10〜12mm程かなぁ?
画像がストラットスプレッダーSSTと使用方法で、要はストラット下部取付部分の隙間に入れて90度動かし隙間を広げた状態で固定する為だけのツールなのですが、これがないとストラットを外すのにとても苦労します。
7
いきなり交換後の画像になります。
フロントが15mm位、リアが10mm位車高が下がった。
もともとリアはオーディオボックスの重みで少し下がってたのでSライン用だと重みで下がる量が減った様で、交換後運転席からのボンネットの見え方も変わりリア下がりは少しだけ改善された。
8
標準車とSライン車とのサスペンションの違いはスプリングだけの違いで車高が少し低くなってるんだと思っていたが、装着してみて前後ショックアブソーバーも車体の挙動が直ぐにカッチと姿勢を正す様な減衰力を持っていて標準車よりかなりスポーティな味付けの足回りのようだ。一番変わったのは、ステアリングの味付けが標準車はほぼニュートラルステアだったのがオーバーステア気味に変化したように感じる。乗り心地は少しだけ悪化した。
またフロントフェンダーはタイヤがほんの少しだけはみ出していたのだが、Sライン用に交換してキャンバー角が少し増したのかフェンダー内にタイヤがおさまった様に感じる。
交換走行距離 33456km
リア下がり対策としては大掛かりな作業となりましたが少しだけだが解消されてよかった。
追記2016.2.20
Sラインの足回りに交換して400kmほど走った感想を.....
交換直後は、ニュートラルステアから少しオーバーステアにステアリングフィーリングが変わりましたが数時間走らせたら違和感はなくなり慣れてしまいました。標準の足回りの時からcpmのロアーレインフォースメントを装着した状態なのでこれを標準に戻すとステアリングフィーリングがよりオーバーステアなるのかニュートラルステアになるのかわかりませんが1度試してみたいと思う。
交換後、一般道も高速も走らせましたが、たまたま関空連絡橋を走らせる機会があった。関空連絡橋は全長3750m海面から25mの高さがある直線道路で加減速距離を考えても3000mの直線道路でしかも見通しも良くガラガラ状態、もうスピードを出してくださいと言っているようなロケーションで横風も強くなかったのでスピードメーターで2時手前の位置までスピードを上げてみた、直線安定性もよくスピードをあまり出してる感覚がなく道路の不離では上下挙動もしっかりショックアブソーバーか制御してくれてる感じで標準足回りとは、全くの別モノだと思った。今回ホィールアライメントは様子をみてからって思っていたが、違和感なくとても綺麗に走ってくれるので当分の間は必要ないかも?
次はS3用の足回りを試してみたい。車両重量が少し重いのでリア下がり解消も期待出来そうだしリアサスだけでも入手出来ないかなぁ??
追記2016.4.23
交換後2000kmほど走行した。
荒い路面の道路や継ぎ目及び軽い段差やギャップでは、突き上げ的な振動は標準足回りよりバタバタ感が増した乗り心地。純正標準足回りが少し下手ってた感もあるが、標準足回りより綺麗に走ってるくれて走行安定性はかなり増しているように思える。
まだ少しリア下がり気になるので、解消方法を模索中。
追記2016.5.1
リア下がり対策 その3を行い、フロントのみ車高調に交換して車高の微調整はあるもののリア下がりはほぼ解消できた。
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