アイストキャンセラー(オートパーツ工房)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
アイストキャンセラーとは・・・
(アイドリングストップキャンセラー)
audiで云うところの「スタートストップシステム」
標準では、エンジン始動時はシステムが自動でオンになり
キャンセルするにはOFFスイッチを押す操作が毎回必要となるが、この「アイストキャンセラー」を装着するとエンジン始動時にOFFスイッチを押した状態をデフォルトにする優れもの!
当方がスタートストップシステム機能を停止したい理由は......
・バッテリーへの負荷を減らし長持させたい。
・セルモーターの負荷を減らし長持させたい。
・LEDライセンスランプ使用時の警告灯の点灯防止に
・後付けオーディオアンプへの電圧を安定させる為
と色々あるが、
1番の理由は停止からエンジン再始動時の発進のモタつきや右左折時の交差点内でのエンジン停止されると面倒なことかな!
VCDSコーディングで
スタートストップシステムの動作変更をずっと探していたが8PCAXでの方法がわからないのでこのパーツを取り付けることにした。
・パーツの動作として
エンジン始動(キーON状態)の約5秒後に
「スタートストップシステムキャンセルスイッチ」を自動で1度だけ押す動作を行う仕組で「スタートストップシステムキャンセルランプ」を点灯させてくれる。
注意事項
当方車両はエンジンキー操作でACC位置がなくキーを回すと即ONの状態になるので、エンジンをかけなくてもキーONにしてから約5秒でキャンセルランプが点灯します。
<取付車両詳細>
audi A3 Sportback 1.4T
MY2012
年式2012年2月
形式:DBA-8PCAX
※A3SB1.4Tにスタートストップシステムが搭載された最初のモデル
<注意事項>
この記事は当方が自車に行った作業の記録であって
たとえ同じ形式車両であっても同じ配線方法で装着出来るとは限りませんので、作業を行う場合は自己の責任のもとでユニット動作を理解し車両の配線をよく調べ確認した上で行ってください。
2
取付準備作業
装着する為には、
スイッチパネルを外す必要がある。
手順1-1
スイッチパネルを外すには
まずナビを取り外す必要がある。
ナビ取り外しは
専用のナビ外しツールを使いナビを引き出し接続されている配線類は全て外しナビ本体も完全に外す。
<注意事項として>
ナビ下部のスイッチパネルの上部メッキ部分は傷付きやすいので養生テープで保護をする。
3
手順1-2
ナビを少し引き出したところで、
養生テープをスイッチパネルのメッキ部分全体を包み込む様にメッキ部分を保護する。
4
手順2
スイッチパネルを取り外す。
スイッチパネルは単純にはめ込まれているだけなので左右を少しづつ引っ張ると簡単に外れる。
スイッチパネルには3個のコネクターがあり、全て取り外す。
5
手順3
スイッチパネルの裏、
スタートストップOFFスイッチが含まれるコネクターは赤いコネクターです。
コネクター画像の左上に「1」右上に「5」を表記されておりこれがコネクターの配線番号でになります。
左から1番〜となり
テスターで調査結果
1〜5がスタートストップシステム関連
7〜9がEPS関連
6と10が空き
詳細
(スタートストップシステム関連のみ)
※エンジン始動状態で計測
・1番(茶)
アース
・2番(青/緑)
スタートストップキャンセル制御
※押し続けている間のみ電圧がある。
・3番(水/青)
イルミネーション
※スモール点灯時に電圧がある。
・4番(茶/橙)
キャンセルボタンランプ
※ボタンを押すと電圧が0Vになる。
・5番(黒/紫)
IG(イグニッション電源)
※エンジンキーON状態で常に電圧がある。
<注釈>
国産車で云うところのエンジンキー操作でACC位置がなくキーを回すと即ONの状態になるので、パーツ説明書にあるIG(イグニッション電源)と置き換えて「キーON時に流れる電源」を指します。
<補足>
アイストキャンセラーにはコントロール回路の違う「プラスコントロール」と「マイナスコントロール」の2種類ある。
アイストキャンセラー取説に記載されているスタートストップOFF制御信号配線の探し方で行うとキャンセル時に点灯するランプ配線が「マイナスコントールタイプ」でヒットします。
自車の場合、スタートストップOFFボタンを押している間(押し続けている間)だけ電圧がかかりボタンを離すと電圧のかからない制御方法でスタートストップ信号回路があります。
この回路を制御信号としプラスコントロールタイプと判断した。
6
手順3(補足)
各配線の調査方法として
・スイッチパネル裏のスイッチを分解して内部の基盤を取り出して画像の様にコネクターと基盤を接続して配線調査を行った。
7
手順4
接続方法
今回使用したアイストキャンセラーはプラスコントロールタイプで、
青・紫・白の3本の配線を車両コネクター配線へ割込ます為に細線用の白いエレクトロタップを使用した。
画像は
アイストキャンセラーの
ユニットから配線3本の長さを調整して重ならない様にエレクトロタップを取り付けた。
8
手順5
純正コネクターのハーネスは不織布テープが巻かれているので接続するのに必要なだけ捲り配線にエレクトロタップで接続。
<接続先詳細>
・青線(ユニットの主電源)
5番(黒/紫)へ接続
・紫線(スタートストップ制御信号出力)
2番(青/緑)へ接続
・白線(アース)
1番(茶)へ接続
画像の様に接続した後、
簡単に動作確認をしてから市販の不織布テープを巻き異音対策をしてから逆の手順でスイッチパネルとナビを取り付けて完了。
作業完了後、30分程走行してから
念のためVCDSに繋ぎオートスキャンを実施しエラーが無い事を確認した。
今回、使用したアイストキャンセラーのユニット動作はプログラムICで制御されておりメイン電源に給電されると約5秒後に指定した接続先に約1秒間の電流を流し動作完了する様にプログラムされています。動作を完了すると1度メイン電源の給電が停止しな限り再動作はしません。
スタートストップシステムを再開したい場合は手動で車両側のキャンセルボタンを押せば通常通りオンオフ切り替えが可能です。
キー操作でエンジンを停止させた場合はキーを抜くまでユニットの給電されたままとなりキーを抜かずにエンジン再始動しても給電されないのでユニットは作動しません。またスタートストップシステム作動中にアイドリングストップしエンジン再始動してもユニットは動作しません。
使用パーツ詳細
オートパーツ工房製
アイストキャンセラー
(プラスコントロールタイプ)
下記で購入可能です。
Yオク
Yショッピング
Amazon
追記2016.2.21
取り付け後、約11ヶ月経ちますが誤作動や不具合は一切ありません。
追記2017.4.26
取り付け後、2年を超えましたが誤作動や不具合一切なし!
追記2020.8.18
取り付け後、5年を超えましたが誤作動や不具合一切なし!
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