
群馬県中之条の市街から北上することしばし
山間にたたずむ四万温泉街
四万たむらさんに宿泊してきました
知らない街で知らない宿に泊まる時はいろいろ想像や期待をもって楽しみに行くのですが、「期待以上だった」とか「値段相応かな」とか「お、おい…」とか良くも悪くも感想さまざま
そして四万たむらさん、想像をはるかに超える大満足でございました
10万坪の広大な森に広がる宿、創業はなんと室町時代だそうです
帳場(フロント)のかやぶき屋根も立派ですし、設置してある物に歴史を感じます

館内は3つの宿泊棟が廊下とエレベーターで繋がる造り、さながらRPGのダンジョン探索気分です
お部屋はチョット奮発してメゾネットタイプ
や~ん、広~いエロ~い♪
夕食はお部屋食
女将のお言葉と献立表
美味しい物がチョットずつ、豪華です
どの品も素材の味が活きていて味わい深く、とても美味しいです
温かい器も3品、特に温泉蒸しの優しい甘さときたら…絶品です

お部屋係の方の「温泉で最後の仕上げをしますので、湯気が収まるまで絶対に蓋を取らないでください。途中で取っちゃうと神隠しに遭ってしまいます」とウィットに富んだ紹介も料理の味を引き立てます
お刺身は、刺身こんにゃくだけでいいんじゃないかな~山だしねえ
そしてそしてお風呂です
全部で7つの湯船(1つは有料の家族風呂)があり、エレベーターで地下ならぬ「川階」ボタンを押して向かいます
金涌館側に「岩根の湯」「御夢想の湯」「甌穴」があります
【岩根の湯】
唯一他のお客さんがいたので画像無し
レトロ洋館風の造りで、打たせ湯と蒸し風呂も楽します
【御夢想の湯】
檜づくりの独特の雰囲気のある湯、差し込む日差しが美しい
【甌穴】
御夢想の湯の建物を囲むような露天風呂、奥に行くほど深くなります
金涌館と木涌館の間にはプールと足湯もあります、温泉卵も作れます
木涌館側には「甍の湯」「森のこだま」「竜宮」があります
【甍の湯】
一番大きな湯で、普通・ぬるめ・熱めと温度の違いで湯船がわかれています

吹き抜けの2階が女湯になっています、女性から覗かれてしまう!?
【森のこだま】
甍の湯の横を抜けて奥へ進んでいくと、半露天の森のこだまがあります

湯船はテトリスのアレみたいな形、目の前の滝の轟音と自然の緑とライトアップが美しい
【竜宮】
甍の湯の外に、河原沿いに混浴露天風呂もあります
が、夜は真っ暗けなのでチョット、というかかなり足元危険です

あらためて朝風呂

階段で河原に降りると湯船が2つあります

目線は河原レベル、空と森と川との一体感が半端ないです

いちおう混浴なのですが、女性はプール横の更衣室から建物裏を廻ってわざわざ来るという相当なハードルの高さだと思いますので、実質男湯なんじゃないかな?
温泉自慢の宿なのに、夜も朝もなぜか他に入っているお客さんがほとんどいない!
おかげで一人でほぼ貸し切り状態で、がっつり堪能させていただきました♪
森のこだまで泳いじゃったりして(笑)
泉質としてはほとんど無味無臭の無色透明、若干の酸性なのかな?
源泉は70度程度あるようで湯量たっぷり、飲泉にも適していて「4万の病に効く」のがその名の由来とか
メタケイ酸も豊富に含まれていて、美肌効果も期待できるそうです
朝食は大広間で、女将のお言葉でスタート
「温泉粥をお楽しみください」とあるので、もはや美味しいの確定おかわりするぞ!
と意気込んでいたら、ご飯はご飯で別盛りww

納豆と味付海苔で、朝からたっぷり堪能させていただきました、美味しかったです
日曜~月曜の宿泊だったこともありますがそんなにビックリするお値段ではなったのですが、宿も食事も温泉も想像以上に素敵で大満足
ダム好き趣味で奥四万湖まではちょこちょこ訪れていましたが、温泉宿はスルーしてました、いやはや実にもったいないことしていたな~
こちらも、何度も訪れたい宿の一つとなりました、激おススメ♪
※余談※
部屋の内線電話は
TaMRa製
これは「たむら」に引っかけて、あえて導入したのかしら??
※※余談※※
たむらさんの隣の積善館
そう、あの映画「千と千尋の神隠し」のモデルとされる宿の一つです

今度はこっちにも泊まってみたいねえ
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旅の宿 | 日記
Posted at
2021/06/05 08:07:25