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長嶋茂雄さんがとうとう旅立たれた

長嶋さんの実績やエピソードはみんなみんないくらでも語れるのでHIROSYのような若造がなにか言うのもおこがましいですが、なにがすごいって「日本人みんな知ってる」
「我が巨人軍は永久に不滅です」と言って引退されたのが1974年
ワタシの生まれた年ですよ
当然、現役時代のプレーを見たことがないのに「知っている」
野球をまったく知らない人だって「セコムしてますか」と言えば「知っている」
「長嶋食い」というワードの意味が通じる
こんな人、後にも先にも出てこないでしょう
まさにスーパースター

おもしろエピソードに事欠かない長嶋さんだけど
プロ野球時代の星野仙一さんとの対決が好き
なんとしても抑えてやろうと気合入れすぎた星野仙一さんが、投げる時に太ももに手が当たってしまってズレた握りでそのまま投げたら、タイミング狂わされた長嶋さんが打ち損じてアウト、そのままマウンドの星野さんのところへ来て「仙ちゃん、いい球覚えたね～、あれ使えるよ」と称えた

あっちでも、金田さん野村さん星野さんはじめ、あのハイトーンボイスで語り合ってるんだろうな
ぜったいノムさんに「またオレが目立たなくなる」て、ぼやかれてるだろうけど

読売新聞社主筆の渡辺恒雄氏が死去された
享年98

あまりにも巨星すぎて何か語るのもおこがましいけれど
日本のジャーナリズムのみならず、財界・政界にも多大な貢献(影響？)をもたらした方だった

個人的には「口調の荒っぽい巨人軍のオーナー」という印象
良くも悪くも、この人あって日本のプロ野球界が動いてきた

そんな巨人軍
来期に向けて続々と謎の補強を行っている
中日の絶対的守護神だったライデル・マルティネス投手を超大型長期契約で獲得
ソフトバンクの守備の要、甲斐拓也捕手をFAで獲得
この2選手の能力は今のプロ野球界で1･2を争うレベルなのは間違いないけれど、大勢投手がいてケラー投手がいてさらにライマル取りますか！？
大城捕手が残留して若手の岸田・山瀬捕手が伸びてきてベテランの小林捕手がいてさらに甲斐取りますか！？
どうなるんでしょうねぇ…

そんな中、楽天と折り合いが付かなくて路頭に迷って？いた田中将大投手を獲得するあたり、やはり球界の盟主
実績的にはメジャーリーグへ移籍する菅野投手クラスかそれ以上だけれど、日本球界に復帰してからは故障の影響もありかつての輝きは失われつつあったので、菅野投手の補充どころか戦力としてリーダーシップとしてどうなのか？という見方もあった
OBやタニマチなどから「このまま引退させるわけにはいかん！」みたいな声があったのかな？
正直巨人軍のファンではないけれど、田中マー君が復活する姿は見たい
桑田二軍監督の下、もう一花咲かせて欲しい

高校時代は、あのハンカチ王子こと斎藤佑樹投手と激闘を繰り広げ
プロ入り後は、創設3年目の楽天ゴールデンイーグルスのエースとして野村監督の下で飛躍し「マー君、神の子、不思議な子」と愛された
そして2013年シーズン、星野監督のもとでチームは優勝し田中投手は24勝無敗という圧倒的な成績をあげた

その後、ニューヨークヤンキースに所属しメジャーリーグにおいてもコンスタントに2桁勝利しメジャー通算78勝を挙げた

2020年からは楽天ゴールデンイーグルスに復帰するも、肘の故障等もあり期待通りの成績はあげられず負け星が先行する

2025年シーズンの契約に際し、さすがの楽天サイドも大幅な減俸を提示したようで、だったら自由契約にして欲しい旨申し出たとか
近年調子が上がらないとはいえ圧倒的な実績、日米通算200勝まであと3勝という広告価値、普通に需要があるだろうと見込んでいたものの、どうにも雲行きが怪しい
先発投手が壊滅的で楽天時代の盟友・嶋コーチが在籍しているヤクルトが既定路線かと思われたが、単にスポーツ紙の想像記事？だったようで「戦力として見ていない」という噂話も出て来たり

暦はすでに12月
各チーム来シーズンに向けて編成が本格化している中、このままだとどこも獲得せず引退の可能性も！？
マスコミ対応が素っ気ない、チーム内でいじめ事件があった際にもリーダーシップに欠けていた等々、よくないイメージもあるにはあるけれど…
これだけの大投手が、こんな悲しい終わり方なんてあっていいのかしら
本来ならバックアップしてくれそうな野村監督・星野監督が、ともに鬼籍に入られているのも弱いところ
今は万全だ！というデモ画像を撮って各球団に売り込む、とか、もう一度楽天に頭を下げるか、プライドを捨てた何かしらのアクションを起こさないと本当にセルフ戦力外になってしまうかも…

西武ライオンズの山川選手がソフトバンクホークスへFA移籍した
長年一軍で活躍し、本塁打王も何度も獲得したスラッガー
実績十分・沖縄出身・あえて単年契約を選択したあたりから、ソフトバンク行きは隠しようもない既定路線だった

ところがプライベートで女性問題発覚
刑事事件にこそならなかったものの、西武球団は無期限出場停止扱いとし1シーズンをほぼ棒に振った

にもかかわらず
ソフトバンクは、過去の実績から満額の条件で契約
ソフトバンクファンからも疑問の声があがる始末

そしてこの日
FA移籍の人的補償として和田投手が選ばれた旨の記事が出て、プロ野球ファンは驚天動地の大騒ぎ
正式には甲斐野投手の獲得が発表されたものの、ファンの疑念は収まらない

当事者以外は事実を知る由もなく憶測するしかないが
「山川選手のFA宣言は裏で話が付いていた」
「和田投手はプロテクト外だった」
「世の中の反応に焦ったソフトバンクがプロテクトリスト関係なく甲斐野投手の移籍を認めた」
というのは、残念ながらぜんぶ事実なのだろう
両球団からそれ以上の発表もなければ批判もないのだから

これだけのことが起こっているのに、NPBコミッショナーサイドはなにも発言無し
ルールがあるからスポーツが成り立つのに、このまま関係者だんまり・うやむやでいいのだろうか？
当事者の山川選手・和田投手・甲斐野投手、そしてソフトバンクの他の選手は平然とプレーできるのだろうか？

横浜DeNAベイスターズの新外国人投手
トレバー・バウアー
アメリカメジャーリーグで、短縮シーズンとはいえサイ・ヤング賞を獲得したこともある超超超大物
ピーク時の年俸は40億円とも50億円とも！
ただ、女性への暴行問題が発覚し出場停止処分を受け1年以上プレイできず、復帰後も獲得する球団はなかった
そこで春季キャンプなどで縁のあった横浜DeNAが声をかけたところ、ホントに日本球界に来ることになった！
先日2軍戦での投球があったが、コンパクトなフォームから繰り出されるストレートも変化球も、まあキレッキレ！
ウワサにたがわぬ超一流のメジャーリーガーの片鱗を見ました
日本で1年間それなりのピッチングをしてメジャー復帰の足掛かりとする、そういうつもりなんだろうけど、1年間だけでも日本で見られるのは野球ファンにとっても選手達にとってもスゴイ経験かもしれない！

かたや
横浜DeNAや読売ジャイアンツなどで活躍した山口俊投手
抑えでも通算100セーブ以上、先発でも最多勝を獲得したこともある実力者
しかしながら、FA移籍する際の印象・泥酔しての暴力事件・自己の希望全面に出したポスティングでのメジャー移籍等々、イメージの悪さもあった
メジャーから日本球界復帰後の成績は怪我もありイマイチ伸び悩んだ
結果、球団から戦力外通告を受け他球団もまったく獲得の意思を示さない
志半ばにして現役引退を表明することとなった

実績は十分でもトラブルメーカーな選手の対照的な二人
他者に評価されるとはどういうことかを垣間見た気がします