
国道17号線を
群馬県側から三国峠を越えた先にある、日本最大級の揚水発電を行うダムです
J-POWER(電源開発)が運営する奥清津発電所は、第一発電所で100万kw第二発電所で60万kwを産み出します
第二発電所はミュージアムとしても開放されており、特に予約などをしなくても自由に見学することができます、もちろん撮影も可です
堤体上部も自由に見学できます 案内板も設置されています
第二発電所内は自由に見学することができます

巨大な発電機の頂上部・発電部・水車部をそれぞれ間近に見学できます

超大電流の流れる母線がどの程度の太さなのか、水車ライナの仕組み(発電・揚水)が説明されています

タイミングが合えば稼働中の大迫力を味わえます 屋外には実物大ライナのオブジェも
さらに屋外敷地奥には「水の道」 ひんやりとしたトンネルが続きます
途中、揚水発電用の構造・導管設置工事の模様などが解説されています
一番奥には水圧鉄管がむき出しに、実際にこの中をダムの水が通って発電を行っています

これだけ充実の見学施設・公園が整備されていていますが、見学料は無料です
さすがJ-POWER、お金掛けるところは掛けています
水力発電は、原子力や火力と違って燃料を必要としません
太陽光や風力といった自然エネルギーを活用した仕組みの中で、特に大出力を得られる発電方法です
揚水発電という2つの調整池の落差を利用して発電する方法なので、発電していない時に上のダムに水を揚げ(揚水)るのですがその際に水車を逆転させるために電力を必要とするのが弱点といえば弱点です
とはいえ、急峻な山々がそびえる日本に適した発電方法だと思います
制御が難しいとはいえ高出力が得られる原子力、最もポピュラーな火力、水力・太陽光・風力・地熱など自然エネルギー発電とのバランスが、安定した日本の電力供給を産み出しているのです
どの家庭のコンセントからでもいつでも安定して100vが得られる、それが日本の発電なのです
ちなみに揚水用の上のダムは「カッサダム」という名称です カッサってなに??地名??

こっちは許可なく立ち入ることはできません、道中にしっかり柵が設けられています
というか、ここまで上がってくるのも正直おっくうです、よほどのスキー好きな方々だけでしょうね
なお、ハイドラ的には「二居ダム」のあたりをウロウロしていると「カッサダム」のチェックポイントも獲得できますのでご安心を
Posted at 2017/07/28 17:45:26 | |
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ダム | 日記